さむらい探偵事件簿
  1996-1997日本テレビ/東映太秦

八幡掘キャスト
本間五月/高橋英樹
山風堂涼花/萬田久子 新城半兵衛/石橋蓮司
文六/有薗芳記 トキ/洞口依子 伸介/井手らっきょ 又造/梅津栄


 現代語飛び交いまくり、小物やメイクもきまりを無視の怪作、しかしドラマの根幹はお約束の人情劇。本間ちゃん、などの呼称は楽屋裏の雰囲気を伝え、劇中劇を見るような面白さを醸し出す。ここでは時代劇は記号、自らをパロる高橋英樹が見ものの、食わず嫌いは損の痛快作。レギュラー陣に加え、ゲストも一癖ある個性的な面々が多数出演している。


第1話「幻の春画を捜せ!」1996.10.29

 北町をしくじり妻に去られた元同心本間五月が、情婦の家からも追い出されているところ、探偵を依頼する女流画家に拾われる過程を起こりの一話とする。
依頼はむかし山風堂涼花が描いた三曲一双の春画さがし、モデルとなった女の夫が同じく画を狙って立ち現れる。女は夫の仕官の資金のためモデルとなったもので、これが仕官先の上司の目に触れお勤めはパァになってしまった経緯あり、男は荒み辻斬りと成り果てていた。妻の痴態が人目に晒され続けることに耐えられなかった男は、妻と画を滅したのち五月の手にかかって自死ともいえる最期を遂げるのだった。

ロケ地
・柿崎一家の親分の娘に頼まれ駆け落ち相手のもとへ届ける五月ちゃん、これより中山道の辻は御室八十八ヶ所のお堂と放生池橋たもと。
・柿崎一家に追われ湯屋から裸で逃げる五月ちゃん、縁日演出の上御霊神社参道〜本殿裏手と駆け回ったのち涼花の屋形船へ、ここは八幡掘へスイッチ。
・浪人・白坂が出て五月ちゃんに画を渡せと迫る、八幡掘裏路地御室八十八ヶ所お堂前。
・白坂の元妻女が店へ帰ってくる際渡る橋、八幡掘明治橋
・彼女が白坂と会う夜の鳥越神社、今宮神社若宮社付近。斬られた彼女の悲鳴を聞く五月ちゃん、東門を入って石橋上。
・五月ちゃんが白坂を斬る高村神社裏手、今宮神社境内参道
*文中、五月ちゃんと記してあるのは劇中の呼称から。もう、気取ったとこ皆無の高橋英樹、おちゃらけまくりで騒がしく駆け回る。ぶつくさレンジも傑作、十手で岡っ引をびしばしタコ殴りの仕草は爆笑もの。*OPの芝居小屋に山伏役で出てる福ちゃん、今回船頭もつとめるが、萬田久子が屋形船を操る彼に「福ちゃん、やっとくれ」の台詞を投げる傑作保存ものシーンがある。「へいっ」と満面笑みの照れ照れのセンセイが可愛い。*メインゲストの辻斬り浪人に西岡徳馬、おふざけはなく渋い役どころ。


第2話「私は一体ダレ?!」1996.11.5

 五月ちゃんのところへ転がり込んだ依頼者は記憶喪失、金は持っているので相手するうち、鍵を簡単に開ける・犬怖い・夜にお目目ぱっちり・呼子に脅えるなどの行動が。これは義賊・むささび組と喜ぶことしきりの五月ちゃんだが、「義賊」の実態を知りトーンダウン、しかし依頼者の「うす」のみ本当の義賊と覚り、彼を消しにかかる盗っ人どもを鮮やかに斬ってみせるのだった。

ロケ地
・五月ちゃんに接触の記憶喪失の「うす」、八幡掘明治橋下堀端
・「うす」が倒れていた現場、金戒光明寺長安院下坂。「うす」がむささび組の実態に異議を唱える、鐘楼
・女郎がチクって文六が五月ちゃんを「御用」と迫る、金戒光明寺永運院下坂
・むささび組との立ち回り、大覚寺五社明神(うすを本殿に入れて庇う)
*「うす」の身元探しの過程で、本間さんの周りの人は皆ハイエナと述懐のうすが傑作。「うす」は五月ちゃんの命名、記憶ないからうすぼんやり、という安易なネーミング。でも別料金。*むささび組首領は本田博太郎、押し殺した声も怖いキレた系。


第3話「嘘つき天使の夢芝居」1996.11.12

 泣き落としで五月ちゃんを動かす依頼者の娘、さがしものは旧友。おぼこと見えた娘の正体は寄場帰りの夜鷹であったが、ひとりぼっちの江戸で病を得た身を親身に介抱してくれて、一つ椀を啜りあって苦楽を共にして夢を語りあった友を二心なく求める、純心からの願いだった。
娘とともに貯めこんだ金を人別を得るために使い、料亭の女将になり了せていた「親友」は、訪ねてきた娘を知らぬげに扱うが、最期は友を庇ってワルの刃に斃れる。

ロケ地
・さがしものの女・おもんの墓を訪ねる五月ちゃんと依頼者の娘・おせん、大覚寺天神島大木の根方に墓標をセット。帰途、おもんちゃんまだ生きてると駄々をこねるおせん、五社明神。その後もあきらめず五月ちゃんについて回るおせん、聞いてくれないと死ぬと帯を木にかける、放生池堤
・料亭の女将におさまっている「おもん」が夫婦でお参りの宮、松尾大社本殿。
・事後、夜鷹に戻ったおせんに迫られる五月ちゃん、大覚寺大沢池汀〜堤上(おせんの小屋をセット)
*天然夜鷹・おせんを演じるのは羽野晶紀、台詞にまじるネィティブかも?の大坂弁が見もの。


第4話「モデルにされた迷探偵」1996.11.19

 命を狙われていると五月ちゃんのところへ来た依頼者は戯作者、殺しても益のない忘れ去られた過去の人。しかしほんとうに襲撃はあり、調べるうち「ご逝去記念追悼大売出し」を目論んだ版元の陰謀と知れる。そして事終わったのち、今回の五月ちゃんのろくでもない探偵ぶりがネタにされてしまうのだった。

ロケ地
・依頼者の花倉春之助に話を聞く五月ちゃん、仁和寺観音堂西の蔵(塀に向かって連れションもあり)。本当に襲われたと背の傷を見せる花倉、そこへゴロツキの襲撃のくだりは下基壇。
・五月ちゃんの船で花倉が撃たれ、逃げた二人が身を潜める祠、夜の大覚寺天神島
*花倉の過去のヒット作は「なめくじ忍者百人斬り」、強い忍者が屁をこくお話…売れてる榊原金太郎の著書も「禿鷹忍者」…しかも榊原は鈴木清順監督…。このほか怪しげな薬を売るポール牧、荒っぽい火消しの渡辺哲など楽しいキャスティング、戯作者は平田満。立ち回りや群集にいっぱい小峰さんが見えるのも楽しい。


第5話「うまい話の落し穴」1996.12.3

 石橋蓮司演じる新城半兵衛大ブレイクのお話、美人に一目惚れされて持参金五百両つきで二人で小間物屋開いてと、舞い上がるレンジ空に向かって「生きてて良かったー!」と雄叫び。しかしこれが仕込みの騙り、憎悪をもって仕掛けられた罠。ただし恨まれていたのは新城同心ではなく、か弱い底辺の女を食い物にして恥じぬ卑劣漢だった。

ロケ地
・蒸発亭主を追っかける五月ちゃん、縁日の神社で大騒ぎは今宮神社参道、と思われる(モノ置き過ぎてて、コマで止めて見ても??ひょっとしたら上御霊さんかも)
・うまい話を女の勘で怪しんだ涼花がお峰を問い詰める、大覚寺護摩堂(夕景)
・お峰の妹を死に追いやった「同心・新城」の行為を調べてきて新城と話す五月ちゃん、大沢池船着(小)
*個性派俳優・レンジのあらゆる「顔」が見られる、貴重な一本。出てくるとたいてい殺人鬼だったり変態だったりする石橋蓮司の暗ぁい顔が落ち込みシーンで出て、「新・レンジ生活」以来顕著で今は缶コーヒーCMで好感度が取り沙汰されるに至ったアカるいレンジがベースの、持ってけ状態。もう、出会いのシーンなんか、合成でピンクのハートがぼわぁと入るし。先と後にやる同じネタ、五月ちゃんからかって「おまえなんか裸になっておしっこシートト」発言に至っては意味不明、フリつけてるし。*レンジの名前騙って悪いことする同僚に石原良純。


第6話「恋する妊婦の物語」1996.12.10

 今回の依頼者は臨月の妊婦、頼みは赤子の父親探し。一代で財を成した妊婦の親父の「財産目当て」のきっつい言葉に男が失踪と見えたは半ば当たらず、男は盗っ人の引き込みなのだった。五月ちゃんの奔走で娘との愛はホンモノで、ゆえに引き込みとして賊を導くことをためらっての失踪と知れ、一味をハメてお縄に持ってゆく。

ロケ地
・五月ちゃんを信用できず自ら男を探しに出た娘が休む茶店、大覚寺五社明神・大沢池畔にセット(男が甲斐の故郷に帰ると踏んで待ち構え、設定は内藤新宿付近か)
*臨月の妊婦は騒動の最中産気づき、運び込まれた女郎屋で出産というどたばた展開。


第7話「ゴッドマザーの罠」1997.1.14

 本間ちゃん誘拐さるの巻。
一服盛って監禁されちゃう五月ちゃん、同心時代捕まえた盗っ人(獄死)の母が犯人で、目的は復讐のほかもう一人の息子の「練習台」。縛った五月ちゃんをぶっ叩かせて気の弱い息子を鍛えるという、なんかお間抜けな猛母。利に敏い手下はきっちり裏切って母子も監禁、ちゃっちゃとお仕事して高飛びの算段、ここでようやく「母」が船に置いた五月ちゃんの遺書がおかしいことに気付いてご友人がたが登場、解決を見るのだった。

ロケ地
・弔いを出したあと屋形船も売りに出してさばさばしていた友人たち、どこか寂しくて集まってくる、神護寺石段下。
*母・浅香光代が置いた五月ちゃんの「遺書」、業病で余命僅かなので去る旨をポエムにしてある一件を読み上げては感慨にふけるご友人がたが笑える。そしてだいぶ後になって、こんなまともな文章書ける筈ない・業病ならみんなに移しにかかるようなヤツと怪しみだすトコはもっと笑える。*ラスト、借金とりから逃げる五月ちゃんの前でヤクザが大喧嘩、浅香光代が口走る「ふぁみりー」の韻を踏んだギャグ。福ちゃんや小峰さんがいるのも笑える。


第8話「私は一番不幸な女」1997.1.21

 掏摸から足を洗おうとした男女のお話。不幸な生い立ちゆえ人間不信の女の心は、命を張って彼女を守ろうとした男によってほぐされてゆく。
依頼者たちは深刻だが、五月ちゃんたちはどたばたと大騒ぎ。騙されて岡場所で大散財、タダ働き十五年の危機に陥ったり。

ロケ地
・親分を殺した女を捜す掏摸たち、ツナギ場所に大覚寺護摩堂
・隠れ場所にした岡場所を出たおようが佇む水辺、大沢池水門そば。彼女を追う掏摸たちがやって来るのは堤道


第9話「酒と泪と親子の絆」1997.1.28

 仕事熱心なあまり妻に去られた男は、その後養子をとり後継として鍛えるが、度を過ぎた親父の頑固さは息子との間に隙間を作っていた。
事件は、初めて惚れた女が女郎で、一緒になりたいあまり狂言誘拐で身請け金を調達しようとした息子が、ほんとうに誘拐されてしまうというもの。これは五月ちゃんパワーで解決、親子の絆も再確認で晴れて祝言の運び、蓮司もお手柄貰ってメデタシ。

ロケ地
・狂言のほうの身代金受け渡し現場・黒門町鳥居八幡神楽殿、鳥居本八幡宮(石段、舞殿他)
・マジのほうの受け渡し指定場所・千年楠脇地蔵、大覚寺天神島大木(金を入れる予定の船は北辺の水路に繋留)
*頑固親父に竜雷太、偏屈だが情にもろいベタな父を熱演。番頭の江幡高志がまたいい味で、ひょこひょこと頷く姿がキュートな「善人」役。蓮司の酒樽「御改め」シーンは落語っぽくて笑える。しかし、ロケ地設定…スタッフの慣称そのままなのかも。


第10話「お父さんを探して」1997.2.4

 五月ちゃんの船に依頼者の幼女が居着く。出稼ぎに出たまま一年も帰らぬ父を案じて下総から出てきたその女の子は、こまっしゃくれた生意気な口をきくが、父の姿を見るやくしゃくしゃと泣き崩れ「ちゃん!」。腕をダメにしたことから人さらいの一味となっていた「父」だが、人殺してナイ・被害者みんな悪人だし、という五月ちゃんロジックで故郷に帰される。レンジは二両でごまかされ。

ロケ地
・捜索を頼まれている猫を抱いて逃げる千代を追う五月ちゃん、仁和寺塔前〜金堂。千代の父を探して根津で聞き込み、西門(鐘楼前あたりから西望)。
甲州屋の身代金授受の寺、法輪寺参道。
*「父」の仲間の一人に福ちゃん、五月ちゃんを疑って斬りかかりのされる。台詞あり「気の弱くなった悪党はゴミ」、ドス利いてて良し。


第11話「甘い言葉にご用心」1997.2.11

 脇目もふらず働いてきた中年男の初恋。相手は彼をだまそうとしたあばずれだったが、騙りと判っていて全てを投げ出そうとする男の真情を見た娘は、自分と自分の連れの男が危地に陥るのも構わずヤクザの要求を突っぱねるのだった。

ロケ地
・五月ちゃんに人探しを頼みに来た辰巳屋、当の女を見て追うが見失う、大覚寺心経宝塔基壇石垣(護摩堂の裏が先に見えている)。追いついてきた五月ちゃんに事情を話すくだり、塔石段(見下ろしのアングル)をバックのアングル。
・一旦辰巳屋に戻り放埓な金の使い方をするおちかのくだり、舟遊びは嵐峡
・辰巳屋平作の回想、房州の在を出る15歳の初恋の人との別れ、広沢池池底(水無、からからに乾いてひび割れ)
・五月ちゃんがおちかを諫める汀、嵐峡船着き
・財産を差し出すという平作の申し出を蹴って飛び出したおちかを追った五月ちゃんが彼女を諭す、大覚寺五社明神大沢池南西部分池床(水無、屋形船も船底を見せている)
*辰巳屋平作に小林克也。


第12話「意地張り女の秘密」1997.2.18

 刃物問屋乗っ取りの陰謀に巻き込まれ、三国屋殺しの冤罪を着せられる刃物鍛冶の青年。その妹は普段から金に汚く兄の難儀も知らぬ気に放埓と見えるが、内実は兄を慕う健気な娘で、匿名で五月ちゃんに依頼し無実を晴らしてくれるよう全財産を投げ出すのだった。しかも小狡く立ち回り貯めていた金は兄の仕事場新設の資金という、泣かせる設定。
今回新城ちゃんトホホ設定で、証拠物件の凶器をなくすという失態が、お話の展開に深く関わる。レンジが娘の容姿を表現する仕草がご無体。小道具に娘たちの工作やお習字、友情と書いたピンク折鶴とハート囲みの「愛」…。

ロケ地
・三国屋殺しの舞台に今宮神社高倉、文六が「人殺し!」の悲鳴を聞く石橋や、五月ちゃんがカブトムシ大作戦こいて何本も匕首が見つかるくだりで境内各所を使用。
・三国屋の番頭が徳蔵の弟分をスカウト、化野念仏寺石仏群のなか。
・賭場で目撃証言者を見つけ追う五月ちゃん、刺客出て口封じは広沢池東岸堤道〜池床(水無)
*賭場の中盆に福ちゃん、一瞬しか映らないのにかさかさ動くので確認しにくい。


第13話「おさらばニッポン」1997.2.25

 主題歌を歌う宇崎竜童が登場、腐敗した日本が嫌になったと海の向こうに焦がれる田舎侍。夢見る彼の言動に、はじめ辟易しつつも感化されてゆく五月ちゃんの周囲。五月ちゃんの屋形船で船出することを夢想する彼らの願いを叶えてやるべく、汚れ仕事で金を稼ごうとする健気な五月ちゃんだが、彼らに金の亡者呼ばわりされてボロクソ。しかし真意を知ったトキたちはあっさり翻心、五月ちゃんがいる町に暮らすほうを選ぶのだった。なんかレンジだけ宇崎竜堂に連れて行かれてるっぽいけど。

ロケ地
・五月ちゃんのおうちは映画村の港町特撮プールから八幡掘へ復帰、看板に「八幡掘出張中」と書かれるお遊びも。
・火焔土器探しを頼んだ加納屋がウソこいてたと聞き込む五月ちゃん、白雲橋上。
・桜木幸之助に引いていかれる新城、明治橋上〜堀端
*宇崎竜堂のカッコ、赤バンダナ巻いてるのは本作ではOK、しかし全体的に「官軍」ファッションに見えて、言動とも相俟って時代が幕末に見えて仕方ない。*トキや伸介、又造はそれぞれにツラいことがあって幸之助ちゃんの誘いに乗るが、レンジのそれは「この国が俺を嫌っている」…ぼやき蓮司の真骨頂。*福ちゃん二態で登場、加納屋のライバル店の鳶として頬っかむりで襲撃と、加納屋の用心棒で浪人姿。浪人のほうは五月ちゃんにぐっさり刺されて「おわぁ」。


第14話「洒落にならない男」1997.3.4

 なぜか突然愛に目覚めてしまう涼花たち、レンジまで発情してくねくね。事件も恋愛がらみ、但しつれない恋人を爆殺しようとはかる女マッドサイエンティストが依頼者という殺伐。五月ちゃん爆薬探しててんてこ舞い、これを横からかすめて物騒なことに使おうとする「危険分子」と大立ち回りを演じてカッコよく解決するが、涼花とお茶しようとうきうき船に持ち込んだ饅頭の箱は爆弾だった。

ロケ地
・依頼者に託された荷物を持って神田錦町の凛正館へ赴く五月ちゃん、妙心寺天祥院門。訪ねた男は不在と峰蘭太郎に言われ帰る五月ちゃん、玉鳳院・東海庵境の路地
・依頼者にブツを戻しに行く五月ちゃん、秋月藩御用研究所、妙心寺福寿院(路地も使用)
・脅されて牢から「危険分子」の仲間を出した新城が短筒向けられ危機一髪、五月ちゃん登場でラス立ちは愛宕念仏寺境内・石仏群前。
*五月ちゃんへの愛に目覚める涼花、いきなりよろめきモード突入。レンジは涼花への思いをたぎらせて気色悪いというより怖い仕草を種々披露。*静香の研究所、怪しげなビジュアルの器具多数置かれるそのラボの名は「第六実験棟」…ほんとうに「洒落にならない」。*圧巻は愛宕でのラス立ち、自らの当たり役をパロってみせる高橋英樹、「みーっつ、醜い浮世の鬼を退治てくれようモモタ…じゃない本間五月!」。鼓の音を口でポポポンとか言ってるし、鬼面つけてるのが笑える。被りものもしてくればよかったのに。そして、船ちゅどーんのあと涙にくれるみんなの前にとんでもないカッコしてしれっと出てきて、挿入歌「洒落にならない」が被る。


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