川を訪ねる旅    疏水の庭

平安神宮神苑

■  中神苑  ■

中神苑から西神苑へ流れるせせらぎ


 本殿裏を通って中神苑へ向かう。ここは本殿裏手にあたり、昼間も暗いほど木が繁っている。
中神苑から流れる水を流すせせらぎにはセタシジミなどが棲息している。
これは疏水から進入したものと思われるが、現地の琵琶湖で絶滅の危機に瀕している生物がこんなところで生き続けているのは面白い。
浅いので砂に半ば埋もれた姿を見ることができる。

 水路脇の道は土道で、深山に迷い込んだような気分だった。

蒼龍池

 中神苑の蒼龍池。
先の白虎池とは違いかなり深さがある。 蓮がたくさん浮いている。東・西の各神苑にも池があるが各々趣を異にする。
蒼龍池は周りの木も高く鬱蒼としていて、深山の沼、といったふうにも見受けられる。

蒼龍池・臥龍橋

この池の風景で最も特徴的なのは中島に渡された飛石の橋。
直径約70cmの十数個からなるもので、横から見ると寝そべった龍の姿が浮かぶ。
対岸を緋袴の巫女さんが通っていった。

東神苑から中神苑へ流れるせせらぎ

 蒼龍池へは東神苑の大池・栖鳳池から水が落ちる。水は途中せせらぎとなって流れてゆく。
せせらぎの河床には巧みに石が配置されて流れの表情を演出している。植治特有の手法である。

■ 西神苑   ■ 中神苑(本稿)   ■ 東神苑   ■平安神宮神苑表紙


■ 疏水の庭表紙


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