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      実相寺昭雄監督作品 1974.10.26ATG 
       鎌倉期、蒙古襲来の世相をバックに王朝貴族の愛憎を描く。 
      上皇の愛人・四条にスポットを当て、男たちに翻弄される彼女が前段、憧れていた西行法師にならい旅行くさまが後段となる。 
  
ロケ地 
      御所さま(上皇)の屋敷、上賀茂神社橋殿。 
      出産のため宿下がりしている四条の屋敷、北神饌所。 
      郊外にある前斎宮屋敷、三井寺光浄院。 
      伏見に遊ぶ御所さま、イメージに大覚寺御殿川・落ち口から勅使門橋を望む。 
      四条の衣を被いで池辺に立つ阿闍梨、大覚寺大沢池堤〜池畔。 
      四条が阿闍梨との間にできた子の処遇について御所さまに迫るくだりの屋敷イメージ、上賀茂神社北神饌所。 
      尼となって厳島神社に参詣する四条、本物。 
      熊野街道をゆく四条たち、酵素(はじめダートから林越しに河川敷を見下ろし、次いで川を渡渉するシーン)。 
      旅を続ける四条、落合トンネル。 
      京に帰還した四条が御所の衛士に御所さまが亡くなったと聞く、建礼門。 
      西園寺邸へ赴き、かつて産んだ女児にと自ら描いた絵巻を託す四条、三井寺唐院門。屋敷を辞し去る四条の後姿、参道。 
      *大沢池のカットは何度も挿まれ、アイキャッチふうな使われ方。 
       
       
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