愛知川

　　上流　永源寺ダム～谷口　　東近江市萱尾町～山上町

　政所から下手は、道と川しかない狭い谷が長く続く。
萱尾に近付くと川相が変化する。谷は大量の砂を溜めはじめる。
ダムによる湛水域は、萱尾橋付近からはじまる。


東近江市佐目町　ダム湖(左岸側から、左上流、右下流望)

　ダム湖はかなり細長く続く。
かつての永源寺町萱尾、九居瀬、佐目の里が水底に沈んだ。
左岸側(南岸)に国道が通じる。右岸側(北岸)にも道はあるが荒れている。



東近江市永源寺相谷町　永源寺ダム左上/ダムから上流望、左下・右/ダム堤体

　永源寺ダムは灌漑を主目的に作られたダムで、重力式コンクリートダム。
右岸側の端は一部ロックフィル形式になっている。
ダムの水は大幹線・愛知幹線などに導かれ配水されてゆく。



東近江市永源寺高野町・永源寺相谷町境　丹度橋から左/上流望、右上/下流望、右下/丹度橋

　ダムから下もまだしばらく峡谷が続き、激しく蛇行する。
古刹・永源寺は右岸側の山ふところにあり、里や耕作地は左岸側に広がる。
永源寺前ではかなり川幅を広げる。大規模な堰堤があるので参道の橋前後は湛水域。

東近江市山上町　渋川合流点の左岸から　下流望

　渋川を左岸に受けるあたりから視界が広がる。
ここから愛知川はいよいよ蒲生野の中原へ出てゆく。