2002/1/2TX 新世紀ワイド時代劇(10時間)
■ 第一部
冒頭、堀端の道をよろよろと行く落武者、近江八幡市の八幡堀。
五歳のしづが母に手を引かれ南部盛岡城下に雫石の花を売りに来て七歳の吉村貫一郎と出会う、上田組丁の正覚寺、滋賀県栗東市東坂の阿弥陀寺参道石段と中門。「雫石あねこ」に成長した17歳のしづが一人で花を売りに来るのも同所本堂前、井戸はセット。
若き日の大野次郎右衛門と吉村貫一郎がしづのことを話す河畔、園部町の摩気橋下。
大野の実母・ひさが押し込められている長屋門、姫路城西御屋敷跡庭園・好古園。
夏祭りの夜、しづに求婚する吉村貫一郎、上賀茂神社・ならの小川、神事橋。
新婚のしづと吉村が遊ぶ花いっぱいの野、桂川罧原堤。花は演出と思われる。
南部岩手藩藩校・明義堂で文武指南の吉村、黒谷金戒光明寺、庫裏に通じる東側の石段付近。
飢饉による生活苦でしづが入水しようとする池、沢ノ池。薄明。
吉村、脱藩の決意を大野に語る橋、摩気橋。国を発つ夜、娘が吉村に追いすがるのも同所。
吉村、上洛途上の街道風景、清滝川〜谷山林道。
吉村脱藩後、藩校・明義堂で苛められている息子・嘉一郎、金戒光明寺東側石段。
城下を引き払い雫石の親戚に身を寄せるため出立のしづ、摩気橋。夕景。
京に入った吉村、薄汚れて寺の茶店裏で飯を頬張る、仁和寺中門〜御室桜林付近。新撰組の捕物を目撃。
■ 第二部
新撰組本陣、妙心寺庫裏(大方丈の門越しのショットも)。設定はテロップに慶応元年とあるから西本願寺と思われるが壬生の可能性も。
吉村貫一郎の入隊試験が行われる白州、大覚寺宸殿前の白州。
歓迎の宴席の帰途、いきなり吉村に斬りかかる斉藤一、山科随心院築地塀。雨の夜。獣じみた殺陣。
雫石の親戚に身を寄せたしづ達を大野の下男・佐助が訪ねてくる、嵯峨酵素。末の子が生まれている。
隊士の切腹、介錯任される吉村、取り乱し逃げる男を一刀のもとに斬り捨てる吉村、大覚寺宸殿前白州。
近藤・土方らが飯を食いながら隊の指針を話し合う屯所の一間、粟生光明寺方丈。庫裏と伽藍、および本堂の破風が背後に映りこんでいる。
吉村が隊士の調練をしている白州、大覚寺宸殿前。
逃亡した隊士・酒井を追って斉藤らがゆく住吉大社の縁日、今宮神社?暗くて確認できず。
壬生の八木邸、本物の長屋門。内部はセット。
■ 第三部
谷三十郎がどすどす屯所内を歩く、粟生光明寺本堂裏手。勘定方・河合に金を無心しに来るシーン。
金五十両紛失の咎で斬首の決まった河合の件に不満述べる隊士たち、屯所の広縁は鴻池新田会所跡か或いは五個荘・近江商人屋敷か。
河合の斬首に望む谷三十郎、失敗し恥をかく。大覚寺宸殿前白州。
谷三十郎の暗殺、車折神社の朱色の玉垣か。刺客・斉藤一の殺陣が凄い。胴払いで曲がった刀身を無理矢理鞘に押し込むシーンの竹中直人、他を食いそうな鬼気迫る怪演。谷の検屍は大覚寺宸殿前白州。
主人・大野の大阪蔵屋敷転勤についてきた佐助、吉村と会う寺の茶店、金戒光明寺寺務所(?)にセット仕立てて。背後に本堂映りこむ。
南部へ戻った佐助、吉村の江戸出向を伝える雫石の風景、桂川サイクリングロード嵐山付近の堤。雫石からしづを伴い江戸に向かう街道風景、桂川罧原堤(背後に愛宕山)〜蔵と大木のある田舎家(頻出スポットなるも未だ不明)〜園部の摩気神社〜馬入川(相模川下流部称)は木津河原か。再会するしづと吉村。新撰組一行は先発。
分派した伊藤甲子太郎の高台寺御陵衛士屯所、高雄の西明寺山門。
坂本竜馬の座敷に招ばれた吉村、窓外の塔は八坂の塔か。
伊東一派に身を投じた斉藤一。斉藤の情婦介し密書受け取る吉村、粟生光明寺石段上部〜墓地。竜馬潜伏場所の密告。
伊東甲子太郎暗殺、妙心寺?油小路の決闘はセット。
■ 第四部
伊東甲子太郎の死を薩摩藩京都屋敷に知らせに来る御陵衛士の生き残り、随心院長屋門。
近藤・土方が登城する二条城、本物(外観)、東大手門。
屯所を引き払う新撰組、行列がゆく、妙心寺大庫裏西路地。
新撰組が陣を張る伏見奉行所、随心院薬井門。
近藤勇狙撃(設定・墨染)の竹林、わらびの里か。
負傷した近藤と病臥中の沖田が大坂城へ搬送される、随心院大玄関。
鳥羽伏見の戦い、敗走の新撰組が大坂城から将軍慶喜退転を告げられる、三川合流付近の淀堤か。
新撰組と分かれた吉村が南部盛岡藩大阪蔵屋敷へ向かう雪の堀端、八幡堀。翌朝、官軍の落武者狩りの船がゆくのも同所。吉村、蔵屋敷にて自刃。
戊辰戦争、奥州・鹿角口の陣屋、先頭に立つ盛岡藩総大将・大野。服部緑地日本民家集落博物館の南部曲屋。
敗戦後、大野が幽閉される城下の安養院、不明なるも見事な紅葉と苔の庭。
五稜郭外観イメージに丹波篠山城大書院。城壁の上にちょこんと破風がのぞいている。土方の洋装、髪型がサリーちゃんのパパみたい。
深夜、土方をおとなう吉村の幻影、丹波篠山城二の丸大手。
函館戦争・一本木関門の戦い、土方および吉村嘉一郎も戦死。場所不明。
残された吉村の末息子を越後の豪商・江藤家に預けるべく旅立つ佐助、南部と別れを惜しませる夕顔瀬橋、摩気橋。江藤家、鴻池新田会所跡の表長屋門と本屋内部を使用。
吉村の子孫が大学で講義する、同志社女子大。
ED、家族のもとに帰り着き交歓の吉村貫一郎、酵素。クレーン一周。