牛滝川
大津川水系二級河川 ・流入先 〜大津川 訓:うしたきがわ
牛滝川支流 ・横川 ・深山川 ・松尾川(←長谷川、東松尾川)
大阪府岸和田市の和泉山地に発し、泉大津市で槇尾川と合わさり大津川となる川。
二級河川の起点は岸和田市大沢町。全長約17km。
■上流
岸和田市大沢町 いよやかの郷下 |
牛滝川の源は、和歌山県との境に聳える葛城山(858m)から来る。
上流沿いにはキャンプ場や温泉があり、休日にはレジャー客の車で渋滞することもある。
川相は、岩盤を削る渓流。層状の岩が河床に露出している。
岸和田市大沢町塔ノ村 通り堂橋から |
塔ノ村付近には、傾斜のきつい道沿いに古い街村がある。
ゆえに土石流危険地帯で、川端には雨量を知らせる電光掲示板が設置されている。
川相は時に大石の転がる石河原、谷が深い。
岸和田市内畑町 阪和高速下 |
山地を出る間際には、阪和自動車道が谷を跨いでいる。
巨大な橋脚の下では、牛滝川が小滝をなしている。
■下流
岸和田市田治米町・岡山町境 昭和橋から |
山から出た川は、岸和田市南部の宅地と農地が混交する地域を北西流してゆく。
流域には大小の溜池が散在する。昭和橋の少し上手では、最大の池である久米田池に導水されてゆく。
浅い流れには藻が棚引き、サギ等の水鳥が多数川に立ちこんでいる。
泉大津市板原・忠岡町北出境 左は中板橋から上流望、右は右岸河川敷 |
川はいっとき忠岡町に入り、松尾川を合わせたあと泉大津市と忠岡町の境を成して北西流し、槇尾川との合流を目指す。
よく整備された高水敷は市民の散歩道となる。
なぜかポニーが繋がれていて、一心に草を食んでいる。
*槇尾川との合流点は大津川の項参照