水戸黄門 第七部

第30話 「おふくろさまは山びこ」 1976.12.13

 信州上田在に、ところの代官が作った、年寄りの楽園があると聞いて出向く老公。果たして、見せられた施設は、特権階級の老人が少人数のみ暮らす、紛い物のパラダイスであった。

ロケ地

  • 松本から山越えで上田を目指す一行、山道は湖南アルプスか(切り通しもある岩山)
  • 上田在の里イメージ、茅葺連なる山あいの里(既出?)。芝居はセット撮り。
  • ご隠居が代官に案内されて見学する蓬莱山、いずこかの山寺か(例えば、立木観音みたいな。参道石段は急で、両脇は生垣、上に門が見える。「境内」にも石積みが散見され、古びたお堂もある…柳谷観音みたいな配置?)
  • 一般の年寄りが行かされる棄老の「お山」、湖南アルプスか(白い岩肌、ちょっと白水峡みたいでもある。幼松が植えられている)
  • 里人に見送られ発つ一行、湖南アルプスか(おかの婆さんたちは谷を隔てた道から呼ばわる…これが山彦に。老公たちが立つ山はガレた岩肌…天神川沿いの山に酷似)

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 酉三/新克利 おいち/鮎川いづみ 長次/河原崎次郎 高石内蔵介/名和宏 長八/浮田佐武郎 武居正憲/原田清人 お芳/志乃原良子 黛康太郎 藤原勝 木谷邦臣 小代研一 船曳富士江 おかの/毛利菊枝

脚本/さわさかえ 監督/居川靖彦

※宿を借りに入った家の婆様がおかの、倅は酉三で里帰りしてくる娘はおいち。山行きを嫌がり里に残るも強制連行される年寄りは長八、倅は長次。お上から褒賞を受けるところだった悪代官は高石、その所業にかんかんに怒った老公、指弾後涙を流す一幕も。


 → 水戸黄門第七部表紙


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