槇尾川

大津川水系二級河川 ・流入先 〜大津川 訓:まきおがわ

 大阪府和泉市の山中に発し、泉大津市で牛滝川と合流し大津川となる川。
二級河川の起点は父鬼川合流点。全長約15km。

槇尾川支流 父鬼川 ・東槇尾川

■ 上流

和泉市槙尾山町

 槇尾川の源は和泉山系の槇尾山から来る。川の名もこれに因む。
槇尾山にある施福寺(槇尾寺)は上代の開基になる古刹で、弘法大師出家得度の寺として著名な山岳仏教の拠点であった。
西国四番札所で、古来篤い信仰を集める。巡礼の終わりに経巻を納める習いがあり、山号はこのことに由来する。
寺参りの人ほか、登山の人も多い。奥にはロッククライミングの岩場もある。
川は府道228号槇尾山仏並線沿いに流下する渓流で、小滝連続する昼なお暗い谷。

■ 谷口

和泉市仏並町・槇尾山口 大川橋から 左上流、右下流望

 鍋谷峠を経て紀州へ通じる道と、槇尾山参詣路が別れる辻で、川は合流する。
上写真左の、右手から来るのが父鬼川、左方から来るのが槇尾川。
合流点では父鬼川のほうが水量が多い。槇尾川はからからに涸れていることもある。

橋下の川面 槇尾山・父鬼道別れ

 一帯は古い町で、家並みの途切れるあたりでは果樹栽培が盛ん。
明るい斜面でつくられる柑橘類は美味で、季節の休日には露店が出ていることもある。

■ 中流

和泉市北田中町 神田橋から 左上流、右下流望

 新旧の国道170号が複雑に通じるあたり、泉北へ通じる道との交差点で東槇尾川が流入する。
ここから川幅はかなり広がってゆく。
以降、川は和泉の野を蛇行しつつ北西に流れてゆく。

■ 下流

和泉市池田下町 上川橋から 左上流、右下流望
砂州 小魚の群れ

 上写真は阪和自動車道と泉北高速鉄道をくぐったあとの槇尾川。
写真上左の奥に見える高架が阪和高速。
広い河川敷を持ち、堤には並木が植え出される。
河床は砂がちで、中州も形成される。堰堤が多いので、それにつれて川相も変化する。
時に脇から排水も流れ込むが、藻場には小魚が多数群れている。

泉大津市板原 板原橋から 左上流、右下流望

川面 泉大津市に入り、牛滝川との合流を目指す最下流部では、広い高水敷を持つ。
汀には親水テラスもあり、よき遊歩道となっている。
ふだんは浅く、水底が見えている。

*牛滝川との合流点は大津川の項参照


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