1992.10.1テレ朝/東映 |
事の発端は小藩の改易、そこから取り上げた金を幕府に献上して領地をモノにしようと図る大藩のエゴ。小藩の殿様は家臣を同士として徒党を組み、金を運ぶ行列を付け狙うが志果たせず横死。その遺志を引き継ぐかたちで関わってゆく半兵衛、御用金を受け取りにやって来た水野忠邦の前でお宝を花火とともにどかんと打ち上げる、痛快な筋立て。 ロケ地、御用金を運ぶ広島藩の行列を襲う岡田藩の残党、谷山林道切り通し(両側崖部分、荷駄は囮で一人を残し全滅、後で菊池と半兵衛が通りかかり斬り死にした藩士らを葬る)。一人逃れた大森が殿のいる隠れ家に駆け入る、毘沙門堂薬医門。▼広島藩一行藤川宿着▼助っ人の浪人衆を連れて戻る岡田藩方の侍、神光院中興堂。マル典とタダ助を助けるため大松一家(頭目は伝六、手下に捨吉)の頼みで岩五郎の家へ赴く半兵衛、民家(萱葺ほか二階家も映る・畑地側からの撮り)。岩五郎を逃がしてやる半兵衛だが、一家に気付かれ追っ手が殺到する船着き場、木津河原。御用金一行がゆく街道、谷山林道(分岐道の崖上からお蝶が一行を窺う)。江戸城(水野忠邦が広島藩筆頭家老を召し出し・幕府側から使者を立てる命令)、姫路城天守。幕府の使者二人が早馬をやる街道、琵琶湖西岸松原。殿様を入れて三人になってしまった岡田藩一行に菊池が加わる隠れ家、不明。四人でゆく道、鳥居本八幡宮竹林・小柴垣。▼菊池、舞坂宿に半兵衛を訪ね合力を依頼▼広島藩一行が宿とする高塚妙見寺、粟生光明寺山門。菊池を待つ間昼を使う殿様らを襲撃する広島藩目付頭・村雨、鳥居本八幡宮舞殿(殿様自刃)。殿の死を見た菊池が出立する広島藩一行に単身斬り込み銃撃を受け蜂の巣、粟生光明寺石段。菊池を荼毘に付す半兵衛、保津峡落合河口。マル典らが休む茶店に来かかった半兵衛が儲け話を持ちかける、谷山林道。▼広島藩一行見附宿着、本陣泊▼半兵衛たちの動きを警戒し暗いうちに発った広島藩一行が金谷宿へ急ぐ道、谷山林道。同じ頃大井川を目指して行進する水野忠邦の行列、谷山林道。水野が休息所にする浄光寺、随心院薬医門。▼半兵衛らも広島藩一行も金谷宿入り、川止め▼増水する夜の大井川イメージ、桂川嵐山公園中州前堰堤の瀬。お蝶を救うため投降した半兵衛が処刑されかかる野原、不明(侵食激しい岩場)。半兵衛を救出した岩五郎が別れてのちを語る神社、廣峰神社(子分らが固めるのは参道中門、岩五郎と半兵衛が腰掛けて話すのは本殿前石段)。怖気づいてずらかったマル典らが迷い込む「花火の里」、不明。金谷宿本陣を出て渡し場へ向かう広島藩一行、嵐山自転車道(川側からの撮り)。金谷渡し場・島田宿渡し場、ともに木津河原(このあと村雨と決戦の場に)。川人足がおらず引き返す広島藩一行を見届けたあとの帰り道、半兵衛がお蝶に妻子を斬った男は村雨と聞く水辺、広沢池東岸堤道。事後別れゆく半兵衛チーム、お春とカップルの小弥太およびマル典・タダ助コンビ、嵐山自転車道(川側から)、半兵衛とお蝶は桂川松尾橋上手中州流れ込み汀。 キャスト かかし半兵衛/渡哲也 まちかねお兼/古手川祐子 |
*シリーズ第四弾 |