百々川

琵琶湖流入河川 ☆淀川水系一級河川 訓/どどがわ


 滋賀県大津市を流れる、琵琶湖に注ぐ川。
大津市神出南町の山中に発し北東流、浜大津4丁目の大津港で琵琶湖(南湖)に注ぐ。
上流部分は、旧東海道の間道「小関越」に沿う。
三井寺町、長等の市街地を流れる部分はほぼ暗渠。
一級河川の起点は大津市小関町の南別所。

大津市小関町、小関越旧道に立ち京都方向を望む。
道の南側(画面左手)が流路。
飛び出し坊やの足元から上は、人家の途切れるあたりまで暗渠となる。
街道の北側に新光寺、南側に等正寺が向かい合って建つ。

一枚目の写真からほんの少し下ったところの開渠、三面張りの溝状。

小関天満宮参道入口付近、河畔に小関越の石碑と、等正寺への道標が立つ。
石碑には「かたゝげんべゑのくび」と刻まれている。
蓮如上人法難の際献身した、門徒の漁師・堅田源兵衛の哀話が伝わっている。

大津長等郵便局の裏手で開渠となった川は、疎水に突き当たり、以降疎水沿いに流れる。
上写真は疎水沿いのマンションの背割となって流れる部分、上流望(南望)

疎水の欄干に凭れ、湖の方向を望む。
画面左が疎水、右端の「水路」が百々川。
百々川は湖に向かって東に流れ、疏水は湖から京都に向かって西に流れる。

R161西近江路まで来た川は、一旦道沿いに南東流してから大津港に向かう。
上写真は、河口に立ち上流を望む図。ここでも各施設の背割を流れる。

最後の橋たもとから河口を見る。

左岸側から河口を望む。
このすぐ北に、琵琶湖疎水の取水口がある。

河口から湖を望む。画面左端の建物はびわこ競艇場。

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