緋ざくら大名
加藤泰監督作品 1958.1.29東映
北条五万石の跡目をめぐる騒動は姫が婿を迎える段になり噴出、魔手から逃れ市中に出た姫は助けてくれた若侍に心惹かれてゆく。殿の暗殺、家老の軟禁などあり姫を害さんとする手が迫るが、長屋の若様の活躍でワルは成敗される。ここで涙ながらに別れる二人、いよいよ婚礼という段でまた出奔、しかし最後には互いの身分を知ることとなる。
ロケ地
・北条家江戸屋敷、西本願寺大玄関門。
・紀五郎の無体から逃げた姫が駆け込む浅草奥山、仁和寺御影堂前〜鐘楼前〜金堂脇。千代三郎が太鼓叩きをしている芝居小屋は参道にセット。
・姫を見失い途方に暮れる侍女が佇む橋、不明(このあともいろんな場面で出る。川端に蔵が見えて伏見っぽい)。
・賭場で借金を作った千代三郎が金を取りに入る桑名十一万石・松平邸、東本願寺内事門。
・侍女が兄と約束の場所へ赴き追っ手に見つかる浅草観音、仁和寺手水場前〜石段〜塔前。
・妹と約束した浅草観音へ向かう途中雨宿りの圭之介(侍女の兄)、南禅寺総門。
・変事を察した圭之介が入る藩邸通用門、南禅寺僧堂南側通用門。
・北条家へ向かう途中駕籠を止めさせ逃げ出す千代三郎、興正寺塀北西角(西本願寺大玄関門を映さないアングル)。
・逃げ出した姫が通り抜ける神社、不明(近江神宮に似る)。
キャスト 松平千代太郎/大川橋蔵 鶴姫/大川恵子
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