小野田嘉幹監督作品 1995.11.18松竹
キャスト
中村吉右衛門、多岐川裕美、梶芽衣子、蟹江敬三、高橋悦史、勝野洋、神山繁、尾美としのり、綿引勝彦、中村歌昇、東根作寿英、久我陽子、御木本伸介、藤巻潤、真田健一郎、木村栄、不破龍彦、三ツ矢真之、中村吉三郎、中村吉之助、中村吉次、江戸屋まねき猫、世良公則、遠藤憲一、峰岸徹、本田博太郎、平泉成、立川三貴、石橋蓮司、高住佳男、栗田よう子、道場六三郎、藤田まこと、岩下志麻
脚本/野上龍雄
激務をこなすかたわら、最も信頼する密偵の「離反」、父の偉大さに押しつぶされてグレた倅と、内にも悩みを抱える平蔵。そんな彼を闇の勢力が狙うが、ストレートに本人に向かわず、まわりを狙って苦しめる異様な執拗さには、理由があった。
ロケ地
- 蛇の平十一味を召し取る宿場、みろくの里オープンセット。
- 深刻な相談事を抱えて粂八の船宿を訪ねてくるおまさ、八幡堀。白雲橋下手掘割に行き来する猪牙船をあしらい、左岸堀端←堀端の家を船宿入口に見立て、その下に船着きを設置。
- 瀬戸川の源助が番をしている新宿の渡し場(葛飾、中川)、琵琶湖流入河川河口州に小屋あしらい。
- 「狐火」の凶行のあと、新宿の渡し場へ急行する火盗の一団、馬を駆る街道は山室堤。見上げの土手は木津堤か(高さと木から)。
- 山田屋の凶行は勇五郎の犯行ではないと、平蔵に話す粂八、西の湖(船を出して釣り、周囲は一面の葦原)。
- 山田屋に入り込んでいた引き込み女の人相書を持って聞き込みに回る火盗同心たち、今宮神社高倉下(茶店仕立て)、今宮神社稲荷社前(巫女さんを配置)。
- 勇五郎が文吉の手下の女(夜鷹に変装中)をシメてヤサを聞き出す柳原土手、大覚寺大沢池堤。苫船を寄せてきた女をシメる船着きをあしらってある。女を川に落としたあと、勇五郎とおまさはその船で消え、直後鬼平たちが船で到着。
- 沖のダンナが船からおりる大坂・枚方の港、嵐峡左岸。対岸から見た図で、船着きと石積を残し、嵐亭の建物を消して酒蔵様の建物など合成してある。川端の木はそのまま、くらわんか船が寄せてくるシーンでアングルを左岸からに切り替え。
- 平蔵の目白台私邸、松竹セット。
- 「目白台の若」が盗っ人宿に出入りという情報を受ける平蔵、すぐさま役宅を出て目白台へ馬を駆る道、大覚寺五社明神〜心経宝塔前。白子の手下が出て斬りつけられる道、不明(亀岡の大内あたりか、谷地田沿いの地道。斬りあいはぬかるんだ泥田で)。
- 火盗書役同心・岡村の妻女が沖に暗殺される町角、妙心寺蟠桃院通用門前。
- お豊とツナギをとる沖、真如堂茶所。前を通る鬼平は参道石畳。導入に塔も映る。
- 暗殺や放火を繰り返す賊の真意を図りかね、ひとりごちて道をゆく平蔵、相国寺大光明寺南路地。役宅はセット。
- 裏にいた女に気付く平蔵、罠をかけるため街道筋に同心たちを走らせるくだり、彼らに気付いて辰蔵が寄ってくる川、琵琶湖流入河川か。
→鬼平犯科帳テレビシリーズ
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