線の細い、総髪で巻き舌の田村正和の拝一刀。
箱車は押してないので、もちろん堺筒なんかは無し。
柳生烈堂に仲代達矢、弟で「表」柳生の備前守が悪辣っぽく描かれる。
拝一族滅亡から、流浪の旅を経て烈堂との対決で終わる。
父子の旅の情景は砂の器を思い出させる。
ロケ地
拝家へ走る柳生の七生、大覚寺放生池堤。
拝家での乱闘は沢ノ池東岸へ移動し、水切りの太刀で蔵人斬殺。
旅ゆく父子、遊ぶ子らを羨望する大五郎は山室堤道。魚とりして西瓜食う大五郎は罧原堤あたりの桂川か。夕暮れ、数え歌うたう大五郎、木津川堤。
母の墓のある寺、龍潭寺。
磐城平藩領で御用金一行に荒技仕掛ける一刀、クレジットにある奈良の若草山か(炎上シーンあり)。
大五郎が置いていかれる磐城平藩の城、福井の丸岡城。
橋上から放尿し咎められる大五郎、木津川流れ橋。
この後烈堂に拾われ野営&烈堂とお相撲・一刀が現れチャンバラ・七生が割って入り斬られる、一連のシーンは酵素。
七生の荼毘、桂川松尾橋上手か(判断材料少なし)。
烈堂と一刀の対決の錦の浜(八丁河原ではないみたい)、間人の立岩と久美浜町の小天橋海岸。
*烈堂が野営の崩れた楼門、他作品でも拝見した覚えあり。崩れ具合が絶妙の美術で、必見。
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