銭形平次捕物控 からくり屋敷 森一生監督作品 1953.1.3大映 キャスト 手をかざすと足萎えが立ち目が開く生神さま、そればかりか金を供えると二両が四両になって帰ってくると大評判で、大勢が紫御殿に詰めかける。しかし信者の不審死が続き、調べに入った三輪の下っ引も八五郎も帰ってこない。乗り出す平次、怪しさ満点の紫教団の御殿で会った教祖は、一文長屋にいた幼馴染の女だった。 ロケ地 *教祖のご落胤話は本当、これを赤井主水に利用されるのだが、お琴が話に乗ったのは江戸へ戻って平次に会いたかったから。しかし既に平次はお静を娶っており、以降信仰に生きるがこれも赤井に利用されるという悲劇。しかもお琴は赤井に平次の面差しを見出し、離れられずにいた。*「からくり」は御殿の椅子が巨大歯車でごごーっと地下へ下りたりなんかして、八五郎はこれに乗ってしまい監禁の運び。赤井とのラス立ちはこのからくりの傍で行われ、悪者が機械に挟まれ敢無い最期を遂げるお約束の展開。*マルチの仕組みを信者の女がミュージカル仕立てで歌う場面が、いま見ると笑っていいのかどうか微妙…「ご利用は計画的に」とか入ってたら完璧。 |