1982.5.28CX/映像京都
若君に毒を盛り側室の子を立てようとはかる家老たち、病篤い国元の殿様は侍医に事態の把握を密かに命じる。江戸表に赴く役を振られたのは侍医の息子の加藤剛、途中目的を同じくする娘を拾い、襲い来る刺客を薙ぎ倒し江戸へ向かう。彼らには道中師の植木等や片桐夕子がからんできて同行し、土壇場では雇われ刺客の浪人も寝返って協力してくれたり。優秀な蘭方医であると同時に鬼のように強い門前東馬だが、馬鹿正直で脳天気の天然系、呆れた道中師が金を返してくれたりもする。そして拾った妙な娘は果たして弟を案じる姫様だった。
ロケ地
・高根城、彦根城天守。侍医・門前邸、民家長屋門と塀。
・早発ちの東馬がゆく道、中ノ島橋〜罧原堤下河原〜松尾橋下手桂川右岸堤(城下を発つ情景にOP被る)。
・裏街道をゆくという詐病の娘と別れる橋、本梅川若森廃橋。
・街道で待ち伏せていた高根藩の追っ手に「娘」のことを聞かれチャンバラの野道、大内辻堂前。
・娘・喜久が鎌七に拾われる裏街道、不明。
・喜久が鶴之介ぎみの「侍女」と東馬に打ち明ける山道、谷山林道か。
・二人の前に立ちはだかる雇われ刺客・佐久間(妙な理屈をこねて刀を納めて去る)、保津峡落合崖道。
・腹が減って神社でヘタっている二人に博打を勧める道中師・お新、不明(新からくり人の三島明神と同じ)。
・すっからかんになって衣も刀もとられくぐる早朝の寺の門、普済寺山門。
・仕方なくバイトする農家、萱葺屋根と洗い場、不明。
・雲水姿の刺客団に襲われる山小屋、酵素か。
・追われ船で逃げる激流、保津峡。
・水をかぶって熱を出した喜久を保護してくれる豪農の家、萱葺民家(襲撃を受け馬で逃げるシーンで映る)。
・高根藩江戸上屋敷、相国寺大光明寺、林光院。
|