三隅研次監督作品 1964.1.9大映
キャスト
眠狂四郎/市川雷蔵
朝比奈伊織(勘定奉行)/加藤嘉 白鳥主膳/須賀不二男
采女/藤村志保 つや/高田美和 高姫/久保菜穂子
狂四郎が偶然知り合った老武士は勘定奉行、人物に興味を持った狂四郎は押しかけ用心棒に。改革を推し進める彼には敵が多く、わけても化粧料を減らされた高姫は、狂四郎に辱めを受けたと二人まとめて消しにかかる。夫を思う女を利用しての罠が潰え、大仕掛けでくるがかわされ、終には将軍から謹慎を申し渡され姫は屈するが、姫付の用人は強襲を掛けてくる。
ロケ地
・尻押しバイトの少年を介し朝比奈老人と知り合う愛宕神社、豊国廟石段、太閤坦(鳥居傍に茶店あしらい)。
・朝比奈邸、大覚寺明智門、蔵前。
・若侍と火遊びの高姫の屋形船、嵐峡。探る狂四郎は中州西端の料亭から外を覗く。
・札差と米問屋が高姫付の用人・白鳥主膳に朝比奈を罷免してくれと頼む庭、嵐亭延命閣。
・町をゆく朝比奈の爺さまを「護衛」していて不要と言われそれならと前を歩く狂四郎、嵐山公園料亭・錦前。
・兄の仇と槍をつけてくる榊原浪人(新人の五味龍太郎)と対峙していると高姫の行列がやってくるくだり、中ノ島橋(狂四郎は榊原を槍ごと橋の下へ力ずくで連れ込み、その槍が橋に差し掛かった姫の駕籠に下からぶっすり。このとき、対岸の堰堤脇で海老名浪人が釣りをしている)。
・登城する朝比奈を見届ける狂四郎、二条城北大手門、堀端。
・海老名浪人が狂四郎の腕を見るため襲う塀際、北野天満宮東塀(駐車場側)。
・狂四郎の回想、いるまん・ヨハネスが引かれてゆく小日向のキリシタン坂、黒谷路地。
・三輪の浄閑寺、不明。
・罠の仕掛けられた堀邸での柳生但馬守と狂四郎の御前試合、仁和寺宸殿南庭。
・采女を受け取りに行き大立ち回りの野原、林、小川等不明。亀岡か丹波か。
*「入社第一回」の五味龍太郎が見られる。
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