水戸黄門 第七部

第25話 「母恋し、父悲し」 1976.11.8

 子連れの追い剥ぎに身ぐるみやられる老公たち、しかしその父子訳あり。そして実の親の大店では生き別れの我が子との再会にも大人の事情、一旦老公の裁定が下されるものの、親子の情は断ち切れないのであった。

彦根城

ロケ地

  • 三階節を口ずさみつつ一行が歩く海岸、丹後海浜か(岬や里、岩礁もちらり。後段、海沿いの街道のシーンは舗装路?)
  • 与吉に導かれうまうまと込められてしまう小屋、保津峡落合落下岩に設営。小屋の足を折られ、落とされかけ。
  • 高田城、彦根城天秤櫓と廊下橋。はじめイメージで出て、後段身分明かして乗り込みの芝居あり、夜間撮影も。
  • 先乗りの弥七夫婦が歩く城下の町角、相国寺大光明寺南東角、方丈塀際。大光明寺の塀に筋あり…これだけ置いてある?
  • 竹五郎が着ていた老公の衣を見て追ってゆく弥七、若森廃橋か。後段、与吉を追ってきた母が泣き崩れるのも同所。与吉たちが隠れているのは橋の下。
  • 横暴な御用飛脚から助けてやった茶屋の親爺に、道場へ連れていかれる一行、乗せられる船は広沢池東岸から出る。この後、道場の連中から逃げる際は土手道に隠れる。
  • 竹五郎・与吉とともに高田を去る一行、渡る橋は流れ橋。あきらめきれぬ高砂屋夫婦が追い縋る。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 高砂屋惣兵衛/佐藤英夫 おしま/岩本多代 桑名屋三左衛門/伊沢一郎 与吉/粟又厚 山崎与右衛門/藤尾純 堀内一市 松田明 唐沢民賢 入江慎也 瑞田宏三 滝譲二 平沢彰 井上茂 那須伸太朗 蓑和田良太 藤山嘉子 木谷邦臣 山下義明 原田勉夫 上野進 寺内文夫 桃木忠芳 高橋秀幸 吉沢安夫 清水庄治 千代/春川ますみ 上州無宿の竹五郎/植木等

脚本/加藤泰 監督/内出好吉

※サブタイトル「父」には「ちゃん」とルビ。
※竹五郎はならず者、印籠を見せるもはじめ信じず、老公を大盗と勘違いする場面も。
※与吉は深川八幡で五年前神隠しに遭った設定、竹五郎が拾い養育。途中で書付に気づき高田へやってくる運び。
※山崎道場の令嬢は千代、勝った者を婿にと助格に迫る運び。本筋には関わってこない。


 → 水戸黄門第七部表紙


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