水戸黄門 第七部

第2話 「姫君はにせ者」 1976.5.31

 福島領へ入る一行、祭りの賑わいを見て心惹かれ足を止めるが、その雑踏でお春をさらわれてしまう。この誘拐には深刻な訳があり、世継問題で命を狙われる姫を守るため、お付きの者たちが身代わりを求めていたのだった。
当の姫さまは、呑気に祭り見物中の助さんがそれと知らず助け、やがて事は老公の知るところとなる。

一休寺

ロケ地

  • 是より信夫郡と道標のある街道、谷内田端の道。堀田の姫の話が出る。
  • 婿となる大三郎ぎみを迎えに出立する綾姫、駕籠行列がゆく野道は谷地田か、ちょっと坂になっている。茂みに虚無僧が潜み狙うが、町人の荷車が来かかり沙汰やみ。
  • 綾姫一行が入る龍泉寺(二本松の禅寺設定と思われる)一休寺。山門と、門越しの参道坂が映る。坂を駕籠がおりてくる画もある。
  • お春入りの駕籠が帰ってゆく道、山際の谷地田端か。道は土手の上。
  • 祭りの夜、姫を踊りの輪において飛び出した源八郎が虚無僧どもに斬り殺される夜道、広隆寺東塀(境外、木あり)
  • 姫と知らず「綾」を保護した助さん、追っ手から逃げる夜の茂みは木津河原(ヤナギ群落なども見える。夜仕立ての画。隠れる小屋は土手下に設営)。それを渡ると城下という橋、流れ橋(芝居は主に左岸側の橋まわりで行われ、夜仕立ての画と昼間のものとがある。綾姫をさらって来た虚無僧の前に、橋上から老公がにゅっと出るシーンもあり、燈籠などもあしらわれている)
  • 大三郎ぎみ来ると知らせる早馬三騎が駆ける道、興戸の谷地田か(奥に溜池、そのもっと奥の山あいに町なみチラリ。道端には小溝)
  • 大三郎ぎみの行列が来ると、道の真ん中にどっかと老公が座る道、大内か(谷地田の端、姿の良い松が見える。奥の山腹には裸地)
  • 事後、山道をゆく一行、大内の亀岡道山際に似る。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 河村外記/堀雄二 鬼塚大八/深江章喜 お春/村地弘美 溝呂木兵部/外山高士 田代三郎太/内田勝正 津上源八郎/原田清人 飯屋の亭主/海老江寛 武周暢 原聖四郎 笹吾朗 佐久間裕子 佃和美 奥村和恵 森秀人 丸谷剛士 平河正雄 峰蘭太郎 土橋勇 小峰一男 川野千代子 綾姫/仁科明子 大久保大三郎/志垣太郎 尾上/上月晃

脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也

一休寺

※綾姫が婿をとって家を継ぐ段取りになっているが、血筋の幼い男児を擁する家老・溝呂木が姫を消そうと画策。腹心は鬼塚、その配下に勝正や福ちゃん(虚無僧姿で源八郎を羽交い絞め)とか小峰さんとか。姫付きの侍女は尾上、父は首席家老・外記。源八郎は尾上とともに姫を守る侍。
※谷地田と思しき風景がいっぱい出ているが、今回一休寺と流れ橋が出ているので、丹波とか湖西ではなく山城かも…しかし撮影当時は京奈和道無いし同志社も来てないし、ましてや山間部に太陽光パネルなんて置かれてないし…もう捜せないところも多いかも。


 → 水戸黄門第七部表紙


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