二月のはじめの平日。見事にシーズンオフで、哲学の道にはほとんど人の姿が無い。
花の季節や紅葉期には想像もできない静かさ、ゆっくり風情を楽しみたい向きには、真冬がおすすめかもしれない。
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若王子橋から坂を見下ろす |
冬ざれの哲学の道 |
哲学の道のはじまり(南端)となる若王子橋から、登ってきた坂を見下ろしてみる。
山科ほどではないが、ずいぶん高いところを通っているのがわかる。
並木はほぼ桜なので、全て葉を落としている。
垣間見える空は、雪でも落ちてきそうな陰鬱な色。
しかしよく見ると桜の枝がほの紅く、花を予感させる。じきに春はやって来る。
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喫茶・若王子 |
人っ子ひとりいない道 |
崖下を見遣ると、風見鶏をつけた洋館。
時代劇俳優・栗塚旭氏が経営する喫茶店である。
他の茶店なども同様だが、誰も歩いてないせいか喫茶店は閉まっていた。
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人がいない分、小鳥達の姿が目立つ。
カワラヒワの群れ、喧しいヒヨドリ、
きりっとしたアトリなどを見かけた。
そして、川面を何度も上下するカワセミ。
単色の風景のなか、
目のさめるようなコバルト色が引き立つ。 |
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伐採直後の切り株 |
植樹工事中 |
ニュースで見ていた、桜の伐採。水道局と住民の対立が報じられていた。
伐った際の木屑が残る、生々しい切り株がちらほら。
報道を見て受けた印象では、かなりの数が伐られたように感じられたが、なにも全部伐られているわけではなく一安心。また、伐ったあとには相応の大きさの桜が植えられている最中だった。
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銀閣寺門前 |
白沙村荘 |
銀閣寺門前に至ると、人の姿も見え出す。
さすがにここや金閣、北野さんあたりには今でも修学旅行生の姿が見られる。
疏水分線はここから東山の麓を離れ、北白川の市街地のほうへ向きを振る。
撮影日 2003.2.5
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