| 琵琶湖流入河川 ☆淀川水系一級河川 訓：あねかわ |
| 姉川支流 |
| ・瀬戸谷川 ・起又川 ・足俣川 ・板名古川 ・出川 ・五百川 ・草野川 ・高時川 |
滋賀県・湖北地方を流れ琵琶湖に注ぐ、湖北最大級の川。
伊吹町北境の伊吹山地・新穂山(1067m)付近に発し、中津又谷（本谷）・七戸山谷・矢谷・向山谷などの水を集め伊吹町北部の山峡を南流、伊吹町伊吹からは向きを西に変え坂田郡山東町との境を流れ、東浅井郡浅井町と長浜市の境をゆるやかに蛇行しながらなお西流、東浅井郡虎姫町南縁を過ぎ、東浅井郡びわ町で高時川を合わせ南西流、びわ町南浜で大規模な三角州を形成し琵琶湖北岸に注ぐ。
一級河川の起点は坂田郡伊吹町甲津原の中津又。全長約39km、流域面積686平方km。
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| 下流部 びわ町野寺 野寺橋から | 下流部 びわ町大浜付近 |
| 撮影日 2003/5/25 | |
□ 姉川の自然と歴史
□上流には先行谷が刻まれる。中流域では湧水が多く見られる。古くから利用度の高い川で、井堰が多く作られた。下流域では桑畑が多く作られ、養蚕が盛んであった。
□戦国期には姉川合戦の場ともなり、浅井・朝倉軍と織田・徳川軍の激戦が繰り広げられ、川は血で染まったという。野村橋(浅井町)たもとに三千余に及ぶ死者を悼む碑が立っている。
□明治42年8月、マグニチュード6.9の大地震が湖北地方を襲った。姉川地震と称される。このとき、姉川下流部の軟弱地盤付近では死者・家屋全壊を含む大きな被害が出ている。
□河口付近には栽培漁業用の人口河川が作られ、種苗放流が行われている。