芹川

琵琶湖流入河川 ☆淀川水系一級河川 訓:せりがわ
芹川支流
・水谷川 ・高松川 ・尾谷川 ・四手川 ・赤田川 ・早川

 滋賀県・湖東地方を流れる、琵琶湖に注ぐ川。
犬上郡多賀町北境の霊仙山南麓に発し、いったん南流、エチガ谷を合わせるあたりで西に転じ17号多賀醒ヶ井線沿いに流れ、多賀大社の北で平地に出て以降は北西流し、彦根市市街地の南を流れ、彦根市長曽根町と中森町の境で琵琶湖東岸に注ぐ。
上流の山地は石灰岩質。扇状地を開き、河口では三角州を形成する。
一級河川の起点は犬上郡多賀町霊山の大動谷。全長約21km、流域面積61平方km。
古称 不知哉川、不知也河(いさやがわ)。大堀川の称も。別綴 善利川。

近江道の鳥籠の山なる不知哉川 日のこのごろは恋ひつつもあらむ 万葉集巻4-487 斉明天皇

下流 彦根市芹橋・後三条町境 下流 彦根市池州町・中藪町境

■ 芹川の付け替え

 芹川は彦根城が作られた際、河道を付け替えられた。
付け替え以前の芹川は彦根市河原付近から北に流れ、現在総合運動場となっている松原町付近にあった松原内湖へ注いでいた。
付け替え後はいまのようにまっすぐ北西流し、堤には土止めのため多くのケヤキが植えだされた。この並木は今も残っている。
旧河道と入り江を利用して彦根城は三重の濠を持ち、強固な備えとされた。また、芹川も防御ラインの一とされた。
彦根城のお濠は準用河川扱い。

彦根城中濠 京橋付近 彦根城中濠 佐和口多門櫓前

撮影日 2003/4/6

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