2002年7月 |
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2002/7/31 |
■ 痛快!あばれん坊殿様騒動記 NHK歌謡コンサート寸劇 2002.7.30NHK 冒頭、「火消しの頭」が出てきて持ち歌を歌う…歌い終わると女房と娘が出てきてとても食指の動きそうに無い毒々しい色の鯛の模型(でも大川の隠居よりマシ)を振り回し褒美貰ったと騒ぐ。 そこへ「殿様」が駕籠に乗って登場、あばれん坊殿様とテロップ。んー着物ショボいなー。変名は健之助というらしい。ならず者を退治る寸劇があり、通常ならラス立ちに移行するところ平伏し許しを乞うワルに今回は許してやるとばーんと障子開けて現われるは銀ぴかの着物に身を包んだ巨漢・松平健。きらきらぴかぴかライトに映える眩しさにふと足元を見ると足袋も銀ラメ。おまけにほつれ髪ふうに妙な飾りが二つ垂れている…スタビライザだな、きっと。そうこうするうちにミュージックスタート、それまで歌われたものとは異なるアップテンポのリズム、タイトルは「マツケンサンバU」…UってなんだよTがあったってことかシリーズ化しているのかバリエがあるのか…腰振ってるよ上様…踊れ南のカルナバルって何よだいたいハワイと南米混同してないかバックの踊りは花柳糸之社中だなんなんだこれはいったい…夢に出てきたらどうしよう。上様お許し下さいー。 ■ 暴れん坊将軍2 第163話「新さんに再び悪女の深情け!」1983〜ANB 諏訪で知り合った火の玉お銀が江戸に。見掛けてこそこそ逃げるが見つかってしまう新さん。徳田新之助の正体を知るお銀を江戸から出そうと苦心するお庭番たち。さぎりが酔いつぶれる珍しいシーンが見られる。 近江屋の娘・おはつが誘拐され身代金要求されるが黒幕には名主、実行犯にはそれと知らずの生き別れの兄などいて複雑。お銀は誘拐犯の口車に乗せられ金を運ぶ役をつとめる羽目に。身代金は信楽焼きの狸に仕込まれ店先に置かれていて、お銀は言われるまま約束の橋上まで持ってゆくが駆けつけた大岡らと揉み合いに。橋下で待っていた誘拐実行犯らの船に落下する狸、割れて散乱する小判。船はそのまま逃げる、中ノ島橋の堰堤上湛水区間。堰堤脇で船を降りた実行犯は黒幕の用心棒に消される。新さんが中ノ島橋を渡って駆けつけるも遅し。実行犯の残り一人(おはつの実兄)も消されかかる、広沢池東岸。 おはつは解放され家に戻るが養父・近江屋は黒幕の名主とグル、秘密知り消されかかるところへ新さん、お銀も短筒持って参戦のラス立ち。名主と近江屋残し叩き伏せる新さん、今日はお庭番が「頭が高い」と身分明かす。 ラスト、江戸払いで許された兄と旅立つおはつ、広沢池東岸から船に乗り池上をゆく。 ■ 天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘 1992,1.2TX/松竹 「幼君・亀千代君哀れ 伊達騒動」 家督を継いだ光圀が衣冠束帯でゆく渡り廊下、大覚寺?笠原水道の工事に出張る光圀、桂川罧原堤?参考映像に水戸市の笠原水道碑。 水戸領、舟の上の光圀、河畔で老侍が六部に襲われているのを見る、桂川山室付近。老人は伊達家の幼君に仕える者で国家老への書状を託し死ぬ。 伊達家先君の失脚も陰謀臭かったと言う光圀、書状を介さんに届けさせる。雲水に身をやつし奥州街道を急ぐ介さん、谷山林道。 幼君の後見人・伊達兵部邸前をゆく平井権八、妙心寺。平井は大名家の門前を借り腹を切るといって金をせしめる「切腹組」、これを駒に使おうとする伊達藩江戸家老。権八が帰り際通る、四脚門。行き合わせた愛洲友絵に鼻で笑われ連れ出す、仁和寺中門(内陣から・背後に二王門)、抜くが軽くあしらわれる。その後馴染みの妓のもとで伊達兵部と江戸家老の腹黒さ聞かされ己を捨て駒にしようとの企み知る権八。 亀千代君のもとを訪れる光圀、乳母・浅岡と話す庭、三井寺(バックに三重塔)。 ■ 必殺商売人 第6話「手折られ花は怨み花」1978.3.24テレ朝 ガキのかっぱらいの罪着せられかかる正八、ガキを追う林、広沢池東岸桜並木。捕まえ話を聞く、東岸汀(水無)。母を亡くし伊豆の猪ケ谷から父を捜して来たという。主水は行ってしまう(実は陰から見ている)が正八は荒っぽく扱いながらも世話をしてやり秀英尼に身柄を預ける。 おせいが踊りを見ていた半玉の静香、旗本の若侍・水島と心中死体で発見される。水島家は閉門に。 秀英尼に預けた紺太の様子見に来る正八、連れ出し話す、広沢池観音島(池水無)。その後遊里へ連れて行くが紺太は雑踏の中に父の姿見出し駆け寄る。父は水島家の中間、一旦逃げ去るもその後秀英尼のもとから引き取ってゆく。 その父・伊平は水島の後妻・みの(心中侍の義母)とデキていて、義理の息子殺害に加担していた。引き取った紺太が秘密を聞いてしまい殺せと命じられる。 早暁、紺太を連れ出し林の中をゆく伊平、下鴨神社糺の森。子殺しはさすがに果たせず置いて逃げてしまう。だが朝、紺太は絞殺死体となって発見される、泉川畔。顔を歪ませる主水と正八。驚愕の伊平は走り出しみののもとへ、中山邸(門・参道)。そこでみのと越後屋の密会を見てしまうが悪事でつるんでいる井本兵衛に絞め殺される。 静香がおせいに預けた扇代四両が仕置料として置かれる。ワル三人会す座敷に荒っぽく乱入の三人、井本は主水が、みのはおせいが、越後屋は新次が手に掛けるシーンを分割画面で見せる。 |
2002/7/30 |
■ 木枯し紋次郎 第四話「女人講の闇を裂く」1972.1.22CX大映京都/C.A.L 信州・犀川の渡しで越後二本松宿の母子助ける紋次郎、木津河原(流れ橋付近)。行き掛かりで母子の宿に世話になる。子は長年物を言わないという。 二本松の宿場では庚申待ちの日、男女に別れ寝ずの一夜を過ごす。20年前顔役の大和屋に呪詛吐き宿場を去った与七郎が復讐に来るとの噂が充満。 その夜きっちり女人講と男衆の集会場に同時に現われる与七郎と称する賊、近江屋夫婦を殺すが既に島送りになった末死亡した与七郎の筈も無く顔役の陰謀。賊は紋次郎に斬られ、大和屋は素性を隠し勤めていた板前・20年前与七郎が連れて逃げた高島藩の侍に陵辱されたおゆみの息子が刺しその場で自害し果てる。 暗いうちから発つ紋次郎の背に言葉を失っていた幼女が父と呼ぶ。笹沢佐保の作品によくある民話調の陰惨な不思議なストーリィ。 ■ 暴れん坊将軍2 第162話「秘境!湯けむりに消えた女」1983〜ANB 天領・秩父、荒川の峡谷をゆく船、保津峡。巌頭から曲者たちが船を見ている、保津峡落合落下岩。汀へ船を着ける庄屋一行を襲う、落合清滝川河口。そこへ新さん、無法者見ると血が騒ぐと小暴れ、曲者撃退。大滝村の庄屋は秩父代官所の目安箱へ繭の仲買・上州屋の無法を訴えに、新さんは旧友の秩父代官・佐伯主水正に会いに来ていた。主水正は訴えを聞き繭売買勝手の告知すばやく出す。上州屋にダメージ80。 後日、江戸。主水正は勘定奉行に推挙されるが奥方が何者かに拉致、秩父まで出張る新さんとめ組。目安箱に身代金要求の手紙、お秋が指定の秩父神社へ身代金持ってゆくが相手は現われず、鳥居本八幡宮。一方め組は宿の離れの武家女が優雅に舟遊びしたり温泉に浸かったりしているのを見るがその女は翌朝他殺体で発見、主水正の妻。 離れの木戸に残されていた犬の毛、いつも犬を連れている上州屋。主水正は上州屋へ踏み込む。荒川を船で逃げる上州屋、保津峡船下りコース。船を着ける汀、広沢池東岸。そこで上様が止めるも聞かず上州屋を斬ってしまう主水正。 事後、江戸城の庭。腑に落ちぬ謎をちくちくと解いてゆく上様、主水正の書いた筋書きと看破。 主水正の回想、奥方が上州屋から賄賂受けていた事を耳打ちされ馬を走らせる堤、木津川。 全てが明らかになり腹を切るかと思いきや斬りかかる主水正、上様の手にかかり死。黙然と佇む上様、以後側近にも口を開かず鬱。庭、不明・キャプチャ。 *余談であるがこのあと録っておいたNHKの歌謡ショーを見てしまい、沈鬱な上様とサンバ侍健之助とのギャップに苦しみ、明日よりの暴将視聴に暗雲垂れ込めるのであった。 ■ 天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘 1992,1.2TX/松竹 「公儀隠密柳生十兵衛死す」 宗五郎の直訴、光圀と水野十郎左衛門の助け船により無事将軍家に受領される。 その夜、水野は花魁引き連れ水戸屋敷にやって来る、随心院薬井門。部屋住みの身ゆえと外へ出て寺の門の下で酒盛り、南禅寺三門の夜。 幕閣は御三家や旗本の暴れ者まとめて片付けるプランに明への出兵を企図。折りしも明よりの使者・国戦爺鄭成功を利用し諸侯と旗本乗せる。ノリで総大将に祭り上げられた光圀に死を賭して忠言する幡随院長兵衛。使い捨ての兵隊と聞き鄭成功に事を糺しにゆく光圀、柳生十兵衛に呼び止められる、妙心寺か。鄭成功と会談の帰途、十兵衛差し回しの影伴・愛洲友絵が声を掛けてくると同時に刺客、南禅僧堂坂。 松平伊豆守別邸(不明・キャプチャ)の茶室で出兵に反対を表明する光圀、伊豆が鄭成功と光圀を同時に始末しようとして毒を盛るのを影伴の愛洲が阻止、伊豆守の命で斬りかかる十兵衛、わざと愛洲の手にかかる。実は愛洲は十兵衛の日陰の娘で、後事を託し十兵衛は死、伊豆守も毒見と言って含んだ茶が回り死。これらを追うように光圀周辺の人物の死が次々と描写される。宗五郎の刑死、水野の不行跡咎められての切腹、正室・泰姫の病死。 そこへ父・頼房も重態、この期に及んで兄を飛び越しての相続はイヤと介さんに史記持ってこさせる、粟生光明寺石段。この伯夷と叔斉のエピ引き母を説得しようとする光圀、その席へ兄・頼重。兄の子・采女を次期水戸藩主に、式部を次期高松藩主にすれば兄弟長幼の序も立つと母。式部は兄の下で実子として養育されていた。 父の臨終、仁兵衛に追い腹禁じ逝く。 お国入りの光圀、随心院大玄関。そこに尼姿の母。大殿の菩提弔うと永訣告げる。お国入りの行列がゆく山道、谷山林道。 ■ 翔べ!必殺うらごろし 第23話「悪用した催眠術!先生勝てるか」1979.5.11テレ朝 寝込んでいる若の看病をおねむに託し子供に会いにゆくおばさん、熊谷の宿で先発していた正十に息子・新太は元気で里子に出された先の蕎麦屋で大事にされているとの報告聞く。 おばさんに貰った小遣いで妓楼に上がる正十、武家女が催眠術にかけられ娼婦に変わるのを見る。先生はその話聞くと飛び起きて見にゆく。術の謎を正十に語る先生、中ノ島橋上堰堤左岸側川岸。 おばさんの息子の養父母の蕎麦屋は地回りに造作壊され、普請の資金を問屋場の荒川屋に借りるが証文偽造され立ち退き要求されてしまう。代官・地回り・問屋場・女郎屋がグルで立ち退かせて女郎屋を建てる算段。 おばさんがチームにこのことを相談、広沢池東岸にセットの漁師小屋。先生は蕎麦屋の借金二十両を用立てるのに正十に博打のやり方を聞き賭場に。先生の透視で賭場で大儲けの正十、帰途役人が出張り金はパー、先生の人相書きが高札に。 荒川屋が大ワルであることを正十の調査で知ったおばさん、おねむを女郎屋に売りこみ二十両ゲット、荒川屋へ乗り込み怪しまれつつ蕎麦屋の借金完済。銭を数えている荒川屋を背後から刺す「芝居もそこまでいくと鼻につくよ(トリプル刺し、刀拭い)、紙切れ一枚で大事な店を潰されたんじゃたまらないよ」。戸を開け表に出ると、怪しい女が来ているとの報に代官以下出張って来ている。ワル集団の刃受け倒れる間際先生の名叫び刀を宙に放り投げるおばさん、刀は先生の隠れている小屋に届き突き刺さる。 現場に駆けつける正十、おばさんを背負い走り出す雨の中。「いよいよ年貢の納め時だよ」と言い息子に会えて幸せだったと話す「世話になったね正十さん」歩むうち背のおばさんの気配に足止め立ち尽くす正十、駆けつけた先生に「先生、おばさんだめだ」おばさんの手は蕎麦屋の証文握り締めている。 血染めの証文を蕎麦屋に届ける正十、経緯尋ねる夫婦に新太のことを頼むと去る。 雨あがり陽のぼり決然と立つ先生、地回りも女郎屋も代官も一人で始末。 山の上におばさんを葬ったあと別れゆくチーム。護符売りながらゆくおねむ。流れ橋上、船上の若に皆の消息語る。正十が一人ゆく河原、木津川。先生が登ってゆくガレ場、柳谷。おねむがゆく、罧原堤上。それぞれが振り返る山の上のおばさんの墓で終劇。 |
2002/7/29 |
■ 暴れん坊将軍2 第161話「のぞきは下手な鬼同心!」1983〜ANB 廃止になった本所奉行所から帰参の暴れ同心・桜井直吉は鬼吉の異名をとる。 町で新さんにからみ顔を貸せと連れてゆく、梅宮大社神苑門付近。素手での喧嘩挑み投げ飛ばされる。 市中には金ムクと偽ってメッキの黄金仏が出回る。それを扱う虚無僧姿の一味の屯する寺、神護寺山門。鍍金用の水銀なくなり京橋の薬種問屋に盗みに入り水銀の壺駕籠で運ぶ帰途夜回りのめ組と行き会う、大覚寺五社明神。 伊勢白粉を商う治平次と恋仲の直吉の妹・多恵が話す、梅宮大社神苑池中亭橋上。 治平次が尺八と天蓋買ったことを聞きつけ走る直吉、妹と出会い簪を挿してやる、上賀茂神社ならの小川神事橋上。そこへ怪しの虚無僧、直吉が以前扱った事件で関わった奴、危ないところへ新さんとめ組。 柏木村・本宝寺(ロケ地不明・キャプチャ)に虚無僧が多数出入り、そこへ伊勢丹生八幡神社の神主だった両親を水銀欲しさに賊に殺された経緯を持つ治平次が潜入、その危機に新さんと直吉ら駆けつけラス立ち。 暴れん坊将軍は暴れ同心がお好き。事後、嫁の世話までしに来るが女に追いかけられる直吉、で終劇。 ■ 天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘 1992,1.2TX/松竹 「公儀隠密柳生十兵衛死す」 光圀に嫁取り話、先の関白の娘・近衛家の泰姫。そこへやちに男子が誕生、やちを娶るという光圀に周囲もやちも反対。泰姫輿入れ当日、姿を消したやちを追って烏帽子脱ぎ捨て衣冠束帯のまま騎馬で駆ける光圀、薬井門〜罧原堤、母のもとへ。子を抱いたやちが船でゆく、嵐山公園渡月小橋〜中ノ島橋間の中洲南側。光圀は泰姫との寝所から出奔。介格が従う。 飛び出してきて文無しの主従が通りかかる下総佐倉・印旛沼・甚兵衛渡し、広沢池東岸。渡しは役人により百姓に不穏の気配ありとして封鎖、渡し船の甚兵衛に名主への使い依頼される光圀。 佐倉領名主・木内宗五郎、老中に直訴の計画を村の衆と図る、鳥居本八幡宮。役人の急襲を叩き伏せる介格コンビ、宗五郎は直訴の護衛を光圀らに依頼。 江戸・松平伊豆邸(石橋に続く門・不明・キャプチャ)、宗五郎直訴は敵わず追い散らされる。 白束組の水野十郎左衛門と幡随院長兵衛のいる賭場に闖入し稼ぐ光圀、粟生光明寺本堂内陣。金とって出てゆく光圀に水野が声を掛ける、粟生光明寺石段上部・背後に本堂大屋根。 やちと出会う光圀、桂川罧原堤川岸。泰姫が病と聞き水戸に戻る光圀。気鬱の姫を見舞い養父・両親にねちねち叱言を貰う。 江戸では老中への直訴失敗なら公方様に、と計画の宗五郎たち、化野念仏寺(灯明つき)。光圀は将軍家へのルート確保を約す。 上野寛永寺にお成りの将軍、知恩院渡り廊下。介格に導かれ走り出す宗五郎。 ■ 神谷玄次郎捕物控 第七話「針の光」1990CX/松竹 若い女の土左ヱ門が引っ掛かる小名木川、桂川大堰。死体検分する神谷、嵐山公園中州下川岸。畳針で首刺され絞められている、一年前多発の通り魔と酷似。 南部藩上屋敷で町方との紛争に備えた賄賂受け取る神谷、大覚寺大門。 上野広小路の茶店で旗本にからまれている若侍助ける神谷、茶店の娘・お咲は若侍・御目見以下の御家人の次男坊・秋月兵馬と恋仲・身籠っている。 第五の犯行。また水茶屋の女が深川仙台堀に浮く、八幡堀白雲橋上手の堀端で死体を詮議の神谷。ここで先の通り魔と傷の向きが違うことに気付く。また、人相書きから情報入り犯人は武家髷から町人髷に結いかえたことも判明。神谷は勝蔵に秋月の調査を依頼。 武家屋敷街の角で魚屋と座り込んで話す勝蔵、妙心寺塔頭道。背後を通りかかる秋月を尾行。走り方・寝たフリ・見張り・聞き込み等それぞれに火野正平が今まで演じた諸作品の名残うかがえ興味深し。調査の結果秋月は富商への婿入りが決まっていることが判明。 神谷に秋月とのことをやんわり注意されたお咲、夜に密会の水辺、柊野堰堤。お咲が針で殺されかかるところに神谷たち、秋月をお縄に。先の二人の殺人はお咲を殺すカムフラージュであったという後味悪い結末。 ■ 暴れん坊将軍12 第四話「にわか殿様が仕掛けた罠」2002.7.29テレ朝 奥祐筆組頭選定にからみじいが矢で射られ大騒ぎ。犯人とおぼしき査定対象の旗本三人組をおびき出すためめ組の小頭・峰次を有馬家の養子に仕立てて珍妙な猿芝居が展開される。 三人組の一人・梅宮邸へゆく殿様峰次一行、姫路城(微妙なカーブの塀)。 三人組一番のワル・小松原邸に招かれる新さん、姫路城好古園の長屋門。 小松原は遂に夜半有馬邸を襲い他の二人も斬って捨てる狂乱ぶり、出世してやると高笑いの庭に「余の目は節穴ではナイ」と声が降って来る。頭上には新さんに渡した賄賂五百両がじゃらじゃら「余の顔見忘れたか」にここはワシの家上様には往生して頂く、でラス立ち。小松原はお庭番に成敗され幕。 |
2002/7/28 |
■ 鬼平犯科帳8 第四話「はぐれ鳥」1998.5.13CX通算129話 鬱々と町をゆく未解決の丁子屋の凶盗が脳裏から去らぬ平蔵、生き残りの手代を訪ねる、美山町萱葺き民家集落。原作と随分変えてあるので設定は不明なるもドラマの雰囲気から江戸郊外であると思われる。事件の記憶に「引っ掛かっている」何かを思い出したか聞きに来たのだが果たせず泣く手代。 うさ忠は今日も見回りと称し谷中寺町の岡場所で色の道を探索。馴染みの妓が贔屓客に取られしかもそれが女と聞き待伏せの上からむが軽くあしらわれ、抜いて突っかかるも扇で面打たれやられてしまうという情けなさ、大覚寺五社明神〜有栖川畔。 復命したうさぎの腫れた顔見て笑う平蔵、話を聞き件の扇開き驚愕。扇に「京・冷泉家」、丁子屋の手代が証言した、事件の折盗られた扇。 早速手代に見せると思い出す、引っ掛かっていたのは目撃した賊の胸にふくらみがあったこと。 始まる探索、岡場所の客の女・津山薫の人相書きも手配される。この動きに暗い顔をしている同心・吉見丈一郎、女は同門の剣客・森初子であった。師匠の墓で会い詰問、戻ってくるとの約も反故。揺れる吉見に活を入れ初子への思い断ち切れと真剣で立ち会う(互いに峰を見せて)鬼平。 密偵からの情報で津山薫と共に登楼した浪人者が割れる。尾行の盗賊改、背後を気にする浪人、有栖川畔、設定は谷中寺町。アジトのセットは「隠宅」撮影所内セット。 アジトに討ちこむ鬼平、津山薫は吉見と一騎打ちにて斬られる。 原作では平蔵に「変態」と言われ父の仇云々にも因あるのではとまで勘繰られる「変わった趣味」の初子、ドラマでは可憐な面も描かれる。タカラヅカと思われる女優さんの起用も殺陣・濡れ場ともなかなか「見せる」。 |
2002/7/27 |
■ 暴れん坊将軍2 第160話「にわか侍、破廉恥武士道!」1983〜ANB 貧乏御家人・普請奉行改方の結城又左衛門は借金のカタに家系図を取られてしまう。これが売りに出て、買うは魚政の勘当息子、結城宅に乗り込み家系図に「与之助」と書き込み当主を気取る。怒った結城父子は出て行ってしまう。与之助は早速珍妙な侍姿となりめ組で吹聴、新之助はこの上なく不愉快そうな顔で見ている。この相続をあっさり認めたうえ重宝がる普請奉行・松浦玄蕃頭、うるさい結城がいなくなってますます不正のやりたい放題。 結城は生計の道として路傍で辻謡いをするが、家系図取られる羽目になった借金のおおもと・山崎屋たちに足蹴にされ負傷する、今宮神社高倉脇石段〜参道。その姿を与之助に見せ反省促す新さん、泣いて反省する馬鹿息子、案外イイ奴。 御成道の普請場では完璧人数不足の工事が行われ人件費をナイナイしている普請奉行、工事現場ロケ地柳谷か。 結城の娘は料亭の下働きに入り込み松浦と山崎屋が座敷で金の授受行い父を貶めた陰謀を哄笑して語るを聞くが見つかり斬られかかるが与之助が庇う。そこへ新さん登場、不正の数々暴きたて平伏する松浦に蟄居謹慎申し渡すに「もはやこれまで」でラス立ち。松浦は上様に一発入れられ観念し自刃。 ■ 天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘 1992,1.2TX/松竹 「幕府転覆の陰謀 由比正雪の乱」 家光死去、四代将軍家綱就任。水戸家上屋敷では頼房が戦支度の如くの準備命じている、随心院大玄関。光圀は未だ放蕩三昧で出生のことをぐちぐち悩んでいるが、幼馴染の玉井やちから母・お久の方に会うことを勧められる。お久の方の屋敷にやってくる光圀、中山邸参道。門で待つ生母・お久の方。お勝の方の妨害から守ってくれた大殿の恩とお家騒動回避の思惑語るが聞かぬ光圀に養父・仁兵衛は庭先で腹を切ろうとする。光圀はようやく世継しとて生きることを諾するも自分のやり方でやるからねと呵呵大笑。 町をゆく光圀に由比のところへ行くのかと尋ねる柳生十兵衛、上賀茂神社ならの小川畔。由比宅に赴く光圀、クーデター計画聞かされ総大将にならないかと水向けられる。帰途、再び現われた十兵衛は正雪と紀州候の関係を耳打ち。 クーデタ計画は幕閣の耳に入り、紀州候は証拠隠滅に丸橋忠弥らを誅滅。これを見た光圀は正雪らのいる久能山へ走る。道中の松原、近江舞子。駿府の紀州家御用宿に正雪訪ねる光圀、計画失敗を悟った正雪は紀州候との連判状を託し自害。 帰途十兵衛が待ちうけ書状渡せと迫るがやり過ごし馬を引いて渡る橋、木津川流れ橋。迎えに来た介格と合流後忍びに襲撃される松原、近江舞子。 登城の光圀、書状カタに思い切り叩いてやれとけしかける頼房。 三候揃った席で父に紀州候加担の証拠の書状出せと言われ、開いて見せたあと偽書と破り捨て火中に投じ御三家と宗家の争いはあってはならぬ、御三家同士の諍いもならぬ、そも浪人政策の根幹が誤っていると堂々の論陣を張る。これにより老中・松平伊豆はじめ他二家も光圀を警戒リストに。 ラスト、やちと船上でいい気分の光圀、広沢池。 |
2002/7/26 |
■ 暴れん坊将軍2 第159話「暗殺計画、手引きは御生母!?」1983〜ANB 吉宗の生母・お由利の方が住む小梅の別荘・清涼庵で上様の嫁取り話のじいと忠相、中山邸(通用門・庭)。その見合いの席で上様毒殺しようとして失敗の姫君にすりかわった女、毒仰ぎ死す。じいは尾張の仕業と決め付ける。 め組に運び込まれる急病人・おきよ、浪人・小谷右近の娘。 尾張藩下屋敷、大覚寺大門。飛騨から素破呼び寄せている(福本大先生の姿が)。先の偽姫も仲間。飛騨忍は田舎家で上様爆殺図ったりする、そこへ騎馬で駆けつける上様、大沢池堤。 お由利の方の昔の恋人だった小谷、急に召抱えられるのは尾張家、老女・初音と目付・明石刑部に由利通じ吉宗呼び出し謀殺せよと娘カタにとられ命じられる。 由利の方を屋敷の外で待ち受ける小谷、中山邸通用門外の参道。何も言い出せず去る。 屋敷から出てくる由利の方、上様来ていて昔の話を聞く、中山邸門。 尾張屋敷で責務果たせなかったことを責められ遂に由利の方に上様への目通り願い出る小谷、仁和寺御室桜林。背後に塔と観音堂。尾張邸では小谷の娘が牢に込められているのをさぎりが発見、事の次第書いた手紙を託される。その手紙読み事情知る上様、由利の依頼聞かず母を身分卑しいと蔑ろにするかと責められる。拒否理由はさぎりが母君に告げてしまう。 再度小谷と会う由利の方、仁和寺林。息子に刃向ける者はこの先に行かせぬと短刀抜く。小谷はそれを我が胸に導き死す、仁和寺九所明神前。あとを追おうとした母制す上様。 吉報はまだかと気を揉む初音、乗り込んでくる上様。「自ら死に場所を求めて飛び込んでくるとは愚かなり吉宗、生かして屋敷を出すな」でラス立ち。 事後、小谷の墓に参る由利の方とおきよ、化野念仏寺石仏群陣外。 ■ 天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘 1992,1.2TX/松竹 「幕府転覆の陰謀 由比正雪の乱」 冒頭イメージに千波湖遠景、偕楽園映る。 江戸水戸藩邸、随心院薬井門。光圀出生以前の話、身分高くない側女が身籠ったことで藩主・頼房を責める側室頭・お勝の方。頼房は大番頭・三木仁兵衛に始末を依頼。子を産みたいと言うお久の方を見て産ませて自分の子として育てる仁兵衛。 寛永五年雷鳴の夜生まれる長丸。この後母は身を引き実家に。見送る三木夫婦、南禅僧堂坂。 すくすくと育つ長丸、在所の子らと川の中で合戦ごっこ、罧原堤中州付近。その姿を眺めやる生母と三木仁兵衛、右岸河川敷。柳生十兵衛も見ている。 水戸城を現すビジュアル、彦根城堀。世継を巡り揉めるぞと藩士たちが話しながら登城する石段、知恩院黒門前石段。世継選定にあたり隠密から情報得た老中から長丸君も候補に加えよと意見。 世子を庭に並ばせ武芸を見る頼房、長丸によりいきなり始まる戦ごっこ、下知に従わぬお勝の方をぶっ叩くという荒っぽさ。リーダーシップ買われ長丸が世継に決まり将軍家にも目通り。 同腹の兄と対面するも長丸を世継として立て一線を引く兄に焦れ相撲を取ろうと庭に出るがやはりまともに相手もして貰えぬ、相国寺大光明寺石庭。その振舞を卑しい血のものとお勝の方に嘲笑される。このことで父に泣き言い叱られ遠泳させられる長丸、琵琶湖北湖。 場面は急に切り替わりいきなりおっさんになっている長丸、名は既に光圀。遊里で太夫の膝枕、閑吟集の一節口ずさむ「一期は夢よただ狂へ」。介格コンビが諫止にゆくが喧嘩の手助けする羽目に。 養父・仁兵衛は介格コンビに出生絡みで悩み多い光圀の心の友として見守り支えてやってくれと頼む。 廓の喧嘩の続きしている光圀、糺の森池跡。曲者は森で野営していた宝蔵院流の槍の使い手・丸橋忠弥に蹴散らされる。光圀たちは野の宴に招じ入れられる、池底。酒を勧めるは由比正雪。光圀は名乗ろうとするが腰の印籠で知れると正雪。 幼少の子残し病篤い家光、御三家の陰謀渦巻く。尾張・紀州はそれぞれに忍使い他二藩の動向探る。水戸公は堂々と将軍職狙うと公言。 由比らのもと訪ねる光圀を諌める介格、介さん格さんと呼ぶぞ自分のことは光っちゃんとでも圀ちゃんとでも呼べと光圀。 由比正雪のもと訪れる光圀、天井には柳生潜んでいて正雪は天井裏に世相の皮肉をまくし立てる。正雪に浪人の実数聞かれ即答の光圀、水戸一藩に収まる器量ではないと世直しを勧められる。 |
2002/7/25 |
■ 暴れん坊将軍2 第158話「地獄行き母が担いだ玉の輿!」1983〜ANB 川船奉行所で通行手形横流しの現場を奉行の奥方に見られ殺害の梶本主膳、死体は結託している滝乃屋が始末。湯本へ療養と取り繕う。 め組にはおさゐの知人・旅芸人のあやめ・ちどり母子が転がり込んでくる。 お庭番の探索で怪しい通行手形の出所は滝乃屋と知れる。奉行も手形の数カウントするが二年の間に60枚も紛失。滝乃屋が屋形船上で通行手形の闇取引、桂川罧原堤前。 芸人から成り上がろうとする母に嫌気さし新之助に訴えるちどり、錦水亭(八条池南東岸から外観)。ちどりが奉行奥方に酷似していることから滝乃屋は母子を騙し屋敷に連れ込む。奉行を始末し心中立てで処理するのに奥方代わりに使おうとしてのことだった。 奉行とちどり母子の危機一髪に新さん、お庭番と共に爆薬使い戸を破壊して登場、既に始まっていた斬り合いに参加の形でラス立ち、大暴れ。 ■ 長七郎江戸日記 第56話「母子武士道」1985.3.26NTV/東映太秦 信州山田藩士・河村が殺害される。長さん居合わせ駆けつけるも遅し。 仕官の口かかり上京の村田りく・新之介母子が道中貰った餅を食う、大覚寺護摩堂。 しかし頼りの叔父・河村は死し藩邸から冷たくあしらわれる母子、夢楽堂に転がり込む。息子の仕官願い江戸の町を歩き時に神仏に祈るりく、大覚寺五社明神〜大沢池船着。その帰途、藤堂藩の荷駄襲う浪人者の中にりくが見た顔は自分たちを冷たくあしらった山田藩江戸家老の手先・後藤、辛くも逃げ長さんに話を上げる。江戸家老林田多門は公金使い込みのうえ穴埋めに諸藩の荷駄を浪人者使って襲わせ物資を横流しし巨万の富を手に入れるという大ワルで、母子の叔父は国表にこれを注進に及ばんとして始末されたのだった。 外出するなと忠告されながらも権高さゆえ未だ江戸家老信じ話をしにゆくりく。その事を長さんに告げに来る辰、大覚寺心経宝塔前。りくが山田藩の侍たちに拉致される、護摩堂前。新之介と親しくなっていた茶店の娘・お光の父が助けに入り斬られてしまう。りくは林田と結託の近江屋の寮に連れ込まれ始末されかかるところへ長七郎君登場、今日のお召は紫に白。平伏する林田以下、拝むりく。糾弾され長七郎に砂かけいきなり斬りかかる林田、でラス立ち。剣戟ののち恐れ入るりくに俺は夢楽堂の居候の長さんだと言う長七郎君。口癖のように俺は貧乏旗本の冷や飯食いの三男坊、と言う暴将と違いいつもはこんなこと言わないのにねー。 事後、墓参の母子とお光、二尊院墓地〜紅葉の馬場。 ■ 雲霧仁左衛門 第一話「初夜に賭ける凄い奴ら」1979KTV/松竹 お千代姐さん、難波屋おきたー。わー吉五郎財津一郎ー。おみつが山崎版の千代…て言うより破れ奉行の短パン姉ちゃん。音楽と効果音が古臭ー。 …とはしゃいでみるものの比べちゃいけないと思いつつ重ねてしまう山崎版…こっちのが正統派時代劇かも知れないけど。自分にとっては鬼平すら霞むほどキョーレツだったからなー。 |
2002/7/24 |
■ 暴れん坊将軍2 第157話「天晴れ!赤穂の竹光夫婦」1983テレ朝 冒頭、赤穂浪士討ち入りが映り享保年間も香華絶えずとナレーション。 江戸城では浪士の処遇の是非について議論する侍たち、上様が当時おわせられたらどうよ、と問われ浅野内匠頭切腹シーンを思い浮かべる上様。上様脳内の内匠頭の顔←松平健…。 町へ出ると無頼に絡まれている浪人、抜こうとして思いとどまりごろつきに謝りボコられる。来合わせた新さんが当然の如く介入。侍は杉戸十内と言い道場を開いている。見損なったと機嫌の悪い辰五郎のところへ赤穂浪士のコスプレで現われるめ組一行。め組でも始まる忠臣蔵談義、ここでも新さんならどうよ、とやられる。 杉戸は赤穂浪士血盟の同志だったが討ち入り当日妻の急病で果たせず、以来刀抜かぬ決意で竹光を携行しているのだった。また、不参加を恥じ素性も生国も隠して生きている。 目付・小堀半左衛門が刺客に襲われたと聞きやってくる忠相、中山邸庭園。その小堀、勘定奉行稲葉対馬守の宴席に乗り込み不正の門で近々評定所からのお呼びがあると告げ、闇討ちについて皮肉を言い立ち去る。 そのあと娘や家臣が通う杉戸の道場訪れ十内と釣りに赴く小堀、嵐山公園中州舳先付近。十内に素性は知っていると告げ士官勧める。そこへ稲葉の刺客殺到、大覚寺大沢池堤。十内は剣無しでなんとか戦うが小堀は斬られてしまう、大覚寺天神島。 杉戸のもとへ来て何故世話になった小堀をむざむざ死なせた何故抜かなかったと詰問する徳田新之助、黙って竹光差し出す十内、身の上を語る。 その夜身を清め刀を改め出陣の十内、妻は「御本懐を」と見送る。 稲葉邸に乗り込む十内、あとから新さんが小堀の娘連れ参加、稲葉くんに君だけは許さんからねと声かける新さん、イナバくん顔見てびっくりざざーっと平伏。「杉戸、許す」と仇討ち示唆するのに「ええい上様とて構わん」でラス立ち。 事後、十内「吉宗さまが元禄の世にあらせられたなら赤穂の事件は起きなかった」あーこれを言わせたかったのかー。 ■ 長七郎江戸日記 第55話「春のつむじ風」1985.3.19NTV/東映太秦 長さんの早朝散歩につき合わされくしゃみするのを真似されからかわれる辰三郎、仁和寺九所明神拝殿前。林で鳥獲る少女に餌狙って襲い掛かる秋田犬、仁和寺塔付近の林。少女は槍の使い手で、犬の鼻先ぶっ叩き倒す。その犬・金剛丸は大目付・秋月河内守の愛犬、家来は少女を連行しようとするが槍でどつかれ退散、名乗る少女・乾よう。 おようは源正寺に兄・新九郎を訪ね父の仇はいつ討つのかと問う。土産のヤマドリだと兄に渡すさきほどの鳥、姉ちゃんそれはどこから見てもドバト。 兄妹の素性聞きだそうと源正寺を訪ねて来る大目付の手先、西明寺山門。彼らの父は昨年不慮の死を遂げた勘定方役人。長さんもおようを訪ねてくる、山門内側。おようを浅草へ連れてゆく長さん、今宮神社。父が死んだ状況を長さんに語るおよう、大沢池北東岸汀。夜泊石露出し水位低い。迷惑がかかるからと仇の名言い渋っていたおよう、別れ際に漏らす「父を斬ったのは松平長七郎」。 一方大目付の手先は辰におべんちゃらを使い接触し、料理屋で馳走並べて長さんのことを聞きだそうとする。高貴なお方かと聞かれ我に返ったように用事思い出したと中座する辰。あーこれは実は知ってるっていう設定?正八正十同一/別人説といい火野正平の役ってこんな設定多いな。 長さんを尾けていた男が秋月邸に入ったのを見た六、床下に忍び乾兄妹殺害し罪を長七郎に着せて失脚させようと企むのを聞くが気付かれ仕掛けに捕われてしまう。 乾の父は秋月の悪事暴こうとしたが弱みを握られている幕閣らに絶望し野に下った長七郎君に縋ろうとしたが夜道で松平長七郎と名乗る男に斬られたのだと語る乾兄。これを聞きそれは違う実は自分が長七郎でその日は亡き父駿河大納言の祥月命日、自分は終夜堂に籠り父の冥福を祈っていたと発言の長さん、無実の罪で死んだ父を持つ自分がそんなことをすると思うかとうるうる目。 雪の夜、乾兄妹を襲撃する秋月の手先、死体を大手門前に晒し「天誅 松平長七郎」と大書した紙を付けておいて衆人のもとにすれば長七郎も罪にと斬りかかる。兄は妹を逃がし絶命、妹も深手負い長さんの手の中で失神。 乾の死体大手門に捨ててきたと秋月に報告する家来、座敷に天誅と朱書の紙投げ入れ長七郎君登場、今日のお召は青に白、宅さんいないので自分で名乗る。「本人とあればもっけの幸い・お命頂戴」てラス立ち。「俺の名前は引導代わりだ」双剣抜き放ち「迷わず地獄に落ちるがよい」と決め台詞セパレーツ。殺陣も雪の上に鮮血が飛ぶなどちょっと常と変わった演出(どばーっとはやらないけど)。 傷癒えたおようが足柄山(!)へ帰るのを見送る夢楽堂メンバー、大覚寺放生池堤。桜五分。 ■ 必殺商売人 第五話「空桶で唄う女の怨みうた」1978.3.17テレ朝 三州屋に巨額の冥加金吹っかけ潰し株を取り上げ、自らその商いの後を襲い鼈甲貿易で丸儲け、と奉行に提案する筆頭与力・秋月。立ち聞いた主水は首をひそめる。 株の処分もできず商品は抜け荷り疑いありとして奉行所に封印され窮する三州屋、夫婦で首吊り。娘・おくみは新次に仇を討ちたいと申し出、苦界に身沈め仕置料工面。 仕置相手を知り奉行が殺されたとなれば南北奉行所に火盗改まで出張り四つの獄門首が並ぶことになると怖気づく主水。八丁堀が裏切ればその時は、と話しながらゆく新次とおせいの前に現われ照れ臭そうに小判見せる。 南町の宴会の席、紛れ込んだおせい、秋月を踊りに誘い新次の所へ誘導、跡の残らぬ急所ピンポイント刺し。奉行は主水が厠に誘導し濡れ手拭で窒息させ「お奉行、阿蘭陀への栄転が決まりました」。死体は汲み取り口から出し正八が箱に詰め河岸へ運び貿易船の荷に紛れさせる。奉行行方不明、秋月心臓麻痺で幕。 宴会がモチーフの回で様々な歌が使われるが演歌スチャラカチャンと小道具・空桶の使用に加え現代風俗の映像挿入、必殺はよく遊ぶよなー。おまけに正八のしらけ鳥音頭+秀英尼の御詠歌アカペラ。 |
2002/7/23 |
■ 暴れん坊将軍2 第156話「庭番慕情、禁じられた恋の笛!」1983テレ朝 旧知の香織と行き合う才蔵、光戒光明寺三門。夫を芝の寺近くに訪ねるというのに昨夜の火事のこと話し共にゆく。 出動の帰り、め組が芝の寺で見つける血塗れの男・佐竹主水、光戒光明寺本堂前溝。懐には佐倉藩の内紛認めた文。藩主がかわり年貢がハネ上がり窮した民衆の動き不穏、一揆の危険。若殿は江戸家老・篠山外記に牛耳られ家老誅滅狙う藩士が江戸に集まっていたところに火かけられ虐殺されたのが昨夜の火事。 才蔵の回想、香織に稽古つける房総の浜、近江舞子。二人は恋仲だった。 佐竹を訪ねてきた侍が襲撃されるのを新之助が助ける、大沢池堤。刺客は両替商上総屋の手先。 め組で療養の佐竹と会う若侍たち、佐竹はいつまでも世話にはなれぬとよたよた傷の癒えぬ身で出て行こうとするのをめ組は止めるが新さんは仲間も来た事だし好きにしてもイイんじゃないと大雑把な態度。 佐倉では名主惣兵衛を押したて気勢を上げる農民たち、鳥居本八幡宮。役人に鎮圧される。 香織が横笛を吹く金戒光明寺、石段登ってくる才蔵、鐘楼越しのショット。剣の師に引き裂かれた二人、夫は尊敬しているが藩政改革成った暁は才蔵のもとにと願う。 上総屋と江戸家老は結託し領民から血税吸い肥え肥ろうとする。これを聞き怒ったじいは上様には無理だが徳田新之助ならと示唆。そうこうするうち香織が家老一味に拉致、上総屋の寮へ赴く上様、広沢池畔(水無)。佐竹が先着し上様と庭番加わり大暴れ。 江戸家老は明日から藩あげて佐竹を謀反人として追うと高笑いの座敷に新さん乱入、余の顔見忘れたか攻撃。かさかさ庭に下り平伏するがいつもの通りラス立ちに。 郡奉行として佐倉に帰る佐竹、木津河原(設定江戸川か)。香織が才蔵に迫る、木津川流れ橋下。突っぱねられ夫と船に乗りゆくのを橋上から上様と才蔵が見送る。 ■ 長七郎江戸日記 第54話「おれん慕情」1985.3.12NTV/東映太秦 縁日で別れた亭主・源三と逢うおれん、今宮神社参道。おれんに元気そうだなと声かける渋い役者は五郎蔵さん、声だけで判る(いい加減名前覚えろよ自分)。目の上に刀傷のこの男は殺し屋で元締は北町筆頭与力というトンデモ。 源三とおれんがおしまの話をする、今宮神社東門内石橋上。無理な労働の果て足萎えになったおしまを見捨てられないと言う源三、あとから出て来た長さんに見逃してやってくれと掻き口説くおれん。 牛さんにおれんと源三が別れた経緯聞く長さん、中ノ島橋。幸福だった夫婦が半年で破綻したのは源三が師匠の娘おしまを身請けしたことからこじれてしまったという。 源三は元締めに申し出て足を洗おうとする。その夜おれんは源三の名騙って鬼子母神に呼び出され殺されかかる、大覚寺五社明神。この刺客が実は足も何も悪くなかったおしまで源三に難詰される。夫を引き止めるためだったと泣くおしまに「馬鹿な女だ」と優しく声かける源三、そこへ一刻も早く発てとおれんが入ってくる。泣きながら二人を見送るのに長さんが駆けつけるが背後で銃声、足抜け許さぬ元締の制裁、夫婦とも斃れる。 手先の帰り待つ北町与力・黒川の座敷に長七郎君登場、今日のお召は青に白。貴様には今ここで源三の後追って貰うと自ら名乗り上げ決め台詞ののち一気に座敷に駆け上がりラス立ち。手下役の福本大先生の死に様は今日も派手。双剣おさめすたすたと出てゆく長さん。 ■ 翔べ!必殺うらごろし 第22話「死人が教えた金のありか」1979.5.4テレ朝 正十の泊まっていた宿は盗人宿で、主人・吉蔵は以前一味が父親を手にかけた母子を世話している。上州屋に押し込み、奪った千両箱を吉蔵たちが山道に埋め終わると手下は刃向け足を洗うという吉蔵に斬りかかる…が二人とも返り討ち。吉蔵は死。 おばさんが宿の息子を構う、罧原堤。盗賊の頭がお民の息子に記憶の有無確かめる。 お民は証拠不十分で釈放されるが拷問でボコボコ。しかし起き上がり金を掘り起こさねばと立ち上がる。 一行がゆく金を隠してある野仏への道、保津峡落合落下岩、崖下。先生が調べにゆくと崖上から岩が降って来る。ロケ地一部酵素か。 賊が千両箱掘り当てたところへ先生串刺し+旗で首吊り+大跳躍からの串刺し。 おばさんは盗賊の頭のところへ赴き「早発ちですか」「そんな心配は御無用ですよ、急ぎの渡しの船がありますよ(刺す)、三途の川に(再度刺す)。地獄で閻魔様が針の筵を敷いて待ってるよ(抜く)」。この現場見ていた京太、記憶取り戻し人殺しと喚く。おばさんも痛む頭に懊悩、記憶が戻りかけているのに共鳴のおばさん、子の名思い出す。 ■ 陰陽師 安倍晴明 第四話「親友の死」2002/7/23CX 晴明が将之の手助けにと式鬼を飛ばす、西教寺大師堂北門・三羽の雀の彫刻あり。 将之が鬼面の賊成敗する、仁和寺中門前。俯瞰の凄いショットも。 将之と晴明が昨今の都の不穏さを語る、梅宮大社神苑。晴明、将之に死相見る。 瘴穴開く吉田山の封印石、鳥辺野・化野も調査対象に。化野へゆこうと星見の晴明に声かける将之、平安神宮橋殿。将之は鬼探知機の鈴渡され宮中警護に残る。 化野へ赴く晴明、影連と対峙、石仏群には灯明。その頃将之は彩子にとり憑き分離した鬼に殺される、 クレジットされたロケ地に丹波一ノ宮出雲大神宮と石清水八幡宮が見えるが確認できず。 |
2002/7/22 |
■ 長七郎江戸日記 第53話「顔のない男」1985.3.5NTV/東映太秦 老中職狙い猟官運動の若年寄・安倍土佐守は反対する老中・堀田石見守に送る刺客を仕立てる。家来・大月左近を無頼装わせ死罪になるところを別人立て逃亡させ死んだことにして履歴を消し「何の関係も無い男」を作り上げるという手の込んだ仕掛けを牢役人まで抱きこんで計画。しかしその男は長七郎に制止され老中の隠密とデキてしまうという間抜けなことに。 今頃は老中の行列に左近が斬りこんで、とほくそえむ座敷に長七郎君、今日のお召は銀ラメに黒。宅兵衛今日は「頭が高い」などと名乗りあげる。罪を問う長七郎に「この者は狼藉者」でラス立ち。手下皆殺しの長七郎、安倍は殺さず天下に恥を晒せと当て身。 ロケ地、大月左近の情報を六に聞く長さん、放生池堤。大沢池に蓮の花。将軍の名代で川崎大師へ参詣の老中が行列仕立てて通る道、下鴨神社参道・泉川も映る。行列に供に扮した長さんが混じっており左近を制止。 ■ 暴れん坊将軍12 第三話「老盗賊の復讐!捨てられた千両箱の謎」2002.7.22テレ朝 播州屋に盗人入るが何も盗られていないと言い張る。また盗られたとおぼしき千両箱は路上に打ち捨てられている。盗みの手口から二昔も前の盗賊・ホトトギスの弥助が浮上。 播州屋は赤羽藩主財前美濃守と結託し公共工事に偽金使い悪事を企むワル、弥助は倅を無礼討ちにされた過去があり今また播州屋の企みに関わって養子を殺されてしまった経緯が明らかに。 二つの位牌と短刀を懐に呑みゆく弥助、刺客が狙っているのを助ける新之助。逃げ出す弥助に追いつき声をかける、大覚寺放生池堤・天神島橋。一人前になり嫁を貰うばかりだった養子の「太吉」、けじめは自分でと駆け出す弥助が襲われる、石仏群前。 赤羽藩下屋敷(大覚寺大門)、播州屋と美濃守が悪事を語らい高笑いする座敷へ乱入の新之助。余の顔見忘れたかのいつものシーン、幾つものカット切り替わる。上様を騙る曲者、でラス立ち。美濃守の刀と上様の刀が火花を散らす演出も。播州屋はお庭番が成敗。 ■ 神谷玄次郎捕物控 第六話「神隠し」1990CX/松竹 町なかで無体働きまくる札付きの旗本の若いの三人、ここ半年ばかり「神隠し」とされる女からみの一連の事件は彼らの仕業。その毒牙にかかった伊沢屋の女将、事を伏せたままにしようとするが強請られた金を都合してくれた兄は失踪、呼び出された辻堂で当の旗本は何者かに殺害されるという大事に。神谷の真情に真実を告白するがオチは旦那の「死神」新兵衛のしてのけたこと。神谷の手柄で旗本二人の殺害は不問、首魁へ斬りつけた一件のみで寄場送りで落着。 相変わらず兄が実行犯などの安易なものではなく展開が面白い。 |
2002/7/21 |
■ 鬼平犯科帳 第八シリーズ3話「眼鏡師市兵衛」1998.5.6CX通算128話 非番に目黒・感徳寺の先祖代々の墓に参るうさ忠、真如堂墓地。バックに塔と本堂破風。境内をゆくうさ忠、塔前の寺務所の茶屋セット越し。 とある茶店に入り黄粉餅食ううさ忠、その隣の空家を訪ねてくる老人を訝しむ。その空家は盗賊・瀬川の友二郎が女房に小間物屋を出させていたところで、女房の情夫に殺害されるという事件があった場所なのだった。老人を尾けるうさ忠、妙心寺桂春院前の路地。老人の入ったのは眼鏡屋、名は市兵衛。蓑火の配下の鍵師で足を洗っている。彦十と二人で張り込み。 一方、三雲の利八見かけ平蔵に報告するおまさ、粂八が命令を待たず見張る盗人宿・渋谷村氷川明神近くの百姓家、粂八が佇む汀は広沢池東岸。 三雲の利八は市兵衛のもとを訪れ鍵師として自分の盗めに加われという。脅され承知する市兵衛。眼鏡屋出た利八がゆく、大覚寺放生池堤、うさ忠が尾行。市兵衛は思い詰め雇い人に置手紙し逐電、尾行の彦十。 利八を尾け百姓屋を窺ううさ忠、殴られ昏倒、縛られる。そこへ討ち込む鬼平。 事後、市兵衛追って行った彦十を迎えにゆくうさ忠と粂八、彦十の駕籠と行き合わせる、山室堤道、手前に堤下のY字路。復命し報告の彦十、六郷の渡しで市兵衛と腹割って話したことを告げる。六郷渡し、大沢池船着。 平蔵の予言通り江戸に舞い戻る市兵衛、再び友二郎の女房の店だった場所訪ねるとおまさと彦十が出迎える。この日のために平蔵が借りていたもの、市兵衛はのちに密偵に。 |
2002/7/20 |
■ 鬼平犯科帳 第9シリーズSP「大川の隠居」2001.4.17CX通算134話 伊佐次の操る船で大川に釣りの平蔵、粂八も一緒、大沢池。行き違う船頭が歌う千住節に聞き惚れる、伏見松本酒造前、東高瀬川あんな広くない、合成か。 五郎蔵が掻堀のおけい見かける、八幡堀。明治橋と白雲橋の間の左岸側、二段になった川端の道の上のほう。子供の紙風船拾い考え事していて堀に落としてしまう。 平蔵を乗せ千住節歌いながら大川をゆく友五郎、大沢池上・護摩堂前。大川の隠居出現。 友五郎(友蔵)が世話している庄太郎が監禁される小屋・鉄砲州波除稲荷裏の荷船屋、罧原堤川岸にセット。 川越へ調査に赴く粂八と伊佐次、桂川?伊佐次が聞き込んできて化け物寺を指差す、広沢池観音島。化け物寺は広沢池東岸に建つ。 伊佐次の操る船で大川に出る平蔵、粂八が料理しおまさが酌をする…現われる大川の隠居、大沢池。「流星」の怪奇な背びれよりはましかも知れないが振舞が怪しい…大沢池に潜らされたスタッフ可哀想。 ■ 鬼平犯科帳 第9シリーズ二話「一寸の虫」2001.4.24CX通算135話 竹薮の中で盗人宿を窺う火盗改の人数、密偵の仁三郎が次々と入ってゆく不動の勘右衛門一味の名を告げる。打ち込む火盗改、盗賊の一人が鬼平を銃で狙うが仁三郎が身を挺して庇う。 一命をとりとめるも重傷、一人暮らしを気遣いおまさを世話に差し向ける平蔵。その温情に恩を忘れまいと誓う仁三郎、もう一人恩人と仰ぐ船影の忠兵衛の名を口にする。 動けるようになった仁三郎は妹夫婦の養女とした娘・おみののもとを訪れ相好を崩すが、帰途かつて船影のおかしらのもとで共に盗めをしていた鹿谷の伴助に呼び止められる。川端で話す二人、八幡堀。バックに明治橋。盗めの話持ちかけられやんわりと断るとおみののことを持ち出され窮する仁三郎。しかもその盗めはついでに船影の忠兵衛を血祭りにあげるという物騒なものだった。それだけはできねぇと苦悩する仁三郎、伴助のもとへ赴くが途中橋上で川面見下ろし苦衷する、摩気橋。伴助の盗人宿を訪ねる仁三郎、嵯峨酵素の民家セット。 仁三郎の様子がおかしいと五郎蔵に相談するおまさ、摩気神社鳥居前に茶店セット。 五鉄にやってくる仁三郎、五郎蔵が快気祝いに一席設けている。迷いある時は早口が一番、始末は鬼平に預けているのだと語る五郎蔵の言葉にぱっと表情明るくし何を悩んでいたのかと軍鶏鍋突付き出す仁三郎。 その夜水で体清め衣服を整え武器を改め平蔵に置手紙書く仁三郎、翌日娘の姿を遠目に見て死地へ。おみのの歌っていた数え歌を口ずさみ死地への橋を渡る、摩気橋。 盗人宿には続々と人数が集まってくる。刻限、支度を促され小屋に内からしんばり棒施し剽気た風情で「そろそろ始めよっか」といきなり伴助を刺す。「船影のおかしらを裏切る奴は」と自らも刺されながら次々盗賊たちを殺す仁三郎。ヒビって逃げた残り二人は置手紙見て急行の盗賊改の人数に召し捕られる。瀕死の仁三を「やんなすったね」と抱き起こす五郎蔵に軍鶏鍋旨かったと一言漏らしこときれる仁三郎。 別口から手が回り捕縛された船影の忠兵衛は詮議の場で平蔵に仁三郎の名を告げられるが老盗は彼のことを覚えていなかった。一寸の虫が義理と筋目を押し通して死んだと述懐の平蔵。 原作と人間関係を少し変えてあるので設定の場所が不明。伴助と話す八幡掘は辛うじて同じの深川界隈か。 ■ 鬼平犯科帳 第9シリーズ三話「男の隠れ家」2001.5.1CX通算136話 町なかで玉村の弥助見かける彦十とおまさ、橋を渡りとある町家へ。橋、中ノ島橋。見張り所が設けられるがヤサから出て来たのは侍、商家前で袴に打ち水かけられたり浪人と行き合い道を譲られたりしながらゆく川端、八幡堀。うさ忠たちはそれを明治橋上から見ている。ただ単に市中を歩き回っただけでヤサへ戻る「侍」、正体は吉野屋の旦那で、養子の身ゆえのストレスを侍コスプレで発散していたのだった。弥助は旦那のグチ聞いてやり一度やってみたかったというなりきりの手助けをするのだが、ある日またまた侍装束で町に出た吉野屋の旦那は性質の悪い浪人たちに捕まり町人髷や竹光を見破られ馬鹿にされた挙句ボコられる。これを鮮やかに刀も抜かず助ける平蔵、何人かは掘りに叩っこむ、八幡堀・新町浜。 一方弥助は自分は一遍盗賊になってみたい、商家の絵図面があれば想像して遊べるのだがと吉野屋の絵図面を描かせていた。これをもとに吉野屋に忍ぶ弥助、金品ではなく旦那を蔑ろにしていた家付き娘の女将の髪をばっさりちょん切る。帰途鬼平に声かけられ観念した弥助が奪ったものを見せろと言われ髪の束差し出すのに酔狂な奴と笑う平蔵。吉野屋では髪を切られ半狂乱の女将が夫の心遣いに改心、弥吉の仕業と気付く吉野屋清兵衛。 密偵にとの誘いを断った弥助、牢から引き出され縄を打たれ平蔵の前に引き出される。覚悟する弥助、鬼平の刀が一閃、弥助の縄を斬る。そのまま解き放たれた弥助、数日後よたよたと釣りをしている平蔵のもとへ駆け寄り、火盗改の目恐ろしく生きた心地がしなかったと密偵になることを諾う、西の湖畔。弥助に船を漕がせゆく平蔵、西の湖橋前。 |
2002/7/19 |
■ 暴れん坊将軍2 第155話「悲しい嘘に惚れた奴!」1983テレ朝 鬼薊の銀次相手の大捕物に出張りほぼ斬り込み隊長の上様、忠相も一緒にじいにねちねち怒られる。 伝馬町牢屋敷に勤める同心・五味勘助は銀次の情婦・おもんに籠絡されかかるが母思いの五味の話聞き翻心のおもん。仲間とツナギとるおもん、広沢池(水無)。 め組に徳田新之助訪ねてくる五味、おもんへの恋情告白、彼女の店に呑みにゆくのについて来てくれと依頼され共にゆくが素っ気無い態度のおもん。忠相らの探索によりおもんの身の上知り真意を糺しにゆく新さん、幼い頃亡くした母の思い出語り五味には関わってはいけない自分だと泣くおもん。新さんは「じゃあむごいようだがそうしてくれ」と行ってしまう。…この大雑把さかげんが良かったりするんだよなぁ。 しかし話を立ち聞きしていた鬼薊の残党はおもんを苛み今すぐ牢屋同心連れて来いと命令。呼び出された五味はボコられおもんをカタにとられ銀次を出牢させてしまう。手下と合流の銀次、おもんの心変わり知り殺そうとするのに立ち向かう五味、庇って斬られるおもん、新さん駆けつけるも遅くおもんは一味はいつも采女ケ原に集まると言い残し死。 おもんの遺体乗せ船を遣る五味、おもんの亡き母の死処に咲き乱れていたという菜の花が揺れる岸辺へ。ロケ地罧原堤左岸から中州見える岸辺。 集結する鬼薊一味、成敗してくれるとお庭番と三人で斬り込む上様、これではただの暴れん坊では。ロケ地柳谷か。 ■ 長七郎江戸日記 第52話「幻の母を見た」1985.2.26NTV/東映太秦 材木問屋・出雲屋、淀屋の雇った凄腕の刺客に斬られる。刺客は飯塚藩江戸家老・立花将監の差し回しで、出雲屋は淀屋と争った藩邸改築を請け負う。 飯塚藩屋敷で門前払い食う娘・おたえ、帰途刺客に襲われる、仁和寺塔前。長さんが割って入るが曲者逃げ散ったあと娘は長さんに仮の父になってくれと依頼。二年前父は他界も病床の祖母には告げられずにいるが息子の名呼び続ける祖母が不憫、長七郎は父に酷似しており目の悪い祖母ならイケるので父のフリしてくれと言う。このあと長七郎の出生語るナレーションに被せ仁和寺金堂バックの参道。 父・桑原要之進他界は偽り、立花将監以下の企みで抜刀島崎派道場に屯する殺し屋と成り果てていて、コロシで得た金は飛脚差し向け家に送り母の治療代としていた要之進。 長七郎、張り付きの柳生密偵・茜通じ典医を呼ぶが老母しづの病篤く、一両日の命と告げられる、大覚寺護摩堂前。六から要之進と立花の経緯聞く長さん、護摩堂裏、起こりは公金使い込みごまかすための二年前の勘定役殺害、仕官と金餌に実行犯となった要之進。 新たなコロシの依頼蹴る要之進の始末決めた立花、多勢で押し包み斬る。瀕死の要之進を六が見つけ邸に運ぶも老母は容態急変し既に死亡、あとを追うように息子も死。 怒りの長七郎君、道場門前に立つ。ワル一同に会し桑原の一件嘲笑うところへ投げ入れられる道場の看板。今日のお召は青に白、宅兵衛進み出て名乗り上げると平伏の立花以下、ぴしぴし弾劾され「この男を生かして帰すな」でラス立ち、道場を斬り抜ける長七郎君、首魁追い詰める石庭、後ずさる立花の足が庭石に当たり…ずれたの見ちゃったぁ、プラなのね。VTR確認…嫌なとこ目ざとく見てるよなー我ながら。 ■ 木枯し紋次郎 第三話「峠に哭いた甲州路」1972.1.15CX大映京都/C.A.L. 姥口峠越え大関村へ紛れ込む紋次郎、排他的な村で旅籠営む一家の片足の娘・お妙と「関わりあう」。峠の向こうへの憧憬語るお妙、自分は憎しみでできていると言う。妙に送られ旅立つ紋次郎、刀を背に突き立てた村人に助け求められるが振り払い行く…が踵返し村へ。六年前村を追われ片腕失くした源太が人数引き連れ村人を殺害して回る惨状に七人斬り捨てる紋次郎。しかし源太が追われた事由は妙が崖から突き落としたお絹の一件だった。告白する妙に斬りかかる源太、源太と残りのならず者斬り瀕死の妙背負い姥口峠へ赴く紋次郎、ピークに差しかかる頃紋次郎の背で息引き取る妙に「これが峠の向こうでござんすよ、お妙さん」と呟き死体の裾風に乱れるを長楊枝で留める。 |
2002/7/18 |
■ 長七郎江戸日記 第51話「黄金の夢」1985.2.19NTV/東映太秦 蛇皮と称しスルメ製の財布売りつけた仙次、賭場で身ぐるみはがれ五郎太騙し着物盗ろうとする。辰は橋上でぶつかった際5両入りの財布落としたと言われ欲にかられて川に入るが着物盗られる、中ノ島橋。長さんにわるさとっちめられ親元へ。 金を掘り当てたと評判をとる山師、金鉱は公儀が廃山として材木問屋・近江屋に払い下げた甲州の山から出たという。その山の権利を一口5両で売り出し庶民から三万両集める近江屋、バックに勘定奉行。その手先となり権利書売って回る仙次を咎める長さん、近江屋に乗り込み糺す。六情報を受ける長七郎、近江屋の用心棒が襲ってくる、大沢池堤。山を調べると息巻く五郎太に危惧抱いた近江屋たちが山に差し向ける刺客、小屋に火矢射掛けられ絶体絶命に長さんが駆けつける、柳谷。 この後今回の稼ぎに見切りつけた近江屋は夜逃げ、仙次が義憤にかられ探り斬られ、深手負い夢楽堂に辿りつき長さんに近江屋が勘定奉行邸に居ることを告げる。 三万両前に高笑いのワル一同の前に現われる長七郎君、今日のお召は銀ラメに黒。名乗り一旦平伏のワルども、断罪され何をほざくかこやつは偽物、でラス立ち。 ■ 暴れん坊将軍2 第154話「吉宗婚約、五郎左は家出!?」1983テレ朝 辻斬り相次ぐ江戸の町、夜回りの老人が斬られる大沢池畔、職人が斬られる有栖川畔。 町をゆく新之助に紙鉄砲ぶつける悪たれ、中山邸。逃げ込む、通用門。入り込んだ庭で子らの世話をしている娘に会う新之助、娘は長崎奉行服部助右衛門の娘・信乃。珍しく惚れこむ上様、御台様候補に大岡やじいも喜ぶ。 信乃のもとへ赴き子らの遊び相手つとめる徳田新之助、見かけて絡んでくる大須賀刑部たち。ロケ地の神社不明、キャプチャ。新之助は難なく撃退、しかし落としていった刀には夥しい血曇り、横行する辻斬りと知れる。 服部邸へ赴き嫁取の話するじい、大須賀らに信乃と共に拉致される、飛鳥山の寺(異様に石灯籠の多い寺、不明・キャプチャ)。じいらの危機一髪に駆けつける新之助、大須賀は上様と認識し一旦平伏するが成敗すると言われ小普請に追い込んだ張本人と斬りかかってくる。今日は首魁三人に刃向け直し斬って捨てる上様。 事後、徳田新之助とならいいが上様ではダメとフラれる上様、じいのネチネチ攻撃復活。 |
2002/7/17 |
■ 暴れん坊将軍2 第153話「永代橋に消えた恋!」1983テレ朝 樽屋長右衛門が斬られる芝市の橋五社明神の夜道、大覚寺五社明神。稲荷社の陰で見ている女、下手人が落としていった煙草入れ拾い去る。女はお滝、元辰巳芸者で鳥籠屋営む亭主は元深川の材木屋黒津屋の若旦那、お店は大槌屋の陰謀で潰された。 殺された樽屋は町年寄筆頭、永代橋の町会所払い下げを企図し嘆願中であった。町会所でこれに反対していた大槌屋、その背後に作事奉行竹永。 煙草入れ持って大槌屋に乗り込むおたき、金を強請ろうとする。夫の身代を取り返そうとの心情、しかし大槌屋の手回り夫が騙され呼び出されて娘がさらわれてしまう。黒槌屋に会う夫・精之助の回想、飛騨山中で大槌屋の手先に追い詰められ崖から落とされる、谷山林道切り通し。 大槌屋追う忠相、新之助とゆく品川宿御殿山、酵素ダート。待避所(石仏等セット)でお滝との関わりを語る。大槌屋と竹永一行が通りかかる眼下の品川宿への間道、酵素河川敷、黒槌屋は邪魔者として竹永の手下に斬り捨てられる。そこへ見届けたぞと下りて来る上様、気付いてびっくりの竹永「お命頂戴仕る」でラス立ち、お庭番も加わり四人で大暴れ。 タイトルの「恋」は忠相とお滝、固餅の焼きざましの如くの忠相の濡場はやっぱり色気無し。 ■ 長七郎江戸日記 第50話「お礼参り」1985.2.12NTV/東映太秦 牛さん、お御籤を引いて出てくる下鴨神社二の鳥居。御籤を急がば回れ近道も良し、と読みながら通る糺の森、石仏の傍で何やら探っている男を見て驚愕、池跡池底。男は八丈送りになった凶盗・仁蔵、嫁の世話までした佐八と経緯のある男で、お礼参り恐れた牛さんは仕事も放って張り付く。行状にもかかわらず五年の遠島で済んだうえ島抜けしてきているのは作事奉行・村瀬の作為。奉行所同心までグルになって佐吉の息子はさらわれ呼び出される一文字橋、木津川流れ橋。人質交換には牛さんが出向き斬られかかるところに橋上から六、草むらから長さんが飛び出し蹴散らす。 仁蔵一味は糺の森池底を掘る掘る、隠し金が出て来たところを一味まるごと皆殺しの奉行。六の報告を受け村瀬邸に出向く長七郎君、今日のお召は青に白「何をたわけたことを貴様ら生きてこの屋敷を出られると思うか」でラス立ち。村瀬くんは往生際わるく斬られても何回もくるくる回ったすえバッタリ。 ■ 必殺商売人 第四話「お上が認めた商売人」1978.3.10テレ朝 江戸城お茶所で上田公の煙管パクる高崎公松平右京亮。茶坊主高田三山が犯人として捕縛される、粟生光明寺石段。 釣りをしている新次にこれは商売になるなと話しかける主水、大覚寺放生池堤。主水は石橋の上。廃品回収して品物を縁日で売る秀英尼と正八、お忍びの松平右京亮に品物万引きされ文句言うがボコられる。右京亮の所業は次第に評判となり茶坊主たちが松平邸に火放つのではと噂立つ。おせいには元締・丑松通じ河内山宗俊から右京亮密殺の依頼。 高崎藩上屋敷(大覚寺大門)に偵察に来るおせいと新次、世評喧しく警戒厳重なのを見て忍び込むのをやめ河内山にあやかり芝居仕立てでおびき出そうと計画。正八を白塗りにしお小姓に仕立てて増上寺の大僧正のカッコで松平邸に入る新次、茶坊主たちと取り持とうと持ちかけ誘い出し家来を殺す。泡食って逃げ出す右京亮は見逃し「殿様はゆっくり死んで貰うんだ」と主水。 河内山に接触の右京亮、死んだ三山は実は大奥中揩フ愛人だったので大奥へ出向き詫び入れねばと吹き込まれる。またその中揩ヘ男好きとも付け加え教唆。 大奥へ宗俊の手引きで侵入する右京亮、待っていたのはおらんの方装ったおせい、誘惑されたまらず布団はぐると御台所が寝ている、上様の御母堂。哀れ右京亮は切腹、辞世に浅野内匠頭の辞世パクる徹底した「盗人」ぶり。 事後、宗俊からの約束の金・切餅四個がほんものの紅白の切餅というオチ。遊ぶなー。 ■ 翔べ!必殺うらごろし 第21話「夜空を飛ぶ女が見た悪の罠」1979.4.27テレ朝 夜営の先生一行の頭上を眠ったまま空中浮揚する女、名主の女房・おせい。飛び去った先を巌上でサーチする先生、保津峡落合崖下。水車小屋で見つかるおせい、歩いて帰ろうとして足を痛め座り込む、沢ノ池?先生が担いでゆく、谷山林道。おねむにちょっかいかけた浪人を舌先三寸で撒く正十が走る堤、沢ノ池? また彷徨い出てはと土蔵に籠るおせい、翌朝痣だらけになっている。先生は浮揚して壁に当たったものと言う。サーチし水車小屋が見えると言う先生の言葉聞き動揺する名主、ふらふらと河原に座り込む、罧原堤。おせいが二年前経緯のあった若い清七に恋情抱いていると思い込み苦悩する名主、身を害すよりはと離縁申し出る。が清七はしたたかなワルで金を取ることしか考えていない。 先生に会いに来るおせい、柊野堰堤。おせいの回想、清七に乱暴されたことを思い詰め身投げしようとしたのを止めた夫・名主喜兵ヱ、保津峡落合崖上・落下岩。清七に恋情抱くなど有り得ぬと泣くおせい。 清七とグルの浪人に連れ去られ弄ばれるおせい、喜兵ヱが身代金持ってくるがその前に舌噛み自害。死体見て逆上の喜兵ヱは浪人に掴み掛かり斬られる。その小屋に射す朝日、先生屋根の穴から躍り出て浪人二人を串刺し。小屋に逃げ込んできた清七におばさんが声かける「あんたも拝んでやんな(刺す)二人が迷わず成仏するには(再度刺す)あんたに地獄へ行って貰わなくちゃね(抜く)」おばさんのコロシ目の当たりにした正十の驚愕の表情が○。 名主屋敷がわからんどこじゃ。築地塀は随心院とかじゃないぞぉ。 |
2002/7/16 |
■ 暴れん坊将軍2 第152話「吉宗泣かせた悪いガキ!」1983テレ朝 悪餓鬼・正太が事件に巻き込まれるが普段の行いが悪いので誰も取り合ってくれないという例のパターン。日々しょうもない嘘をつき人を困らせる正太に幼少時の不遇だった自分を投影しべたべたと構う上様。最後は追い詰められた盗賊の人質にされかかったうえ登った火の見櫓が腐っていてコケかかるという手間のかかる糞餓鬼の子役、巧い。思わず物投げつけたくなる小面憎さだった。 ロケ地、正太がお尋ね者潜んでいると岡っ引騙す水辺の小屋、広沢池(水無)。涸れた池底で岡っ引の弥助と下引が泥まみれの大喧嘩。 ■ 長七郎江戸日記 第49話「命、売ります」1985.2.5NTV/東映太秦 息子が難病に犯された魚屋の佐吉、手術代15両の算段に自分の命売ることに決め瓦版に書かせる。早速声を掛けてきたのは侍で、回向院裏の一本榎へ来いと言い置き去る。佐吉が出向くとそこで小判渡され、命は買った今夜市の橋の五社明神へ来いと指示される、大覚寺天神島の大楠。行ってみると女が括られていてこれを殺せと言われ拒否するが女は侍が刺し殺し、佐吉が殺ったふうに作られる、大覚寺五社明神。 女は大奥の中揩ナ妊娠中、朝文堂の瓦版使い勘定奉行跡部甲斐が怪しいと噂を流す跡部の後釜狙う吟味役の上杉主膳邸、大覚寺大門。跡部は切腹に追い込まれる。 術後の経過思わしくない佐吉の息子のため北町奉行に手を回し出牢させると、慌てた上杉が刺客差し向けてくる。これを畳んで上杉の座敷に乗り込む長七郎君、今日のお召はダークグレーのラメ地に薄鼠。証拠だと突き出された部下を刺し「この狼藉者を斬り捨てい」でラス立ち。 ■ 痛快!三匹のご隠居 第九話「花のお江戸の大勝負 人生は七転び八起き」1999.12.16テレ朝 最終回、三匹+お蝶の過去がぶわーっと出てきて、玄夢と乾三四郎に関してはこんなんアリかい、という設定が。勘兵衛の過去はなんかこんなんだよなーという里見浩太郎にピッタリのやつ。荒唐無稽ながら面白いことは面白い。ここで終わってるのもいいのかも知れない。 ロケ地、水戸藩上屋敷の門前に佇み水戸藩勘定方の弟・孫之丞に声を掛ける虚無僧姿の勘兵衛、大覚寺大門。金三千両を運ぶ孫之丞らが襲われるところに駆けつけチャンバラの勘兵衛、大覚寺心経宝塔前の広場、このあと勘兵衛は雲霧として町方に捕縛される(勘兵衛は雲霧に非ず)。乾の正体を知った勘兵衛、対峙するふたりを止めに来るお蝶、桂川松尾橋上右岸河原。旅立つ乾と勘兵衛、二叉路で別れゆく、山室堤下のY字路。 OP資料 勘兵衛殺陣の杉林〜勘兵衛剣の型決める砂浜〜滝を降りて来る忍者、滝壺付近で斬りあい・頭巾とってガチョーン、 ■ 木枯し紋次郎 第二話「地蔵峠の雨に消える」1971.1.8C.A.L. 木曽路をゆく紋次郎、峠で腹痛に苦しむ渡世人に行き合い「あっしには関わりの無いこと」と行き過ぎると思いきや背負って妻籠宿まで連れて行ってやり旅籠代まで賭場で稼いでくる甲斐甲斐しさ。若い渡世人・十太は盲腸発症しており程なく死す。末期の十太は命に代えても届けてくれと文を二通託す。妻籠から野州まで四日で駆け通す紋次郎、内の籠に千代を訪ねるが文には桶川の親分の仇がこの手紙を持ってくるから殺せと書いてあった。夜陰襲ってくる人数を事も無げに斬り捨て、もう一通の書状届けに罠と知りつつ粕尾に向かう紋次郎。待伏せの八人が待つ雨の地蔵峠、スローモーションの殺陣をたっぷり見せる今なお色褪せぬ名シーン。 |
2002/7/15 |
■ 暴れん坊将軍2 第151話「あかりが欲しい!恋の辻占」1983テレ朝 火盗改の片桐、闇の五郎兵衛一味を追うさなか撃たれて死亡。暮らしに困った盲目の娘・志乃は街頭で辻占売りをして糊口をしのぐ。これを陰から支援する留吉、闇の五郎兵衛の荷運び手伝っていた男で、五年前に片桐父子に救われたことを恩に着ている。 闇の五郎兵衛一味は捕縛された仲間の解放要求し江戸の町に火をかけて回る。てがかりの無い公儀は捕えていた儀兵衛解き放ち泳がせて尾行するが闇の一味にむざむざと始末されてしまう、中ノ島橋。銃撃犯は船から橋上狙いそのまま逃走。この件で密会する闇の一味の首魁・小普請支配・堀重太夫と材木問屋・伊那屋、屋形船がゆく、罧原堤付近。狙いは大岡失脚。 事情を知る留吉の始末目論んだ闇の一味は志乃を捕え餌に。下谷池之端の伊那屋の寮に志乃がいるとの文に走る留吉、嵐山公園桂川川岸。新之助も来て大暴れ。 堀邸で重太夫が伊那屋を叱責しているところへ新之助、堀に主の顔を見忘れたかと問う。平伏する重太夫、しかし「今はこれまで」でラス立ち。 ■ 長七郎江戸日記 第48話「疑惑の男」1985.1.29NTV/東映太秦 縁日で常磐津の師匠・文字若が殺害、今宮神社東門〜参道。枕頭で連れ合いの徳次郎が大泣きするのを泣き男は苦手と言う長さんに貰い泣きしていた辰・五郎太は反発。 おれん、古いよみうり出してきて類似の事件を指摘、あまりにも似るパターンに疑義抱き瓦版を発行することに。タイトルは疑惑の男。 徳次郎はその後旗本・坂田兵庫のもとで大店の下女誑かし引き込み役に使う。狙われた大店は主人以下皆殺し、大金奪われる。徳次郎が新たなターゲットにしている札差の下女を偶然見つけた夢楽堂チーム、裏でワル操る坂田の邸に乗り込む長七郎君庭先に「坂田兵庫之霊」と書かれた卒塔婆を用意しその後ろから現われる、今日のお召は白に薄鼠。紋見てビビる坂田、宅兵衛が名乗りを上げるが襲い掛かってきてラス立ち。 ロケ地補遺:徳次郎と坂田の中間・市助が夜に密談の屋形船、大沢池か。 ■ 痛快!三匹のご隠居 第八話「据え膳食わぬは男の恥!されど自信が…」1999.12.9テレ朝 東海道・三河、挙母藩領、三四郎に突き当たる非礼な万寿院の駕籠、銭を取り落とす三四郎。万寿院の乱行お上に知れても良いのかと談判にゆく三四郎は公儀隠密と思い込まれる。 お百度踏む娘が具合悪そうに倒れるのを助ける勘兵衛、神護寺金堂前石段。娘・おみちは玄夢らが転がり込んでいる飯屋の娘で身籠っている。相手は万寿院付きの番士・神崎求馬。 求馬との逢引にいそいそ出掛けてゆくおみち、神護寺和気清麿公廟所前。ここは人目がと白州突っ切り林の中へ入ってゆく求馬、万寿院の伽をした事を告げ自分のことは忘れてくれと去ってゆく。おみちは放心状態で帰ってくる。 求馬に会いに万寿院へ赴く勘兵衛、大屋根から勘兵衛を遠眼鏡で見ていた万寿院は座敷に引っ張り込み誘惑。着物の代金取れなかった橘屋が掛け合いに来たのを機に逃げ出す。 夜、求馬を待ち伏せる勘兵衛、大覚寺五社明神。万寿院のこと詰問するが死を思うまでの心底を見る。 首吊り死体で発見される橘屋、鳥居本八幡宮舞殿脇の木。 意を決し万寿院に求馬を訪ねるおみち、橘屋と同様ボコボコにされて門外に棄てられる。叔父が連れ帰るが死。 家老・坂井に文書く三四郎、家老は万寿院に禁足申し渡しに行く。その帰途襲われる、五社明神、勘兵衛と三四郎が賊を皆殺しに。 大屋根に細工している玄夢を残し出立の二匹がゆく、木津河原。玄夢が待っている。お蝶から万寿院が転落死したと報が入る。藩領を出て街道筋の橋を渡る一行、木津川流れ橋。橋桁の幾つかが真新しい白木で補修されている。 ■ 暴れん坊将軍12 第二話「南紀白浜の謀略!吉宗の娘を生んだ女?!」2002.7.15テレ朝 田辺藩の後嗣めぐるお家騒動。前の殿様脅した挙句世継の安藤久馬を陥れ城代家老も斬っちゃうノリノリの安藤家の連枝、江戸家老・宮部大膳。ここへ久馬の旧友・上様が乗り込みすったもんだの挙句メデタシ展開。 田辺に着く上様と栄五郎のビジュアルに円月島。タイトルバックについさっき台風情報で映ってた千畳敷。お庭番の報告聞く上様に三段壁。紀伊田辺城(錦水城)はどこか他の城。事後枯木灘の婦夫波が映り「白浜」で久馬と話す上様、紀州弁炸裂。結局連れ持て行こらかい、と嘆息のウチの連れ合い、元和歌山県人。方言についてはめ組の頭のほうが巧かった、と言うが。 ■ 神谷玄次郎捕物控 第5話「消えた女」1990CX/松竹 よし野の店仕舞い、神谷の肴作っている勝蔵、アイナメの煮付け(旨そう)。帰途の勝蔵、盗賊・「流れ星」を追う捕方を見掛ける。神谷との会話から元十手持ちなのが知れる。 家に戻る勝蔵、戸口の隅に女下駄、回想のおようとの暮らし、擦れ違いの生活責められる岡っ引の勝蔵。程なく家を出たおよう、勝蔵も十手返上し一年が過ぎている。 紀州屋へ出張る神谷、もう四回も「流れ星」に侵入られるが然程金品は盗られていない。 よし野へ勝蔵訪ねてくる弥八・おようの父。おようを許してくれないかと問う弥八に目線泳がす勝蔵、所在は知れたのかと問う。三行半を渡してやりたいのだこれが無ければ新しい男と一緒になれまいと言う勝蔵に弥八はおようの簪と「たすけて」と書いた文見せる。岡場所へ身を沈めているらしいことが知れる。岡場所へ出向き飯盛女におようの事を聞き込む勝蔵、足抜け図りどこかへ連れてゆかれたとおじゃれのひとりが告げる、見世出た途端襲ってくるならず者たち。 おようを連れて逃げた男・吉蔵を訪ねる勝蔵、締め上げおようの手鏡持ち去る。その後吉蔵を尾行する勝蔵、料亭の円窓から差し出される小判受け取る吉蔵を見る、座敷では紀州屋の女将の痴態、相手は侍。金せびった吉蔵は直後に斬られ自身も上膊部に深手追う勝蔵。吉蔵はおようの所在は紀州屋の女将に聞けと言い残し死す。神谷に話上げる勝蔵、後は任せろと神谷。 紀州屋に奉公していたおよう、女将と作事奉行・臼井の密会見てしまったおようは売り飛ばされたのだった。紀州屋を追っていた流れ星・その実は潰された材木問屋・秩父屋の息、五度目の盗みの果て入手した臼井の書き付けを神谷に託す。断罪される臼井。紀州屋にも司直の手回る。 未だ癒えぬ傷をおして岡場所でおようのこと聞き込む勝蔵、探し当て家に連れ帰るも時既に遅くおようは勝蔵の手の中で息を引き取る。遺体を受け取ると言う父・弥八の前で三行半破り捨てる勝蔵、おようは俺の女房だと。枕頭の手鏡が哀しい。 ラスト、菜の花の中をゆく神谷とお津世、伏見松本酒造酒蔵前。 おようの父に土佐源氏の坂本長利、渋し。それ以上に渋い勝蔵役の火野正平、ほぼ笑わずコミカルな要素も極力抑えしかし滲み出る哀感、新仕置「夢想無用」の二十年後円熟した火野正平が演じる「おんな」への愛しみ、尽きせぬ思い伝わる演技、得難い役者と痛感。 |
2002/7/14 |
■ 茂七の事件簿 第二話「鬼子母火」2002.7.12NHK 伊丹屋の小火騒ぎが回向院の親分に回ってくる。燃えた神棚の注連縄には髪の毛が一房編みこまれていた。新入り下女のお梅のしたことで、流行病で死んだ母が土葬にされず荼毘に付されたのを悲しんで皆に拝んで貰えればとの哀しい背景が。しかし解けぬ小火の理由。 ひさごで一杯飲っていると現われる勝蔵、ぎこちなく焼餅をやく。女将や勝蔵との会話で訳の判らぬ火は女だと言われインスピレーション湧く茂七。主人と女中の結婚前から続く仲を嫉妬の若女将、事実を表に出さず謎解きをして当事者には判る説教をちくりと挟む茂七。 しっとりした語り口、ゆったりと取られた間、佳作だが画面の明暗がなんか気に食わない。 ■ 鬼平犯科帳 第八シリーズ二話「穴」1998.4.29CX 口紅が人気の芝・西久保の壺屋、売り上げを蔵に収めようと開けてびっくり、三百余両盗まれているが錠前はしっかり掛かっていて丸一日気付かず。より厳重な錠に変えるがまた侵入られて、今度は三宝に盗まれた金がそっくり乗せられ返されている。 川で遊ぶ子らの姿眺めている平野屋源助、金杉川に鍵を投げ捨てる、中ノ島橋。子らの遊ぶ川は桂川本流。 壺屋の間取りから見ると隣の平野屋からしか入れぬと源助に心当たり無いかと密偵に尋ねる平蔵。その見込み通り平野屋源助は引退した大盗で悪戯ごころ起し半年かけて抜穴掘っての復り盗め。 川崎大師へ参る平野屋、石清水八幡宮。参道で名鍵師・近江の助次郎と行き合い神殿裏でツナギつける。帰途、大森村で特産の麦藁細工求める源助、男山の竹林。 壺屋の子の祝に招かれた源助、新しい錠前見てむらむら、埋めた抜穴再度掘り壺屋に侵入、藁細工の鼠置いてくる。今夜の仕事を番頭(盗賊だった頃の手下)にうきうきと話す源助の部屋の押入れから盗人スタイルで現われる平蔵、平野屋で求めた扇かざし身分を明かす。 源助を罪に問わず「穴」を埋め戻しておけと命ずる平蔵、以後二人は用を努める。 鍵などを舐る仕草は原作にあるとおり坂上次郎が怪演、しかし源助の設定は鶴のように痩せた爺。 |
2002/7/13 |
■ 暴れん坊将軍2 第150話「おんな大学 新さん疑惑の夜働き!?」1983テレ朝 当世流娘師範の看板掲げる江戸の東慶寺・常念寺に祭り半纏誂えにくるめ組一行、相国寺大光明寺。女の職業教育に理解示す新さんにメロメロの女たち、付き纏う。撒くのにお庭番使う上様。尚も徳田邸探し回る娘たち、屋敷街で門番にここから先はお城だと言われる平河門前、二条城内濠。娘たちの一人・なみは金蔵同心頭の矢島格左衛門。 船で城の水門から出てとある岸に上がる上様、中ノ島橋上手の岸。神社で襲われている矢島を助ける新さん、相国寺鐘楼前、鳥居は宗旦稲荷。新之助を伴い帰宅の矢島、なみが理想の男は将軍様と発言するのにお茶吹く新さん。 公金横領している勘定奉行に金奉行、金蔵改めが近づき悪事発覚を恐れ蔵を襲い夜勤の矢島を殺害し小判盗ってゆく。そのうえ犯人は毎夜平河門あたりで姿を消す徳田新之助と言い立てる。なみは父の位牌の前で夜勤に出る前のやりとり思い出し父の下役の相川作之進に疑義抱き料亭に忍びワルの企み聞いてしまう。気付かれ危機一髪のなみを幇間姿で座敷に現われお庭番との連携で鮮やかに救い出す新之助。逃れたなみが新之助に礼を言う、今宮神社合祀摂社前。新之助は参道を歩きながら言外に身分明かす。 その夜勘定奉行松前邸に集結のワルのもとに乗り込む新之助、頭巾取った顔にびっくりの松前淡路守。腹切れ発言に上様じゃないとラス立ち。 ■ 長七郎江戸日記 第47話「町に咲いた恋唄」1985.1.22NTV/東映太秦 ガラの悪い男たちに追われボコられた末石灯籠で頭打つ唐辛子屋の弥七、仁和寺九所明神。辰三郎に金ねだられながら金堂のほうから歩いてくる長さん、弥七を抱き起こすが「音羽のおかしら…」と呟き死亡。番所へ走る辰、九所明神の角曲がってゆく。嘆息し空見上げる長七郎の背に五重塔の宝輪。 夢楽堂の一日、辰らに女っ気ひとつ無い堅物ぶりをからかわれる宅兵衛、憮然として町をゆく。弥七を殺してしまった事を同心に責められている勘助ら、仁和寺内陣の塀ぎわ。弥七の死を町の噂で耳にしたおみねがならず者に絡まれるのを助ける宅兵衛、ぎっくり腰の仁和寺観音堂。見舞いに来るおみねに落ち着かず上ずった対応の宅兵衛、無責任に騒ぎ立てる辰たち。 おみねは盗賊・音羽の仙蔵の養女で、堅気になれと州走りの弥七を付け仙蔵が側から離し江戸住まいさせていた女。ありもしない仙蔵の隠し金を狙って元手下の勘助らを動かしているのは仙蔵を殺して金を奪った元甲府勤番支配の町奉行・黒川だった。 町で勘助らに見つかってしまうおみね、気配察し現場に急行しおみね逃がす宅兵衛、逃げた先で侍に捕まりかかるがこれは長さんが出張って助ける、大覚寺護摩堂前。賊の背後には心経宝塔映り込む。 黒川邸に投げ文、隠し金の地図。これをもとに黒川らが掘る掘る、出て来た箱から石塊、なんだこれはと驚愕の黒川たちの頭上から長七郎君の声が降って来る、仁和寺鐘楼。階から飛び降りる長七郎君、今日のお召は銀ラメに黒。名乗り上げるが騙りの曲者と決め付けられラス立ち。殺陣は鐘楼前から金堂、参道に移動。 江戸払いとなったおみねを見送る宅兵衛と辰、大沢池東堤。離れて見送る長さんの背後に心経宝塔。 |
2002/7/12 |
■ 痛快!三匹のご隠居 第七話「無理矢理お茶壺騒動・麿が関白でおじゃる」1999.12.2テレ朝 大道芸の最中妙な爺にからかわれ力んだ途端ぎっくり腰の関屋勘兵衛、宿場役人夫婦に助けられる。街道をゆく玄夢とお蝶はお茶壺道中一行が道の真ん中に居座り大名から金を毟っているのを見る、山室の堤道。乾三四郎は峠の茶屋で勘兵衛をからかった爺に酒をたかられる、保津峡落合。爺、黄門ルックでマイ盃持ってる。 袋井本陣に到着の茶壷一行・茶道頭の今井と警護頭の水野、無理難題を吹っかけるが料理と酒は三四郎と玄夢がでっち上げやり過ごす。しかし金の欲しい茶壷ーズは茶壷に鼠が粗相したと宿場役人・矢崎を責め蔵に閉じ込め誠意を形で示せと迫る。 これに三四郎が関白・近衛綾麿に化け恐れ入らせる。宴席で腹踊りさせるという悪ノリぶり。そこへ本物の近衛関白、座敷に上がってきたのは峠の酒たかり爺、勘兵衛らとアイコンタクトの末忘れ物と言ってマイ盃(近衛牡丹の紋所入り)置いてく、垣見五郎兵衛のパロかいな。その後散々な目に遭った茶壷ーズは翌朝早々出立、しかし運ぶお茶は玄夢特製のそのへんの葉っぱベースにセンブリ・もぐさに馬糞一掴み入りの代物にすり替えられているというおまけ付き。十日後、上様がひどい下痢になり茶壷ーズが切腹との噂が東海道に流れる…。 OPの露天風呂、柵に見覚えあり、摂津峡山水館では。三匹が斬るでも使ってたし。 ■ 暴れん坊将軍2 第149話「あゝ、嫁入り志願三人娘!」1983テレ朝 無役の小出三四郎、小納戸役仰せつかる。描かれる上様の日常。三四郎、べたべたと上様に接し妹三人の話などする。興味持った上様、三四郎宅へ。 奥医師・陶山織部、暗殺者を引き入れる。 め組一同が江戸城奥御殿の畳替え手伝いに来る日、恒例の餅撒き避けたい上様は三四郎に身代わり託し妹三人組と花摘みへ行ってしまう。職人に紛れ入り込む暗殺者、渡り廊下を走る刺客(福本清三)、東福寺通天橋。寝所に討ち込む刺客は忠相らに阻まれ自刃。ビビった三四郎はお役目辞退申し出る。じいや忠相に不心得だ腑抜けだと罵られた三四郎が悄然と歩む、南禅寺三門〜南禅僧堂坂。上様が市中をずんずん歩く、南禅僧堂坂〜三門。三四郎が拉致される、僧堂坂。 陶山の家は元武家、綱吉の代に犬殺しのかどで一家が処刑され滅んだことから徳川家を憎み続けている。そこへ豊臣の忍・天魔一族が噛んでいる。 陶山宅へ上様が鷹狩の途中具合悪くなり伝奏屋敷へ入ったとの報、寝所の上様に刃向ける陶山法印、天魔も出て大暴れのラス立、上様が畳を投げつけるシーンも。 ■ 長七郎江戸日記 第46話「野盗秘聞」1985.1.15NTV/東映太秦 回船問屋大坂屋に賊、娘・お葉拉致。日野宿はずれ・地蔵谷に金持って来いの文、大坂屋は長七郎に人質交換依頼、長さん騎馬でゆく、谷山林道。捕われ娘と一緒に小屋に籠められるが翌朝、食事持ってきた見張りを倒し脱出、出迎えた辰は大坂屋が勘定役・矢部と組んで汚いことをしていると告げる。賊は大坂屋と矢部に謀殺された堺商人足立屋の生き残り、お葉も足立屋の娘で大坂屋が偽装のため養育していたもので、二人は兄と妹。 再度さらわれたお葉の交換場所では矢部の鉄砲隊が長七郎ごと始末しようとする。賊一味は殲滅、お葉も負傷、帰着し矢部に報告の大坂屋、もう心配ないと笑う座敷に長七郎君登場、今日のお召は青に白、宅兵衛出てきて名乗り上げるも「ええい偽りだ偽者だ出会え」でラス立。 ■ 必殺仕事人 第59話「彫り技喜悦観音一刀斬り」1980.7.11テレ朝 行方不明だった山城屋の娘・おしの、死体となって発見された背には般若の入墨。仕事から彫辰のものと知れるが彼も半月前から失踪。 秀たちの長屋に現われる常盤津の師匠・お絹、左内の女房・お涼に付き纏う。元老中・中野登美翁邸で入墨の図案描く彫辰、これを次の女にと悲母観音。女を手配せよと登美翁、変態。 南町奉行所門前の溝に身潜め左内の女房が失踪と主水にツナぐ秀、大覚寺御殿川。主水、仕事人とは関係ないと突き放す。 秀らは中野邸へ加代送り込み調査。夜半忍び込んだ左内は蔵の中に涼の姿確認、一旦戻る。そこへ主水、大工の頭領締め上げて中野邸の絵図面ゲットしてくる。木更津から戻ったおしまは山城屋から依頼があったことを告げる。主水は事のからくりを書いた文投げ入れていた。 出陣の仕事人たち、大覚寺御殿川沿いをゆく主水、御殿川の中を走る秀。参道石橋で合流し涼の背に針が入れられる寸前に乱入。彫師とお絹は秀が、用人は左内が始末、登美翁の前に主水、一刀のもとに斬り捨て「地獄へ行っても俺が仕事人だって事は閻魔に内緒だぜ」 |
2002/7/11 |
■ 長七郎江戸日記 第45話「瓦版始末記」1985.1.8NTV/東映太秦 公儀御用達小間物問屋・牡丹屋から出火、長男新之助は他殺体で発見。火事場から出て来たざんばら髪の怪しい大男、新之助を助けようとしたが殺されていた放火も誰がやったか知っているが自分は新之助に大恩あり話せないとおれんと辰三郎に言う。そう言いながらぺらぺらと父親の牡丹屋門兵衛が火つけた息子も殺したと喋る。よみうり屋を尾けていた同心がそれを聞きつけどうでも証言させると捕まえようとすると船上で胸を突き川に落ちる、芸州無宿・安蔵。これが証拠とされ牡丹屋主人は捕縛、処刑されることに。 安蔵に不審抱いた長さん、調査に着手、人使い荒し。安蔵は偽装自殺で生きているばかりかくちなわの以助配下の盗賊、牡丹屋に代わり御用達になった春木屋を足がかりに御金蔵破りの計画。盗人宿となっている春木屋に般若の面付け乗り込む長七郎君、今日のお召は白に銀鼠。名乗りも上げずばっさばっさと盗賊どもを斬り捨てる。追い詰めたくちなわの以助は諸肌脱いで背向けて座りこれでも斬れるかと凄んでみせる、背にでかでかと三つ葉葵の入墨。ここで長さんふっふっと笑い面を取り胸の紋強調、宅兵衛が名乗り上げ葵が葵を斬るのに何の文句が、とすぱっと両断。牡丹屋の火焙りは寸前に中止。 ■ 痛快!三匹のご隠居 第六話「狙われた三万石!虎の意を借る狐狩り」1999.11.25テレ朝 巡検使到来で大騒ぎの猿沢藩。関屋勘兵衛は作法指南役に乾三四郎は巡検使取り扱いのエキスパートとして祭り上げられる。巡検使が領内に入った頃殿様が急死、家老は事を伏せるがノルマ達成に燃える巡検使は殿との面会求めてくるのに窮し腹を切ろうとするのを止める勘兵衛、騙し通そうと提案。玄夢を殿に仕立てて一旦はやり過ごすがバレバレ。三匹は街道筋で江戸へ向かう巡検使待伏せ始末。ロケ地谷山林道・清滝川(?)・鳥居本八幡宮。斬って捨てたあと巡検使が認めたふうにして不始末を仕出かした従者二人を処断し自分も責負って切腹するとの内容を江戸に送る…悪辣ぅ。 ■ 暴れん坊将軍2 第148話「吉宗危うし、消えた御神刀!」1983テレ朝 加納邸の前通りかかり荷車と娘門前に置いて金を無心の浪人者・大澤。そこへ追われている中間がそっと荷物隠してゆく、妙心寺。これが盗難に遭った家康から伝わる三池典太・将軍家の守り刀。見つからねば将軍職辞さねばと上様。調査から大澤の荷車が浮かび事情を聞きに行く新之助、大澤の娘に会いに行った広場では侍と一緒に帰ったと子ら、大覚寺天神島祠前。 刀は小普請支配でクサっている名門旗本・橋爪大和守が手柄にしようと中間・伊助に盗ませたもの。その伊助を私邸庭で射殺す橋爪、相国寺大光明寺。 刀は回りまわって絵島の方ゆかりの現政権恨んでいる春光尼のもとへ。物騒なことばかり考えてるお騒がせ軍団をまとめて始末する上様。 ■ 長七郎江戸日記2 SP-4「ふたり長七郎 京の舞」1988.12.27NTV/東映太秦 京を震撼させる御用盗、一味にはライトサーベル振り回す長七郎にそっくりの男。あまつさえ「松平長七郎参上」なんて紙を現場に残してゆく。同じ頃、江戸の長七郎に東福門院から病篤しの文、上洛の途につく長七郎、宅兵衛とゆく東海道、谷山林道。道中琉球拳法使いの男女に父の仇なんて襲われる一幕も。京に着いてみると東福門院の病気は嘘、見合いさせられる長七郎。 長七郎の依頼で刈女の父の琉球からの一行が殺害された件を調査のおれんと辰、聞き込みする茶店、大覚寺天神島〜大沢池船着。辰、情報持ち京へ。 続発する御用盗、昨夜の押込みの話する柳生の忍たち、愛宕念仏寺。東海道をひた走る辰のロボット走り、谷山林道。 御用盗はクーデタ計画の一味の仕業、黒幕には京都所司代の八坂刑部、琉球の使い殺ったのもこいつ。騙され八坂の別宅・東山の不老庵に連れ込まれる刈女たち、旧中山邸。これを長七郎に知らせる途中の六、柳生宗冬に斬られる、仁和寺九所明神。深傷の体引きずり長七郎のもとへ辿りつき息絶える六。亡骸を辰に託し不老庵に向かう長七郎、今日のお召は白に薄蒼。鉄砲と弓は貰った火薬でぼーん、SPだけに派手な殺陣。辰も刈女救出に薪ざっぽで助勢。 琉球へ帰る刈女たちとの別れの船着場、広沢池。 ■ 江戸特捜指令 第二話「百面相、処刑台の顔」1976MBS/三船プロ 金の茶釜から「助けてください」のメッセージ。最初から太鼓叩いてる一斉、一同は南部領へ。 メッセージは隠し金山からのもので発信者の吾助は拷問の果て巳代松状態に。吾助と女房助けるのに視察の大目付さらうは化けて代官所に入り込むはと派手な仕掛けで最後は処刑場でラス立。 ■ 必殺仕事人 第58話「暴れ技田楽垂直刺し」1980.7.4テレ朝 旗本・永久保天膳を調べろと木更津からの指令。天膳はやりたい放題の暴れ者。 北出藩の若侍・金坂東馬に突っかかる天膳、割ってはいる豆腐屋の定七、大覚寺五社明神。定七は東馬に雇ってくれと申し出槍持ちに。身を粉にして働き得意げに槍持ってお供の定七は天膳とのトラブル避けようとした金坂母子に売られ天膳邸でいたぶり殺される、妙心寺。真相を知るべく金坂邸や天膳邸訪ねてゆく定七の妹・お民も嬲り者に。お民は金坂邸で東馬の母刺し殺し自分も殺されてしまう。 雨の中をゆく仕事人たち、天膳と取り巻きは左内と秀が。金坂邸には主水が刀剣類の数合わせと騙って入り込み槍を拝見するフリして突き殺す「見事な、お槍でございました」。 |
2002/7/10 |
■ 長七郎江戸日記 第44話「くの一有情」1984.12.18NTV/東映太秦 将軍家世継・竹千代君重篤の事態に長七郎始末しようと動く柳生、六との分断工作図る。備前屋からの足抜け女郎・お葉を助け境遇に同情する六、地蔵のお供えの握り飯のエピソードで少年時代の六の回想シーン、桂川サイクリングロード付近。 夢楽堂では具合悪そうなお葉に医者呼ぶが手遅れとの診断、ますます同情の六。散策のお葉にも付いて回る水辺、大沢池。お葉が見上げ故郷を思う山、愛宕山。冠雪バージョンも映る。そこへ襲い来る柳生忍群、大覚寺天神島祠前。長七郎が駆けつけると途端にさっと退くのに不審抱く長さん、聞き込みでお葉が柳生の仕込みのくの一と確信。その間紀州家に拉致されたりもする。 六にお葉の疑惑話すが容易に信じない六、そこへお葉が備前屋でまた女郎が殺される助けてと駆けて来る。罠と知りつつ備前屋に向かう長七郎たち、今日のお召は白に銀鼠。遂にほだされたくの一・お葉は一行を追いかけ罠だと叫ぶ胸に手裏剣。備前屋からは用心棒はじめ人数わらわら、宅兵衛の「このお方は」にも「喧しいやぃ何が何だかわからねぇが構わなねぇからぶっ殺せ」で始まる斬りあい、やくざ相手にも律儀に双剣抜き決めセリフの長七郎君、あらかた叩き伏せたところへ柳生。しかし戦闘中に茜が竹千代君回復の報持って来ると即退いてゆく。意味ありげに茜とアイコンタクトの長さん。 ■ 暴れん坊将軍2 第147話「罠にはまったカッポレ娘!」1983テレ朝 油が高騰するなか安売りで有名な油問屋・房州屋が店先で頓死、現場にあった遺留品から三年前に勘当された娘・女幇間の染八が捕縛される。安売りを快く思っていなかった株仲間の肝煎り・油問屋の山城屋と南町の同心、勘定吟味役・星野主水正が仕組んだ罠、吟味と偽り染八を牢から出し始末しようとする同心、犯行直前に新之助に阻まれる、大覚寺天神島橋。逃げるところを叩き伏せられる、心経宝塔前。これを連れて星野邸へ乗り込みぴしぴし断罪の上様、主水正途中で上様と気付くも「そんな馬鹿な。ええい斬れ斬れ」でラス立。 女幇間の振舞やおさゐを死神仕立ての悪夢などに尺をとり暴将らしいコミカルな作りだが話の密度が薄い一作。 ■ 翔べ!必殺うらごろし 第20話「水探しの占い棒が死体を見つけた」1979.4.20テレ朝 水飢饉の村、二股の木ぎれ持ちダウンジングのお常、超常力で湧水探り当てる。これをもとに溜池作り灌漑しようと計画の村の若い衆、お常の息子・耕助は江戸で水利工事技術習得してきている。庄屋に掛け合い村の金で資材調達に出る耕助と嘉吉、庄屋の手先・十力に密殺された上耕助が金を持って逃げたことにされる。仏の庄屋は実は代官と組んで村の公金使い込むわ人を陥れるわの悪党。 嘉助の死体はダウンジング棒を温泉探すとか言って弄んでいた正十が見つける。耕助のは母親のお常が棒を持って彷徨った挙句埋められているのを見つける。息子の死を見たお常、棒を持って倅を殺した奴の所へ案内して、と呟きながらふらふらと庄屋屋敷へ。過たず庄屋を指す占い棒、耕助を返せと詰め寄るお常は十力に絞め殺される。 死体の多さに不審がられてはと代官たちはうら殺チームに全ての罪着せ村人を煽る。先生、朝日のパワーまとい代官所(大覚寺明智門)の塀飛び越え串刺し。邸内に逃げ込んだ代官を殺る際には旗竿振り回し襖をみんな吹き飛ばすパフォーマンスを見せる。十力は若が撲殺。庄屋は屋敷から逃げ出したところをおばさんに呼び止められる。「ちょっとあのぅ、このあたりに仏の庄屋様っていう偉い庄屋様がいらっしゃるそうで」「ホントにあなた様で?」「おかしいね、仏っていうのは死んだ人のことを言うんじゃないのかねぇ(刺す)地獄へ行きな!(抜く)地獄に仏さ」刀拭うおばさん、降り出す雨。 ■ 必殺商売人 第3話「むかし夫婦いま他人」1978.3.3テレ朝 毎年施餓鬼の善行施す上総屋、君子を説く塾の教師・佐久良平馬、各々裏の顔を持つ。妾を次々と囲う上総屋。それに女を供給する女衒・平馬、我が子を産んだ女まで使い捨てにする非道な男。平馬に騙され子と離された上殺される芸者、断腸の思いで置いてきた赤子も後を追うように死。 主水は芸者強請ろうとしていた罪悪感から珍しくフライングしターゲットを誤り「ただの助平爺」を仕置してしまう寸前に事が明らかになる。苛々して新次たちに悪態ついたことを詫びる主水に四年前の自分たちの失策語るおせい、小金目当てにやって来た小悪党と真のターゲットを間違えて殺ってしまった未だに悪夢を見る京都での苦い過去。真のターゲットの始末尋ねる主水と正八にそのままだと答える新次たちに主水は調べた佐久良の過去語る。四年前京から出て来たよく似た手口使うワル。間違えた仕置相手・花井弥十郎の名を使い亡霊仕立てで佐久良の塾の屋根から語りかける正十、その動揺ぶりから佐久良は新次たちの真のターゲットだった松原伊織と知れる。 職権乱用して塾生を退かせ場を整える主水、再び正十の作り声の花井の亡霊の声響くにキレかかる佐久良、新次とおせい二人かがりで仕置、昇華される積年の思い。 事後、奉行所に来た上総屋に芸者の一件は殺しと噂がとたかる主水、助平爺骨までしゃぶってやると嘯く、ワイルドなこの作の主水。 ロケ地、芸者菊丸囲う上総屋の向島の寮、随心院長屋門。 |
2002/7/9 |
■ 痛快!三匹のご隠居 第四話「一升飯を食う女、腹が減っては仇討ちできぬ」1999.11.11テレ朝/東映 勘兵衛が悪夢から目覚める草原、桂川サイクリングロードか或いは摩気橋付近か。 野木村では藩の普請方が出張り水門工事、玄夢がもっこ担いでアルバイト、摩気橋。橋脚にむしろ巻いて工事中を演出と同時にコンクリ隠し、うーんこんな巧い使い方があるとは…苦肉の策なんだろうけど。谷啓は橋から落下した鎌を石投げて逸らす技を見せる。人夫らが賃金受け取る河原の背後に橋上で話す小頭と娘・多加。 野木村の祭礼、振舞酒にたかる勘兵衛、摩気神社。 水門が爆破されたと隣村同士で掛け合いの人数が出て鉢合わせの竹林、わらびの里。 庄屋の家、門の向こうに萱葺き屋根、背後の山には何やら見覚え…キャプチャ。 倉田屋が多加見染める村はずれの道、山室堤下Y字道。ラストに映る嫁入り行列もここ。 多加が庄屋の息子と共に仇討ちに赴く水辺、沢ノ池。勘兵衛割って入りラス立。 ■ 鬼平犯科帳 第一シリーズSP「流星」通算26話1990.2.21CX 大坂、生駒の仙右衛門が凄腕の浪人・沖と杉浦に鬼平の殺しを依頼。 江戸では平蔵が風邪で寝込んでいる。その枕頭から煙管が盗まれる。引退した盗賊・浜崎の友五郎の仕業で、平蔵は粂八を使い悪戯仕掛ける。その際山谷堀で友五郎と昔語りする粂八、広沢池畔。 蠢動をはじめる生駒の仙右衛門の魔手。盗賊改同心・小柳の妻女が外出先で惨殺される、妙心寺塔頭道(設定・市ヶ谷七軒町)。その後木下同心・下男の治兵衛と殺され厳戒態勢に入る鬼平、その間隙をつき次々と出没する凶盗。京極備前守の呼び出し受ける平蔵、大覚寺五大堂(設定・京極私邸)。助勢の人数回すと言う京極に盗賊改の名に関わると自力解決を望む平蔵。見回りに出た夜の市中では密偵たちが手分けして見張りに出ているのを本来の業務に戻れと退かせるも気遣いにせきあげる鬼平。 友五郎の勤める船宿・加賀屋へ訪ねてくる仙右衛門とタッグの盗賊・鹿山の市之助の手下、浅草・橋場の大川端で身内を人質にとられ盗めの話呑まされる友五郎、広沢池。 巣鴨・本明寺(檜皮葺の立派な大寺・ 板橋宿はずれ、川越街道への道をゆく平蔵に馬上からいきなり斬りかかってくる仙右衛門差し回しの殺し屋・沖。体勢を崩しながら崖道を駆け下り小川の中で斬り結ぶ平蔵、数合にて沖を斬り捕える、嵯峨酵素。役宅で激しく沖を責め問いする鬼平、自ら割れ竹を振るい遂に染井村のアジト吐かせる。早速踏み込むが一味はおらず監禁されていた友五郎の身内が発見される。手がかりなくし窮する平蔵のもとに川越から急報、川越水路起点近くの福岡村の新河岸川の岸辺の廃寺に鹿山一味のアジト発見の報、ロケ地河畔の竹林から亀岡盆地を流れる桂川と思われる(要確認・キャプチャ)。川越へ急行する盗賊改、川越街道に馬を走らせる、下鴨神社糺の森・馬場。荷運び出す寸前に打ち込む盗賊改、平蔵は離れた場所で船で待つ。そこへ友五郎の操船で逃げてくる鹿山一味、前へ出張る平蔵の乗った船、それを見てわざと船を座礁させる友五郎。捕物が終わり船に座り込む友五郎に優しげになぜ逃げなかったかと声かける平蔵、空に流星。 ■ 暴れん坊将軍2 第146話「惚れた病いを治す酒!」1983テレ朝 大目付就任にあたり上様にお目通りの勘定奉行・松浦主水正。はじめのほうで上様に謁見する新顔はその日の悪者パターン、後任が政敵なので今までの悪事完璧に隠蔽しようと画策。これに絡んで機密文書預かり追われる遊女を偶然救う新之助とめ組の知り合いの酒乱の大工・熊吉。遊女お秋はそのまま熊吉の家に居着き新婚めいた暮らしが続くが松浦の手回り連れ去られる。荒れる熊吉、断っていた酒を呷りお秋を助けた場所にやって来る。そこで屋台を出している親父がお秋の居場所喋ったのを知りその侍のところへ連れて行けと町を引き回すうち松浦の行列に行き当たる。親父が行列にお秋のことを聞いた侍を認め、熊吉は行列の前に飛び出してゆく。無礼討ちになるところへ紫頭巾の新之助、仁和寺参道(御室桜葉無し)で大暴れ、松野は逃がす。 その後松野呼び罷免伝える上様、紫頭巾かぶって御簾のなか。言い繕おうとする松野の前に証拠の文書と紫頭巾の無頼、松野抜刀するも敵わず庭に走り出て自刃。 ■ 長七郎江戸日記 第43話「宅兵衛子守唄」1984.12.11NTV/東映太秦 釣りの長さんと辰、心中との声、屋形船で無理心中ぽい男女、侍と芸者、広沢池か。 この侍が宅兵衛の甥、葬儀にかけつけた長さんと宅兵衛、未亡人・志乃にボロカス言われた上赤子押し付けられる。挙句市中で白昼酔っ払うさまに悪評ふんぷん、しかしこれが偽装で夫の無実と任務果たそうと敵地に乗り込む烈女。見つかり危機一髪に長七郎君登場、今日のお召は銀ラメに黒。汚職上司稲垣、罪状縷々述べられ「ええい構わん斬れ斬れ」でラス立。 ■ 陰陽師 安倍晴明 第二話「王都への怨み」2002.7.9CX 昭陽舎で観桜の宴、大覚寺五大堂観月台に飾りつけて。 頻発する野盗のイメージ、随心院築地塀。 前回の「鬼の手」に呪かける晴明、滝裏の洞窟… 老婆から悪霊払う晴明、嵯峨酵素民家セット。 野盗に襲われる親子助け子に礼の貝殻貰う四の宮、酵素ダート。 都に戻った四の宮の話する将之と氷月、大覚寺むらさめの廊。 身につけた法力で民衆癒す四の宮、某寺山門前…南禅寺に似るもロケ地不明。 跋扈する人の命奪うのが主眼の賊、下鴨神社糺の森河合社前。 四の宮と出会う光弘、東福寺通天橋。 晴明のもとへ急ぐ将之がゾンビ兵士に襲われる、ならの小川。 夢枕・岡野のアレとは違うお話だから比較しちゃいけないけどなんかベタの晴明ヘン。次は普通の時代劇に戻してくれるんだろうな、フジ。たまさかのお遊びは許すからさぁ。 |
2002/7/8 |
■ 暴れん坊将軍2 第145話「つめたい春の夫婦花!」1983テレ朝 食べすぎで寝込んだおさゐを診察の医師・松井助四郎と妻・しげ。診察後新さんと蕎麦食べにゆく途中久松玄蕃と行き会う。剣の試合で遺恨持った玄蕃が助四郎の父を殺害(殺害現場の石段と塀不明)し出奔、仇求め江戸へ出て来た松井夫婦。玄蕃を匿う旗本・棚橋家に掛け合いに行くが門前払い。お庭番たちに棚橋家に玄蕃が居るか確認を命ずる上様、真如堂?助四郎の出身藩・和泉藩は譜代の権威かけ旗本・棚橋にナシつけると留守居役・柿内左内。棚橋家に玄蕃居ると報告のさぎり、仁和寺塔前。 棚橋の宴席、父と呼ぶ玄蕃。知行地の娘に手つけて生ませた庶子。この情報を上様に上げる才蔵、姫路城天守望む石垣下。上様はじいに命じ棚橋家から玄蕃ださせるように計らうが目付衆はけんもほろろ、棚橋に直接掛け合うも逆に無礼と言われたじたじの加納様。 その上和泉藩留守居役からは棚橋が漆奉行になるので仇討ちをあきらめるよう説得される助四郎(漆は和泉藩の主産物)、交換条件の長崎留学を苦渋の選択。 玄蕃と市中で行き会うめ組、助四郎と別れの宴張ろうとからかう玄蕃、人殺しと面罵され柄に手かけるところへ新之助駆けつける、今宮神社本殿、舞殿、摂社。 和泉藩の人数に囲まれ長崎へ出立の松井夫婦、品川の手前でおしげは手紙残し去る茶屋、放生池堤にセット。一人江戸に残り父の仇討つと書置き。堤道を江戸に向け走るおしげ、大沢池堤。棚橋に助四郎の動向伝えに来る柿内、道中で始末の算段していることを告げ漆の商談。和泉藩の侍たちが箱根山中で助四郎始末の相談している頃、当の助四郎は逃げ江戸へ驀進中、しげ同様大沢池堤を走る。 才蔵から柿内の企みの報告受け長屋に戻ったしげのもとへ急ぐ新之助、上御霊神社楼門くぐる。しげに事情話し助四郎の危機告げる新さん、戻ってきて立ち聞きした助四郎が許せんと走り出し和泉藩士と行き合いチャンバラは南禅僧堂坂。新之助も駆けつけ大暴れの石段付近。助四郎負傷、任せておけと歩み出す新之助、南禅寺境内をゆく。棚橋一行が柿内も伴い知行地へ出向いたことを報告するさぎり、南禅寺三門。 一行の前に立ちはだかる新之助、仁和寺中門(南面)に立ち懐手。弾劾する新之助を上様と認め平伏の棚橋、ハラキリ発言に玄蕃「父上奴は上様ではござらん。俺が斬る手出し致すな」と石段駆け上がり斬りかかる。段下で一騎打ち、剣客の割にあっさりヤられる。「よくも玄蕃を」でラス立、参道から中門登り上様大暴れ。お庭番たちは観音堂前で戦う。棚橋は金堂前で追い詰められ上様お許しをと言いつつ鉄砲出すがお庭番に斬。 事後、じいと野点の上様、姫路城。えげれす焼酎をスキットルに入れて持ってるじい。 ■ 長七郎江戸日記 第42話「大江戸哀歌」1984.12.4NTV/東映太秦 火盗改の過酷な無宿人狩りの話しながら夜の町をゆく長さんと辰のところへ殺しを見たと飛び出て来る怪我した男、房州から友を頼り出て来た青年・太吉。翌日辰が調べると手代になっている筈の友・仙吉はとうに暇を出され行方知れずに。 その後町で長七郎に犯行見つかるスリ、身を持ち崩した仙吉。盗賊に足を踏み入れかけている。 火盗改役所、大覚寺明智門。同心と目明しの銀次が今夜の押込みの手筈ひそひそ。また、殺しの目撃者・太吉を見つけ次第殺せと同心。急ぎ働きの凶行重ねるが犯行の翌日には必ず無宿人の死体が出る。 治安の悪化で折角ありついた職を無宿人という理由でふいにする太吉、一人でやってみると夢楽堂飛び出す太吉を追いかける辰、大沢池堤。仙吉の噂聞いたと深川へ連れてゆく。屋台で昼間から酒をくらっている仙吉見つけ喜びつきまとう太吉。 老中から褒められたと笑う火盗長官、宴席に矢部同心と銀次、上までグル。仙吉のもとへ転がり込んだ太吉が目撃者と知りこれで安心とほくそえむ。 銀次から仕事貰ったと嬉しそうな太吉に銀次たちの正体ばらし長七郎のもとへ帰れと言う仙吉、銀次たちに阻まれる。揉みあい傷つきながら太吉逃がす。長七郎たちが駆けつけたときには虫の息で銀次たちの今夜の押込み先告げ死亡。辰の急報で町方は火盗情報がガセなのに気付き一味をお縄。同刻、押込み成功の吉報待つ火盗長官以下の座敷に長七郎君登場、今日のお召は白に銀鼠。宅兵衛の名乗りに平伏するが切腹を迫られると「こやつは偽物」でラス立、座敷を斬り抜ける長七郎君。 事後、国へ帰る太吉を見送る夢楽堂一行、糺の森馬場に石灯籠セット。 ■ 暴れん坊将軍12 第一話通算820話「美しき狙撃者!和歌山城燃ゆ」2002.7.8テレ朝 小石川薬草園視察の上様が刺客に襲われるが刺客は凄腕の狙撃者に撃たれる。弾は根来鉄砲衆のものに酷似。 め組の頭連れ紀州に赴く上様、満喫の海、三段壁…ひょっとしたらホテルシーモア露天風呂前かも。和歌山城下、城とセット合成。浪人を集めている兵学者・大窪の道場へ入門者として乗り込む新之助、立会い入門許可される。 根来寺へ入り情報収集のお庭番たち、山門(ここに無数にいる捨て猫にはびっくり)・根本大塔、本物。陣太夫が浮かぶ、岩頭に立つイメージ映像、生石高原。 大久保、新之助連れ登城、藩主に大窪への警戒求める上様。紀州公傀儡にした政権奪取企む大窪、正体は元根来衆・陣太夫、お庭番の選に漏れ恨み抱く。着々と運ばれる密造の鉄砲、報告受ける上様、千畳敷。大窪、手下をアジり決起促すところへ乗り込む新之助、ちょっと暴れ。残った手下と悪企みの大窪、鉄砲鍛冶の娘・おひさに新之助殺害を指示、妙心寺塔頭道。 山中の大窪アジトへ向かう上様、わらびの里。狙うおひさ、上様と気付きやめるが大窪に斬られる。生石高原で一騎打ちの大窪と上様、現地。南紀の山々をバックに大立ち回り。 事後和歌山城の庭で事件を述懐の上様に田辺より親友が重篤との使者、次回も吉宗漫遊記。 ■ 鬼平犯科帳 第一シリーズ25話「雨の湯豆腐」1990.2.14CX 浅草寺の縁日、蝦蟇の油売り見ている越後屋を針で一突きの殺し屋、居合わせた平蔵駆けつける、清涼寺境内参道。 ヤサへ帰る殺し屋の時次郎、カラスを飼う楊枝職人。上松の清五郎来訪、越後屋殺しの半金持参し新たな殺しの依頼。ターゲットの辻屋の女房・お照の名聞き動揺するも受ける。 神田明神へ参詣のお照、北野天満宮。参道〜中門〜本殿。本殿裏でお照に声かける大工の為吉、時次郎尾けてゆく。そのさまを参道の屋台陰から見ている火盗の酒井と伊佐次。 報告を受けた平蔵、浅草寺での一件からの勘働きで時次郎探索を下命。 時次郎には重ねての依頼、大工為吉の殺害。時次郎と為吉は昔同じ頭の下にいた盗賊仲間、照は頭の娘。照に手出し為吉にボコられ不能となった時次郎は以来ロンリーとなり殺し屋に。 関わりがあった人間のコロシに苦悩し消耗する時次郎、ぎらつく眼とカラスの赤い口のコントラスト、「適材」を配し洗練されたビジュアルに仕上がっている、さすが鬼平スタッフ。 殺し屋として歯車の狂った時次郎は為吉殺害現場に得物残してしまう。思い余って照に上方へ逃げようと持ちかけるが自身の殺害を元締に依頼され破滅に向かう時次郎。 藤枝梅安ものを原作に頂く異色作、時次郎のキャスティング壺ハマり、顔見た女児が泣き出すシーンも。 ロケ地、塩入土手下という設定の時次郎のヤサの民家が不明。 ■ 痛快!三匹のご隠居 第三話「鬼の十手持ち・あの娘の目を治したい」1999.11.4テレ朝/東映 OPに山室の風景、揃って降りて来る三匹に神護寺金堂下の石段、お蝶が走る大覚寺天神島橋〜護摩堂。 守銭奴の岡っ引実はいい奴パターン。わかりやすい筋立てと遊び入りまくり陰惨な部分無しのこういうのはどういった層に向けての作品なのかな。先頃放映された「三匹が斬る」に酷似、は当然だがラス立までおふざけ入ってて笑える。鬼平見たあとにこれ見てげらげら笑うのもアリよね。 ロケ地、長崎へお雪の目治しに旅立つ弥吉一行、罧原堤より乗船。三匹とお蝶がそれに手を振る、桂川サイクリングロード上、背後にメタセコイア。次の地へ旅立つ三匹一行、北嵯峨農道? ■ 神谷玄次郎捕物控 第四話「疑惑」 1990CX/松竹 自分が寄場送りにした音吉が帰還するのを迎えに出る神谷、罧原堤に船手番所セット。そこで見かける一色堂の勘当息子と後妻の曰くありげな態度。 寝間で殺害された一色堂主人、誰も真実を語らぬなか事実を積み上げてゆく神谷。結局三年前勘当息子が寄場送りになった事件から事情割り出し解決。 二転三転する証言や複雑な背後関係人間模様、理屈っぽい作りに挟まれる関係者の日常が色を添える。 ロケ地、芸者時代の知人に脅され金渡すおるい、大覚寺五社明神。旅立つ鉄之助見送る神谷と銀蔵、大沢池堤(南側)。 |
2002/7/7 |
■ 鬼平犯科帳 第八シリーズ一話「瓶割小僧」1998.4.22CX通算126話 上野寛永寺でのろ牛と呼ばれるかつての盗賊仲間にばったり出会うおまさ、仁和寺五重塔前、縁日セット。石川の五兵衛の手下になっている。その宿が安手のものでないことに不審抱く平蔵。その直後喧嘩で殺されるのろ牛、懐中から凶盗に殺された桐生の富商の財布が出てくる。のろ牛の宿・伊勢新に張り込み、夜半二階の窓から出て怪しまれ捕まる五兵衛。詮議にも達者な口で応答し何一つ吐かぬ五兵衛、憎体な面を隙見する平蔵、見知った顔。牢番の割った茶碗の音に思い出す、20年前の「瓶割小僧」。平蔵、一計を案じエキストラ集め芝居を打つ。役者はそのへんで拾ってきた悪たれ坊主と瓶割の一件に絡んだ浪人の息子。 万端整い五兵衛を連れ出す盗賊改、連れてゆく先は五兵衛が幼少時住んでいた芝・神谷町界隈。陶器屋の店先で「瓶割小僧」演じる子供見せられにやにや笑い軽口飛ばす五兵衛、次いで連れて行かれる先では瓶割後のエピソード、浪人に斬られかかり平蔵に助けてもらった場面再現されるのにへたり込む五兵衛・20年前の瓶割小僧音松、粟生光明寺紅葉道。名乗り上げる平蔵に恐れ入る「音松」。 ■ 鬼平犯科帳 第八シリーズSP「鬼火」1998.4.15CX通算125話 ふと入った居酒屋で狼藉者叩きのめす平蔵、騒ぎの間に逃げ散る居酒屋の夫婦。その際漏れ聞いた「丹波守の指図か」に反応する平蔵、その後店を窺う怪しい浪人を尾ける粂八と彦十、粂八前後を固められ追われる湯島天神から凌雲寺への道、随心院築地塀。もう一人の浪人尾ける平蔵、ならの小川畔。斬撃の末あっさり負けを認め事情話す高橋浪人、磊落な人柄。これに怪しい浪人・大野への仕掛けを依頼する鬼平。 高貴薬扱う大店が凶盗にやられ、失踪したままの居酒屋夫婦の一件との関わりが浮上、病がちの大身旗本と医師と隠し子と凶盗と、事情が錯綜。 大身旗本の実子で他家継いだ神田・今川小路に住まう納戸役・長井伊織の姿垣間見に来る居酒屋の女将・お浜、妙心寺塔頭道。我が子の後姿を見送り塔の見える石橋上で嘆くお浜、東寺方丈池。 奪った高貴薬を前に旗本を操る算段の医師・吉野道伯、盗賊の嘗役。道伯に次の仕掛け決行を示唆する盗賊たち。事情知る居酒屋夫婦の小屋襲う人数、殺される亭主、斬られ瀕死のお浜は役宅で息を引き取る。 高橋浪人の寄宿先に詰めていた彦十とツナギの平蔵、大覚寺放生池堤。高橋浪人は大野に依頼された平蔵襲撃の演技、斬り合いの末死んだフリ。狙った盗賊改の撹乱失敗を知らず商家に押し込む大野たち、お縄。結果大身旗本は失脚、医師も捕わる。 お浜の墓に詣でる平蔵とおまさ、見返る墓にちろちろと鬼火。しとしとと降り続く柔らかな雨、石段降り帰る鬼平、場所不明・キャプチャ。 |
2002/7/6 |
■ 木枯し紋次郎 第一話「川留めの水は濁った」1972.1.1CX 明神一家の壺振り・お勝が弟と組んでイカサマ博打で五十両持ってトンズラ、追う代貸・佐太郎。東海道筋をうろうろする姉弟を助ける紋次郎、お勝は恩義を感じている亡き姉に酷似。逃避行に大井川川留めの報、追い詰められるお勝たち、河原で佐太郎を斬る紋次郎。佐太郎は姉・おみつの夫で誤って死に至らしめた過去を持っていた。そしてその日は姉の祥月命日だった。 佐太郎に刑事コロンボ、川留めの島田宿に出て紋次郎ボコるちんぴらに昔の名前の火野正平。 処々に先頃放送を終えた盤嶽との類似、ロケ地は古すぎて見当つかず。1972年だったら国道でも地道とかあったしなー。OPは谷山林道? ■ 暴れん坊将軍2 第144話「ちゃんを返して、将軍様!」1983テレ朝 駒込・六義園を訪れる上様、入り込んでいた少年・鶴吉に顔見られる。鶴吉の父は傷害事件起し島送りとなっている。その赦免を早めてやると目明しに騙され金を要求されている鶴吉姉弟。 上様、いつも通り城を抜け出す。水門をくぐり水路をゆき市中の船着きに上がるところを鶴吉に目撃される、中ノ島橋北詰堰堤上。その後いつも通りめ組に入る上様、この話を目明しの弥三に喋る鶴吉、これが元老中で尾張公推し失脚した安藤豊後守に情報として上がり吉宗暗殺計画が持ち上がる。早速放たれる刺客、新之助を襲う糺の森、雪の演出。 鶴吉の姉・おさきは弥三の更なる金の要求に窮し遂に妾にあがる決心し材木問屋の旦那の座敷に向かう、その階下で弥三たちが始末され大騒ぎに。おさきを連れ町をやく新之助の鼻先に文の付いた小柄、鶴吉の命惜しくば下谷長縁寺へとの文言。鶴吉の不在確かめおさきを家に残し寺へ向かう新之助、有栖川畔〜放生池堤〜谷山林道(?)。約定の下谷の寺、鳥居本八幡宮。わらわらと出てくる人数、本殿前。「貴様の天下もこれまでじゃ死出の旅路につけい」で始まる斬りあい、数合いの後鶴吉を盾にとられ刀放り出す新之助、一太刀浴びる。安藤が上様に刀振り上げるところへお庭番が爆薬ボーン、片腕で斬りまくる上様大暴れ。 事後、姉弟の父が帰還する霊岸島、大沢池。いつも上様が抜け出す隠し戸に釘打ちこれでもう抜け出せぬとほくそえむじい、別の回り戸からあっさり出てゆく上様を庭まで追って説教のじい、 ■ 長七郎江戸日記 第41話「故郷が呼んでる」1984.11.27NTV/東映太秦 夜陰、釣りを装い出る長七郎、遊里で竹馬の友、若年寄・水野の待つ座敷へ。いきなり黒イカ集団の襲撃、水野はこれで三度目だと言い長七郎に助力を要請。水野は先頃評定所で決した悪徳商人を決所にし財産を没収するというプランに疑義抱き調査していた。 蔵からギヤマンが見つかったかどで欠所になる武蔵屋、その前で「こんな事になるとは」と呟くチンピラを見た長さん、五郎太に尾行させる。 六と武蔵屋の話をする長さん、南禅寺三門、仰角。 チンピラの巳之吉、武蔵屋へギヤマン置いた仕事はこれっぽっちじゃ合わないと依頼人へ掛け合いにゆく、今宮神社に縁日セット。言い値を払うから次の仕事もと言われ受けるが連れのおゆきは危惧抱き用心棒を雇おうと言い出し尾けてきた五郎太に目を付ける。五郎太を誘う、今宮神社楼門〜高倉前灯篭〜高倉下。 大目付・坂部が口火を切った今回の欠所騒ぎ、坂部に五万両貸している札差・大黒屋はライバルを消してくれたら借金は半額にと持ちかけるも手文庫に偽金仕込まれ(巳之吉の仕事)お縄、その場で斬り殺される。 長七郎が欠所騒動に首を突っ込んでいることを柳生にツナぐ茜、今宮神社東門に茶店セット。 辰と宅さんにより大黒屋の裏帳簿入手の長さん、はじめから大黒屋狙っての今回の仕掛けと看破。 金を受け取りにゆく巳之吉、殺されかかりおゆきは負傷、今宮神社合祀摂社前。二人を夢楽堂に連れ帰り諭すが逃亡。 水野とツナぐ長七郎、広沢池。 逃げた巳之吉は在所の母のもとへ。駆け寄ろうとするのを止める長七郎、周りは固められているのを告げる。巳之吉の頼みで実家の柿を取りに行く長七郎、老母と話すうち見破られ斬り合いに。その後巳之吉は全てを暴露する決心固める。ロケ地酵素。 坂部邸の夜、手下を呼ぶ声に応えるは巳之吉、大目付の悪行暴き立てる。人数繰り出すに長七郎君登場、今日のお召は青に白。証拠突きつけられ「ええい構わぬ、斬れ斬り捨てい」でラス立。 |
2002/7/5 |
■ 暴れん坊将軍2 第143話「倒産前夜の夫婦宣言!」1983テレ朝 東照宮改修を渋る上様に強くことを進める酒井老中、御廊下で八戸藩南部出羽守に次はおまえと声かける。財政火の車の藩は勘定方・堀口清兵衛を裕福な料理屋に婿入りさせ老中への工作資金作ろうとする。堀口を不審に思った料理屋の女将はめ組の助けで心底見届けるため盗賊に入られ財産を失ったと芝居。堀口は自分の役目は終わった、悪かったと言い置き藩邸へ。窮する八戸藩、若侍たちは老中に天誅を加えようと走り出す。酒井の駕籠待ち受け潜む、仁和寺御室桜林(葉っぱ無し)。駕籠を襲う、観音堂前。八戸藩士は次々と返り討ちに遭い清兵衛も負傷するところへ新さん。 新之助の策で金は八戸藩へ届けられ家老は酒井邸へ持ってゆくが中味石ころ。しかもその座敷の屏風の裏で寝ている上様、起き上がり酒井をぴしぴし指弾、こんな旨い職捨てられるかと向かってくる酒井、ラス立開始。 ■ 長七郎江戸日記 第39話「望郷」1984.11.20NTV/東映太秦 山へ粘土取りに来る辰と牛吉、谷山林道。六部に襲われる老侍、辰に壺預け逃げる。落とした印籠の抱き茗荷から駿河大納言の側役・明へ渡った渡辺幸庵と知れる。預かった壺からは明国見聞録が出てくる。長崎奉行の手先とすったもんだの末、辰がおりんに怒られ庭先に隠れているのを見て思い出す、幸庵にかくれんぼをして遊んで貰った林、糺の森。その林の祠で幸庵と再会の長七郎。鎖国により異国に取り残された者の望郷の念、それを利用して儲ける長崎奉行の悪行、遂にじかに長崎奉行邸に乗り込む幸庵、奉行の悪趣味な部屋から長七郎君登場、今日のお召は銀ラメに黒、奉行の溜め込んだ金塊からのクロス光を背にラス立。 |
2002/7/4 |
■ 暴れん坊将軍2 第142話「吉宗が愛した悪女」1983テレ朝 忠相と手合いの上様にたまに女の事も考えろとねちねち、しつこく好みのタイプ聞くじい、上様が思い出す将軍就任当時の大奥での猫を庇った女・道の事、にやける上様。 郡上藩で世継巡るきな臭い動き、中心にいるのは側室・お道の方で、猫の一件の折名を聞かれながらお手がつかなかったことで大奥にいられなくなり郡上家へ奉公にあがったもの。 事情を察した忠相も動くがどうしてもわが子を世継にと聞かぬお道の方。バックには老中・堀田日向守がいて改易を狙っている。嫡子が狙撃された件で窮地に立ち藩邸出て堀田邸に逃げ込んだところを毒殺されかかる、毒の入った茶器、景徳鎮の安物…うちにも中華街で買った同じのあるよ…。斬られかかるところへ上様登場、上様見て驚愕の堀田老中一旦平伏するも「斯くなる上は詮方なし座してお咎めを待つよりは一思いにお命頂戴仕る者ども出会え斬れ斬ってしまえ」よう喋るな要素全部入ってるやんか。 ロケ地、駕籠で外出のお道の方にお家のためと若侍が斬りかかる、二尊院紅葉の馬場。新之助が場に割って入りお道の方と話す、二尊院墓地。郡上藩の嫡子・左馬之介が騎馬で通りかかり狙撃される、下鴨神社馬場。め組が居合わせ騒いだので賊は止め刺さずに逃走。 ■ 長七郎江戸日記 第39話「旗本愚連隊」1984/11/13NTV/東映太秦 ひょっとこの面つけた侍三人が夜な夜な騎馬で現われ町人に無体を働く。投げ縄で首絞めて引きずり回し殺すという残忍なもの。その首魁・矢部左内は沼尻陣内に呼ばれ小普請組頭の榊予衛門失脚させ後を襲うため次男坊の新十郎を仲間に引きずり込めと示唆される。部屋住みの身で鬱屈していた新十郎は迂闊にも誘いに乗ってしまい町娘を殺してしまう。これが牛吉の知人の幇間の娘、後に座敷でその話をしているのを聞きつけた幇間は左内たちに斬りかかるも惨殺される。一連の事件は情報操作により全て新十郎の仕業とされ父・榊予衛門は切腹。駆けつけ抱き起こす長七郎の手の中でこときれる榊。ずいぶん経ってから罠と気付く新十郎、沼尻邸に乗り込み暴れるところに長七郎君登場、今日のお召は銀ラメに黒。宅兵衛が新十郎逃がすなかラス立。 ロケ地、六から情報受け考察中の長七郎に声かける茜のシーン及びラストの長七郎が歩く塀脇の道、「おかしら刀売り」のヤツ。あーこれがいったいどこなんだか。もう周辺地図描けるくらいあちこちで見てるよぉ。★追記遂に判明、南禅寺僧堂南の坂、この作での撮りは三門下石垣付近から。ラストナレーション映像に南禅寺三門。 ■ 江戸特捜指令 第一話「忽然!荒野に大名屋敷」1976.10.2MBS/三船プロ 富籤の不正の裏に水戸藩。間違いで当選した者は殺したりまでする悪辣さに立ち上がる隠し目付たち。召集の合図は「先生」が物干しに上がって叩く太鼓だわ、秘密の部屋に入るにはナイスなからくり仕掛けがあるわ、寛永寺の僧騙って堂々と水戸藩邸に乗り込むわ、小伝馬町の牢屋敷から囚人連れ出すのに爆竹とからくり人形使うわ、ノリでエレメンツぶち込んだゴージャスなトンデモ作品。最後はタイトルまんまの仕掛けで水戸藩士ハメて皆殺し。ラス立にチーム全員勢ぞろいして色違いの御揃いの着物と面被って並んで歩いて来るし。ちょっとちょっとぉとか言いながら次回も見てしまうパターンなんだろうな、これは。MBS制作ながら撮りは京都じゃないのね。 ■ 服部半蔵 影の軍団 第27話最終回「乱入!女湯の24時間」1980/9/30KTV/ 東映 伊賀の隠れ里襲い殲滅の甲賀衆、茶髪蓮司が指揮。精鋭集め遂に雉の湯襲う。 保科くんとこにまで姑息な手回しまず半蔵を雉の湯から遠ざける。急ぎ帰る半蔵を襲う甲賀、大覚寺五社明神から有栖川。じわじわ包囲される雉の湯、ひそやかな死闘の末喜平次が戦死。 一旦退く甲賀、遂には江戸城武器庫に火薬仕掛け伊賀者の犯行に見せかける陰謀を巡らす。罠と知りつつ城に向かう三人。武器庫前では鬼四郎が導火線持って立ちはだかる、伊賀の存在自体が憎い、許せぬと。点火し半蔵と斬り結ぶ鬼四郎、ぽーんと上がるは寸前で大八がすり替えたもの。倒れる鬼四郎。 事後、兵六とお梅の婚儀が半蔵・大八立会いのもと行われる、嵯峨酵素。そこへ保科の祝の品持って花嫁姿で現われるおりん…。 |
2002/7/3 |
■ 暴れん坊将軍2 第141話「悲願!お小夜アイヤ節」1983テレ朝 江戸のウォーターフロントに位置する出羽備中守の管轄地・備中島は司直の手の及ばぬ無法地帯、そこへの橋はうかつに渡れぬ怖い橋とされる、木津川流れ橋。端っこに番屋セット。 め組と懇意の目明しが備中島で殺されたことから自ら乗り込み調査の上様、町人髷に佐渡帰り示す入れ墨まで用意。居酒屋では早速大喧嘩、ゴロツキの中には白木みのるの姿も。そこで津軽娘・お小夜の三味に聞き入る用心棒・山犬主水を見かける。娘は出奔した父を捜している。 ゴロツキの豆蔵(白木)に顔役の湊屋宗兵衛(凶盗・ムササビの宗兵衛)を殺ってくれと見込まれる新さん、仁和寺九所明神。湊屋に招かれた席でいきなり突っかかり宗兵衛を縛り上げ入ってきた用心棒・主水も叩き倒し出自も指摘。患っている主水は激しく咳き込みながらお小夜を島から連れ出してくれと依頼する。 豆蔵に湊屋を始末したと告げる新さん、覆面の侍に報告上げる豆蔵、木津河原。砂地にカワラヤナギのブッシュが点々。そこへ湊屋から上がる火の手、驚き騒ぐ悪党たちの前に自分が火を放ったと現われる主水、撃たれる。駆け寄るお小夜、今わの際に父であることを仄めかし死す。 橋を逃げてくる悪党たちは出張った忠相に阻まれ、取って返すとそこには侍姿に戻った上様。ラス立は流れ橋左岸側で。橋脚が低いので下へも飛び降りての殺陣も。上様は汀で大暴れ。 ■ 長七郎江戸日記 第38話「風魔一族の陰謀」1984.11.6NTV/東映太秦 竹千代君と見合いのため下向する伏見宮顕子姫の行列がゆく、谷山林道。怪しの人数に襲われ拐かされる。 竹橋御殿(仁和寺勅使門)で姫がさらわれたことを叔母・天樹院から聞かされる長七郎。五千両を要求する文が届く。小石川春日明神に金を持参するよう指示、天樹院づきの音羽の方が荷車に乗せた金を持ってゆく、大覚寺天神島。そこへ本郷・根津を通り千駄木に向かえとの新たな指示。一行がゆくルート、天神島〜五社明神〜放生池堤。そこで新たな駒形・蔵前へ向かえとの指示、大川端へ着いた音羽の方から金を奪って逃走は広沢池。大老・酒井の人数が船で追うがまかれる。 一方、姫が捕われている山寺、西明寺。退屈した姫が外を覗くと自分と瓜二つの少女がいる、西明寺境内。少女の背後に特徴のある灯籠が数基。少女は風魔の一族で実は外に出された双子の妹。山寺を出た姫一行は襲われ姫とおつきの春日井局は断崖から落ちる、保津峡落合。 偽の姫(双子の妹・八ツ手)に不審抱く天樹院、長七郎も見てきた状況から腑に落ちぬと丹沢へ取って返す。丹沢では宅兵衛が姫らを保護、そこで局から事情が明らかに。大御所に滅ぼされた風魔一族の恨み、見合いの責任者深草少将の出自(母が風魔)、見合いの席で八ツ手が竹千代君殺める寸前に長七郎君登場。泡食ってアジトに逃げ込む少将、今日のお召は青に白「その三つ葉葵真っ二つに切り裂いてやるわ」と喚ぶ風魔首領・小弥太。ラス立では上から降ってくる忍者にカマキリ剣法も披露。少将を演じる原田大二郎の死に様は派手。 事後、仁和寺中門をゆく長七郎、背後に仁王門と双ケ岡。 ■ 必殺商売人 第二話「誘拐されてよろこぶ女」1978.2.24テレ朝 偶然三ツ木屋の妾誘拐の脅迫状仲介することになる正八、主水に見せ一儲け企む。 主水は戦慄コンビと安産のお守り授かりに水天宮へ(不明・キャプチャ)。 主水たちの行動を観察していた新次、おせいに不審の心持ち語る、広沢池。暗殺者が子供をもうける心根が理解できないと述懐。 約定の身代金授受の寛永寺鐘楼、相国寺鐘楼。主水三ツ木屋の前に立ちはだかるも手出し無用と突っぱねられ場は流れる。 監禁中の三ツ木屋妾・世間知らずのおうらは誘拐犯と親しむ。 再びの身代金要求、不忍池は大沢池、元は盗賊・野火止の藤兵ヱは誘拐犯たちを皆殺しに。翌朝、アジトの根津の灯台から汀に死体を発見する正八、その懐から抜いた金をチームに提示し仕置を示唆。新次は主水の話をストレートに信じず一応確認すべく調査に。そこで正八と共に見る藤兵ヱのもとを去ろうとしたおうらの殺害。 おうらの葬儀が執り行われる寺、参列したおうらの踊りの師匠・おせいは藤兵ヱに「野火止の藤兵ヱに殺られたかと思いましたよ」と告げる。直後襲ってくる人数を斬り捨てる主水。藤兵ヱは新次が葬儀席上を障子の向こうから笄で刺し始末、焼香の席に崩れ落ちる藤兵ヱ。 事後、釣りの新次にここでの殺生は駄目と話しかける主水、大沢池。 |
2002/7/2 |
■ 暴れん坊将軍2 第140話「捨て子の父は辰五郎!?」1983テレ朝 め組へ捨てられた赤ん坊のことを話題に談笑の上様、若年寄酒井将監が持ってくる急死した小田原藩主の末期養子の件、内情調査命じると出てくるのは養子となる子の親で後見人の脇坂の悪評。一方め組には赤子を狙った影がちらつく。捨て子は小田原藩主の落胤で箱根山中の居酒屋の娘が生んだもの。母親は小田原藩邸に捕まり落胤の居場所を迫られるが黙し語らず。才蔵たちにより逃がされめ組へ駆け込む。殺到する侍たち、め組と新さんで大暴れ。 母と赤子連れ藩邸に乗り込む上様、跡目はワシの子じゃと嘯く脇坂、後ろで上様に気付く酒井、一旦平伏も腹切れのセリフで始まるラス立、松平健の殺陣は手数が多く太刀行きが早い。…首魁の大ワルは上様が斬らず忍びたちが殺るパターンが多いが何か意味あるのかな。 ■ 長七郎江戸日記 第37話「いたずら小鳥」1984.10.30NTV/東映太秦 身寄りの無い老人の世話見て「仏の市兵衛」と呼ばれる巴屋が古着を配る、今宮神社東門。それを見ている長七郎の印籠盗む幼女、近所で評判の性悪の大嘘吐き。長さんは印籠はやるから嘘はいかんと説教。懲りずに辰に纏わりつくおちよ、池に小判沈んでると騙し辰を池に突き落とす、大沢池?うーんあったかなこんな汀…確かめに行かねば。 父親に遊んで貰っている子供を凝視するおちよ、それを見ている男に父ではないかと声掛ける長さん、今宮神社東門。山師をやめるよう諭すが聞き入れず。 寛永寺増築の籤で一番を引き当てた大黒屋の宴が開かれる、おちよの母が勤める料亭。人恋しく遊びに来ていたおちよは大黒屋が厠で密殺されるのを見てしまい玄関で巴屋を殺人者と指差し叫び以後狙われる。大黒屋は病死とされる。六に死体の状況話し殺しであることを確認する長七郎、横から髪結い女が割って入り大黒屋の内情べらべら喋る。女は柳生で、今回の件は長七郎君に任せてはとツナぐ、大覚寺護摩堂。 宮さんで遊んでいるところを狙われるおちよ、父親が庇い長七郎も飛び出してくる、今宮神社境内合祀摂社付近。 大川に船浮かべ裏金の授受行う黒幕・四ツ谷の御前、近くに船を出しこれ見よがしにおちよを舞わせ見せ付ける長七郎、操船は六。追いかけ浜に上がってくるワルどもの頭上に長七郎の高笑いが降ってくる、大沢池。今日のお召は純白(地模様)に薄鼠、突っかかって来る悪どもを汀で薙ぎ倒す。 ■ 陰陽師 安倍晴明 第一話「王都最大の危機」2002/7/2CX 陰陽師たちが歩いてくる池の上の橋、平安神宮橋殿。 陰陽祭が行われる御所清涼殿、大覚寺宸殿。 彩子の乗った牛車が怪かしに襲われ神隠しに遭う、下鴨神社糺の森馬場。 陰陽寮の階前の庭園と池、林の向こうに塔、仁和寺神殿。 彩子の失踪の件話しながら屋形付きの高橋をゆく公家たち、東福寺通天橋。 陰陽寮の廊下で師匠と話す晴明、大覚寺むらさめの廊。 彩子が無事戻っている御所昭陽舎の門、仁和寺勅使門。 彩子の消えた現場調査する晴明、下鴨神社糺の森馬場池跡前。 彩子のことで光弘に嫌味言われる晴明、仁和寺勅使門。内側は大覚寺宸殿にスイッチ。 霊剣・雷切丸を取りにゆく晴明と将之、わらびの里竹林〜保津峡落合崖上〜 雷切丸に斬られ彩子から離れた「瘴気」追って対決の場面は大覚寺大沢池天神島。 あ〜シリーズタイトル変わっちゃってるぅ〜あ〜ビデオ撮り〜フジの枠、死んだの? ■ 翔べ!必殺うらごろし 第19話「童が近づくと殺人者が判る」1979.4.13テレ朝 急ぎ働きの凶盗出て宿改め、岡っ引の連れてる男児は殺人者をぴたりと言い当てる。それを見て正十「ステキな子、うちのセンセとは大違い」、金蔓と思いついてゆく。男児の名は芳平、岡っ引権三は父の兄。芳坊が遊んでいるのを窺う正十、そこへ先生一行がやってくるのに「折り紙つきの殺し屋だもんね」と能力確かめようとする。過たず三人を指し人殺しと叫ぶ芳坊。 漆ケ原代官所、明智門。代官は江戸栄転が決まっている。そこへ権三が一年前の盗賊の隠し金の話を上げると代官は何故か不機嫌。 おねむが居眠りしている水辺、大沢池。芳坊が来て遊ぼうと言う、場面は金戒光明寺石段に移動、現われる正十は江戸へ連れて行き大儲け企図するが腕を噛まれ逃げられる。「あれを江戸に連れて行けば大儲け間違いなし大岡越前も真っ青」 代官所へ来た芳坊、代官大野以下沖原・重岡を殺人者と名指し、窮した叔父の権三はほうほうの態で子供連れ退出。この霊感は正しく、芳坊の父を盗賊の隠し金欲しさに殺したのは代官たちだった。先生の話等から真実を覚った権三は代官のもとに乗り込むも密殺、死体が運び出されるのを代官所前の溝(御殿川)から首出して見ている正十。汀に捨てられた死体に朝日が射す、黙然と眺めるうら殺チーム、大沢池。駆けつける芳坊母子を狙う刺客は若が始末。明智門から出てくる侍に買って貰いたいものがあると権三の十手見せる正十、抜刀する侍から走って逃げる参道石橋。追う侍、おばさんが石仏に前垂れ掛けている所に来て声掛けられる「お侍さん、折れてる十手渡してくれって頼まれたよ(刺す)この十手、タダじゃあげられないよ、お前さんと引換えさ(ずぶずぶと刺して抜く)同じ人殺しでもお前さんと一緒にされちゃたまらないよ」先生は旗竿で代官を串刺し。 事後、石段でおねむと遊ぶ芳坊見て金戒光明寺三門の框に腰掛け江戸に連れてく算段の正十、若が近づいても騒がず霊感なくなっているを知り嘆く。 |
2002/7/1 |
■ 暴れん坊将軍2 第139話「信濃路、新さん賭場荒らし!」1983テレ朝 前回に続き旅物。諏訪が舞台。 諏訪湖(本物)が映ったあと、め組一行が水辺で騒ぐ、広沢池。対岸に遍照寺山がくっきり。まさか諏訪湖っていう気じゃ…。 そこで話をしていた股旅姿の無宿・清五郎、芝居がかりで「黒姫小僧」として役人に捕縛される。 旅姿の上様と忠相、路銀尽きる。賭場で稼ごうという上様叱る忠相、ノリノリで博打に興じる。そこへ入ってきた尼僧、イカサマだと騒ぎ鉄砲ぶっ放し金箱持って逃げる、正体は賭場荒らしの火の玉おぎん。行き掛かりでおぎん助け一緒に逃げる上様と忠相、一連のロケ地北嵯峨農道。 黒姫小僧の唐丸駕籠がゆく、大沢池畔。信濃代官所出張所(特徴のある門と塀、他作品でも見た…キャプチャ)へ入る。 江戸城ではじいが役人に追い回され決済を求められ「もういや、こんな生活!」…必殺でも同様のギャグがあったよなー。 おぎんの家に居続け上様、栗なんか貪り食ってる。おぎんに花会の用心棒を依頼され馬鹿な色仕掛けされかかるところに忠相、甲州金盗難の情報上げる。おぎんが町で無茶をするのを制する上様、その様子を見ていた黒姫小僧の情婦たちに頼まれ黒姫小僧奪回する話に乗る上様と忠相…実は替え玉で代官もみんなグル。一旦川(桂川?)の中走って逃げたあと代官出張所へ乗り込みラス立。正体知りへいつくばるおぎんだがその後旅姿でついてくる、流れ橋上。上様、性根直らぬおぎんを川に突き落とすシーンに松平建歌う「花」が被る。黒姫の情婦三人も追ってくるのを逃げ出す新さんの止め画で終。 ■ 長七郎江戸日記 第36話「べに椿異聞」1984.10.23NTV/東映太秦 長七郎一行、汀に佇み流れに椿を流す女を見る、中ノ島橋。 平穏無事でネタが無いからと美人でも探して来いと出される辰、谷中の茶屋女の話仕入れ連れてくる。話の出所は怪しい町道場、主の門馬はお登勢(椿女)の敵討ちの後援している。 怪しんだ長七郎は六に調査を依頼、京へ行って帰ってくるビジュアル、山道を鬼のように駆ける姿、嵯峨酵素の崖上ダート。お登勢は京の茶頭の娘で、十年前両親を盗賊に惨殺されていた。 門馬らの誘導で二人まで仇を討つが実は門馬と父の弟子が犯人の親玉、殺されかかるお登勢の危機一髪に長七郎君登場、今日のお召は青に白。雷鳴響くなか「邪剣」門馬と斬り結び斬。 ■ 神谷玄次郎捕物控 第三話「秘密」1990CX 料亭・よし野、器用な手つきで出し巻仕上げる勝蔵、子供に玉子焼き「内緒」と言ってまるごとやる物腰が可笑しい。二階ではその子を連れ花見にゆこうと神谷、しみじみ嬉しそうな女将・お津世、そこへ銀蔵親分がコロシの話持ってくる。 回向院は振袖火事の犠牲者を祀ったことに始まると語るナレーションに風化した石仏の映像、化野念仏寺。その裏の相生町で19歳の女が惨殺。覗いていた老爺に不審持ち尾行させるがまかれる。勤め先の聞き込みで浮上した若い男も捕えてみれば無関係、しかしその男からもたらされる頬に傷の侍の情報。 神谷の手先をまいた老爺は小間物商・井筒屋主人。実直な使用人に後事を託し旅に出ると告げる。これが往年の大盗・ムササビの吉兵衛で、生涯で初めて惚れた女・おやえの復讐目論み密かに探索の手伸ばす。調書受け取る吉兵衛、大覚寺五社明神、背後に心経宝塔。 顔に刀傷の侍・陣内がゆく、下鴨神社河合社前。尾ける吉兵衛、気付き斬りかかる陣内、割って入る神谷。吉兵衛を番屋に連れてゆき話すが陣内の件の報告聞く僅かな隙に鉤爪使い逃げられる。陣内の消えた古着屋・大坂屋に侵入し凶盗・蝮の一蔵にムササビの名乗り上げ斬り結ぶ吉兵衛、人数繰り出され窮地に陥るところへ神谷。一味は捕えるも吉兵衛は捕えず「今ならまだ大木戸開いてるぜ」。 吉兵衛のことで上司に雷落とされる神谷、抜け出し桜見に。待っていたお津世と息子、大覚寺放生池堤は半ば葉桜。 |
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