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堀川は平安京造営に際して掘られた溝渠。かつては舟運に用いられたり、友禅流しも行われた。川筋の地下水が茶の湯の文化を生み出したこともある。一条に架けられた戻橋はさまざなな伝説で知られている。 現在の堀川は三面張りの水路で、流水はほぼ見られない。堀川通が幹線として整備された折り暗渠化された部分も多く、開渠も僅かな区間である。水は1960年代初頭に断たれ現在に至るが、いっときゴロ石の涸れ河原を晒していた期間がある。ちょうど市電が廃止された頃だったろうか。この石河原を荒地に見立てて撮られた作品が、必殺シリーズに散見される。
暗闇仕留人第一話「集まりて候」では、裏稼業の最初のツナギの場として使われた。主水が役人であることから警戒し反発する糸井貢は仕事には参加しないと去ってゆく、その後ろ姿が長回しで撮られている。新必殺仕置人では、巳代松の竹鉄砲発射実験の場、必殺仕事人では、調べのすえ仕事にゴーサインが出されるツナギの場として使われた。いずれも、しらじらと乾いた河床が心象をよく表し、他では得られない独特の画面を作り出している。 必殺に使われた情景は遠い昔のもので、かろうじて現在の殺伐たる三面張りコンクリート河床に名残を嗅ぐことはできるが、親水整備計画があり(2007年現在)様変わりの局面を迎えている。 *堀川ロケ使用例一覧→「時代劇ロケ地資料/その他洛中」京都市上京区 |
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