琵琶湖流入河川 ☆淀川水系一級河川 訓:かもがわ
鴨川支流
・横谷川 ・寒風川 ・小白ヶ谷川 ・須川 ・田上川 ・大谷川 ・米石川 ・保須川 ・滝谷川 (←こも谷川) ・砂馳川 ・堂川 ・大谷川 ・八田川 (←唐木谷、八田川北流、中の川)
滋賀県高島市を流れる、琵琶湖に注ぐ川。別綴/賀茂川
志賀町の比良山地・武奈ヶ岳東麓に発し北東流、高島町高島地区北部の伊黒付近からは東に転じ、高島町北縁を貫流、安曇川町下小川で向きを南東に転じ、琵琶湖左岸に注ぐ。
一級河川の起点は高島町黒谷の円山。全長15km。流域面積46平方km。
*上流部はほぼ構造線(比良断層)に沿って流れる。下流部は安曇川の南にあって、三角州を広げる働きをした川。
*源流部(高島町)に名爆「八淵の滝」が懸かる。比良山系に刻まれた八池谷の深い谷に8個の淵と大小21個もの滝を擁する名勝。魚止めの滝・障子ヶ滝・空戸の滝・大擂鉢・小擂鉢・屏風ヶ滝・貴船の滝・七遍返しの滝などが連続する、日本名滝百選の一。
高島町黒谷 鹿黒橋から 左上流、右下流望 | |
鹿黒橋上手の堰堤 | 鹿黒橋付近の川面 |
鹿黒橋は谷口に架かる橋で、この付近には大きな砂防堰堤が連続して作られている。
河床には大きいが丸みを帯びた石が転がり、周囲には棚田が作り出される。
高島町高島 富坂橋から 左上流、右下流望 |
富坂口まで来ると、ようやく平坦な地を流れるようになる。
河床には、まだ大きな石が見られる。
高島町拝戸・武曽横山境 万年橋から 左上流、右下流望 |
万年橋を過ぎると、川はいよいよ広大な湖畔の野へ出てゆく。
このあたりで河床の石は少なくなり、砂が目立ちだす。河畔林も緑濃い。
高島町鴨 県道558号線新旭高島線・鴨川橋から 左上流、右下流望 左写真奥の鉄橋は湖西線、右写真奥の橋はR161 |
中流部からは天井川となり、堤が高い。河床には夥しい量の砂が見られる。
ヤナギを中心とした豊かな緑が旺盛に茂る。
安曇川町下小川 県道304号北舟木勝野線・加茂橋から 左上流、右下流望 右写真奥は湖 |
安曇川町域に入ると、川幅はぐっと広がる。
水量は豊かだが、水深はさほど無く浅瀬が続く。
安曇川町下小川 河口 |
最後は、自らが作った三角州を突っ切るかたちで湖に注ぐ。
河口部の砂地では、時折時代劇等の撮影が行われる。
鴨川下流部点景 | |||
流送土砂 | 鴨川橋灯篭 | 川中の仕掛け | 水面を見る漁師 |