太閤記 〜天下を獲った男・秀吉〜 2006テレビ朝日/東映
全6話(1、6話スペシャル拡大枠)
秀吉/中村橋之助 信長/村上弘明
第1話 2006.10.31
藤吉郎・・・信長が愛でた最高の道具
義父と諍い家を飛び出した藤吉郎が織田家に転がり込み、身を立ててゆく過程を描く。信長の意を受け倹約で功を成した藤吉郎は、今川義元が挙兵し危機にある織田家を救う働きを見せ、桶狭間から帰還した彼は晴れてねねを嫁にし、木下姓を名乗る。
ロケ地
・尾張・中村在の藤吉郎の実家、酵素民家セット(小川は演出か雨の後か、増水)。
・清洲城下、走り去る武者を追いかける藤吉郎、西の湖園地・東焼田橋(背景に城合成)。
・腹を減らしコケたところで織田家賄方一行に会う野道、西の湖畔。
・美濃・斎藤氏領内の橋で物売りの藤吉郎、流れ橋上(背景に城合成)。武芸者に挑まれ鮮やかに倒す明智十兵衛を見るのは橋たもとの河原。
・尾張、地蔵に小便をかける信長と出会う道、山室堤道。
・清洲城へ迷い込み番士に誰何される藤吉郎、彦根城天秤櫓。
・織田家の小者らにボコられつつ奉公したいと叫ぶ藤吉郎、大覚寺蔵の前(厨近設定)。
・信長所有の暴れ馬に乗せられる藤吉郎、二条城二の丸大広間前。
・野遊びのねねを見かける川辺、保津峡落合河口手前の清滝川畔。
・銃の試し撃ちをお市と見る信長、二条城二の丸。
・蝮の死を聞き哄笑する義元、駿府・今川館は大覚寺宸殿(富士山合成)。
・信長の遠乗りについて走る藤吉郎と又左、谷山林道〜西の湖園地・東焼田橋、西の湖畔。
・城壁修復を命じられた藤吉郎が城大工棟梁の岡部又右衛門に協力を要請する縁先、不明(神社か)。城壁の普請場、不明(石垣と野原は別か)。
・薪奉行を仰せつかった藤吉郎が諸士に頭を下げて回る城内、彦根城大手坂。
・藤吉郎がねねに生い立ちを話す城下、不明(野原に板塀セット、遠景に山)。
・藤吉郎の倹約が功を奏した事を賞し新しい旗印を発表する信長、二条城二の丸大広間。
・信長に今川義元攻略の謎をかけられた藤吉郎が、助力を求めに蜂須賀小六の隠れ家へ赴く道、保津峡落合汀〜崖道。
・尾張・鷲津城付近へ進軍する松平元康の軍勢、大堰川河川敷か。
・藤吉郎が今川への工作を続ける間、遠乗りして剣を抜き吠える信長、谷山林道。
・今川義元が輿に乗って進軍する田畔、不明。ところの民に化け義元に鯛を献上する浅野長勝、大覚寺五社明神。
・熱田神宮で戦勝祈願をする信長、摩気神社(到着の夜のシーンは楼門、翌朝お祓いを受けるシーンは本殿前)。藤吉郎にお前の役目は終わったと告げ桶狭間へ向かう蜂須賀小六、大覚寺有栖川畔。
・桶狭間の合戦、瑞穂造成地。義元討ち死にの報を聞く松平元康(桶狭間の五里先に営陣中)も同所か。
・義元を討ち凱旋の織田軍、彦根城堀端(城内、黒門付近。明智十兵衛が信長を凝視)。
・藤吉郎に天下布武の印を見せる信長、山室堤道。このあと馬をやる夕照の川は大堰川宇津根橋下手か。
第2話 2006.11.7
美濃攻略〜墨俣築城〜竹中半兵衛との出会い
墨俣に橋頭堡を築き美濃を攻略し、天下統一の意思が示される過程を描く。藤吉郎は軍師・竹中半兵衛をくどき落し自軍に迎え、岡惚れしたお市の方の輿入れに激する。
ロケ地
・藤吉郎をお供に遠乗りの信長が次はあれと美濃を指す峠、谷山林道。
・竹中半兵衛の隠宅を訪ねる藤吉郎、直指庵本堂。
・尾張領内に内緒で建ててある道三の墓に参るお濃とお市、普済寺墓地。
・お市の方の野遊びにお供する藤吉郎、沢ノ池。お昼をつかう水辺は東岸汀(花々あしらい)、帰りがけお市が藤吉郎の妹にと匂袋を渡す野は堰堤下手の地道。
・墨俣橋頭堡、日野川。→参考・日野川中流域
・お市の方浅井に輿入れで絶叫し水辺を走る藤吉郎、琵琶湖岸。
第3話 2006.11.14
お市の輿入れ〜信長、上洛の野望〜浅井長政の裏切り
お市の方浅井へ輿入れ後、すぐに義昭を奉じ京に旗をたてる信長。藤吉郎は、千宗易に聞いた見せ場をここと見定め、金ヶ崎城退き陣の殿軍を買って出る。
ロケ地
・岐阜へ義昭を招く信長、織田の家来居並び迎える寺、神護寺石段。御所は京にと義昭に宣言するのは毘沙門堂縁先。
・浅井へ嫁ぐお市の方のお供をつとめる藤吉郎、谷山林道。襲撃を受けるのは酵素ダート。小谷城城門、彦根城太鼓門櫓。
・上洛する信長、京イメージの塔は仁和寺塔。義昭を入らせる御所、二条城二の丸。織田軍が宿舎を構える寺、随心院大玄関(現地設定に非ず/信長が宿所にしたのは主に洛中の法華の大寺)。お市が娘を産んだことを京の信長に報告にやってくる長政が通る道、随心院裏塀。
第4話 2006.11.28
金ヶ崎の退き口〜浅井攻め、お市の救出〜
金ヶ崎退き陣、叡山攻め、浅井攻めを経て秀吉は長浜城主に。諸将に攻略ポイントが割り振られ、柴田勝家が援軍を乞うた件に喧嘩を売る段まで。
ロケ地
・金ヶ崎退陣の戦闘、井尻か。逃げ帰って京の町なみを望む峠、遠望風景は御室。
・帰着した秀吉を労う信長、座敷にやって来る廊下は粟生光明寺回廊、座敷は方丈(内外を使用、義昭将軍が来て上座に座り嫌味まくり)。
・義昭の挑発に怒った信長が岐阜へ引き上げる途次狙撃される千草峠、谷山林道切り通し。
・秀吉が柴田勝家に嫌味を言われる岐阜城内廊下、粟生光明寺回廊(勝家の傍らにいる武将の一人に福ちゃん)。
・小谷城、丸岡城天守(炎上シーン等合成画面)。
・長浜城、長浜城歴史博物館(天守外観のほか天守から湖を眺める場面も)。
・勝家の陣に赴きこの戦無用と喧嘩を売る軍議の席、神護寺毘沙門堂。止める又左にかまわず去る秀吉、神護寺山門を背にして参道石段。
第5話 2006.12.5
信長への反抗〜信長狂乱、半兵衛の死〜
よい道具と使えぬがらくたを峻別する信長、上様信者の秀吉は酷使に耐え保身にも気を配るが、常々主の性癖に疑義を抱いていた智者は、旧主の囁きに心を揺らす。
ロケ地
・安土城天守、信長の館(?)を、湖面や森と合成。安土城内の廊下は、粟生光明寺御廟階段、回廊。
・長浜城玄関、不明(塀に五本線)。
・坂本の湖畔に立ち物思う光秀を訪ねてくる秀吉、琵琶湖畔(松原)。
・秀吉の養子となった信長の子・於次丸が遊ぶ長浜城の庭、不明(禅寺の方丈か)。
・戦勝祈願に愛宕へ参る光秀、谷山林道首無地蔵〜愛宕神社鳥居(義昭が現れる殿舎はセット、腹心の家来に「打ち明ける」境内は不明)。
第6話 2006.12.12
本能寺の変〜光秀討伐〜清洲会議〜
本能寺、中国大返し、山崎合戦、清洲会議、賤ヶ岳、北庄城落城、このあと一気に「夢のまた夢」。
ロケ地
・本能寺後の家康伊賀越え、主従が行く崖道は保津峡落合落下岩前。乱破が襲う林は不明。
・一人対戦中の毛利の陣へ乗り込み退却の挨拶の秀吉、大覚寺天神島に幔幕張り。
・越中・魚津城、天守不明、勝家に悲報を知らせに行く又左が歩く廊下は粟生光明寺回廊。
・中国大返しの街道、不明(幼松のある野面)。
・勝竜寺城、勝竜寺城公園高麗門を濠越しに。
・尼崎織田軍本陣、大覚寺五社明神。丹羽長秀が秀吉を総大将と座らせる上座は舞殿。
・山崎、明智軍の陣は罧原堤下河原、対岸に秀吉軍の旗。夜中、光秀と川を挟んで話すシーンは嵐山の中州下手か。
・秀吉明智を討つの報を聞く家康の陣、塔上層がのぞく広場、不明。
・清洲城、彦根城天秤櫓と周辺。
・秀吉が三法師をあやす庭、不明。
・四天王がそれぞれ信長に似ているとねねに語る夜の寺、萬福寺天王殿。
・賤ヶ岳合戦、山からのビューに奥琵琶湖と余呉湖。秀吉の大垣の陣、大覚寺心経宝塔前。合戦シーン、一部瑞穂造成地。
・又左の府中城、天守不明。勝家が去った後単騎城に入る秀吉、二条城本丸西虎口〜北中仕切門(又左が秀吉に跪く)。
・北ノ庄城、天守は伊賀上野城天守、彦根城大手橋と上野城を合成の画も。
・ねねのもとへ帰り着く秀吉、琵琶湖東岸松原。
・大坂城、大阪城天守。
※グレーで示した「サブタイトル」は、東映サイトより/本放送時画面にサブタイトルは無し |