| 大和川１次支流 ・流入先 〜大和川 ☆大和川水系一級河川 訓：はらかわ |
奈良県香芝市に発し、県境を越えて大阪府柏原市に流れ大和川下流部に注ぐ川。
香芝市関屋北八丁目の大阪府との県境の山地に発し南流、近鉄大阪線関屋駅付近で西に転じ、この後国道165号と近鉄大阪線沿いに北西に流れ、香芝市田尻・柏原市旭ヶ丘では山中を蛇行し、柏原市国分西一丁目と片山町の境・近鉄大阪線が大和川を渡る鉄橋の西で大和川下流部左岸に注ぐ。
一級河川の起点は香芝市関屋のミノハ。
■ 上流
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| 奈良県香芝市田尻 旧村の中を流れる 左上流、右下流望 | |
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| 穴虫からの流れ | 関屋北からの流れ |
原川は、香芝市西部の丘陵地に発する。
関屋地区の近鉄大阪線関屋駅南方の丘に発する流れを中心として西流し、穴虫のほうから来る流れと、関屋北から来る流れを田尻地区で前後して入れる。このあと、大阪府との境の二上山北麓に谷を穿ってゆく。この間には西名阪自動車道、近鉄大阪線、国道165号などのライフラインが沿う。
川相は、棚田の中を縫う用水路状のものと、宅地の中を流下する三面張りの都市河川とが見られる。
流域では、早くから大阪のベッドタウンとして宅地開発が進められ、丘を削っての造成がなされたので、川もかなりの改変を強いられている。
■ 中流
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| 大阪府柏原市旭ヶ丘 西名阪自動車道下 |
柏原市旭ヶ丘 近鉄大阪線大阪教育大前駅東方 |
原川は国道165号沿いの谷を経て大阪府に入る。この間では山峡において蛇行する。
近年、近鉄のトンネル南方、二上の麓を拓いて教育大のキャンパスが作られ、原川の谷口には新駅が作られた。
駅の東方には親水公園が作られ、時おり川遊びの親子連れもやって来る。
山峡の山は雑木中心で、紅葉期には見事な色のコントラストが見られる。
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| 川中の飛び石 | 親水公園テラス | 県境の山 |
■ 下流
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| 柏原市旭ヶ丘 玉手山学園前 左上流、右下流望 | |
西名阪料金所付近で原川は向きを北に振り、柏原の宅地の中を流下する。
玉手山丘陵の東、関西女子短大前からは密に植えられた桜並木が沿う。
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| 柏原市国分西・片山町境 12号堺大和高田線・原川橋上手 | |
最下流部の堤には桜の大木が川面に枝を伸ばす。
この付近には原川から取られた用水があり、そのほとりにも桜並木が沿い花見の名所になっている。
■ 河口
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| 河口 柏原市国分西・片山町境 | |
最後は、青谷を抜けて平地に出たばかりの大和川左岸に注ぎ込む。
流入点は近鉄大阪線の鉄橋が渡る、すぐ西。
←左写真は、最後の堰堤の際にある河川管理境界の看板。