淀川2次支流 ・流入先 〜大戸川〜淀川 ☆淀川水系一級河川 訓:たしろがわ |
滋賀県甲賀郡信楽町に発し、大津市上田上大鳥居町で大戸川に注ぐ川。
12号栗東信楽線がほぼ沿う。
田代川支流 | ・桃谷川 ・黒谷川 |
■ 上流 山里の小川
信楽町田代 琴平橋から 左上流、右下流望 |
田代川は信楽町畑の里に発し、大津へ通じる道沿いに北流する。
畑を過ぎ、田代の里にさしかかるあたりまではささやかな里川で、宅地のそばでは三面張り部分もある。
また、上流域には大きなゴルフ場が点在する。
■ 中流 山間の小盆地
支流二本がほぼ同時に入る桃谷口あたりでは、小盆地に田が作られる。川は盆地のエッジを流れる。
桃谷川合流のデルタ上には「高原の郷」が建ち、里の稔りを売り出す。
川は幾分幅を広げ、水量も増すが、堰下では草がちの河床となる。
こののち、川は山峡へ入ってゆく。
■ 中流の本流瀑 三筋の滝
田代地区の北では、本流に落差約10mの滝が懸かり、形状から「三筋の滝」と称される。
本流瀑なので川水の全量が落下し、迫力ある姿。
中流に懸かるゆえ滝壺は少々澱むが、以降の川を見る限りこの滝の曝気効果は高いと思われる。
滝前後も荒瀬連続する渓流。
■ 中流の渓谷
大津市上田上大鳥居町 六の瀬橋から |
田代川は桃谷口の里以降、道と川しか無い峡谷となる。
両岸から鬱蒼と樹々が覆い被さり、昼なお暗い谷で、河床には大きな石が転がる。
■ 河口
関電大鳥居発電所脇の最下流 | 河口 奥が大戸川 |
河口手前でも川相は変わらず、渓流のまま大戸川に注ぎ込む。
河口手前には発電所があり、用を終えた水が戻される。
一気に水量を増した田代川は、大戸川左岸に直角に入る。
撮影日 2003/9/23