銭形平次捕物控 女狐屋敷 加戸敏監督作品 1957.8.13大映 キャスト 水難剣難のご託宣がぴたりと当る天心教、その教祖に死ぬと予言される商人。娘は平次に泣きつき、厳重な警戒が敷かれるがまんまと謀られ、託宣通りに主は怪死。そしてますます募る教団の悪事、果てには大奥中揩ノ取り入り何やら不穏な企みも進行するなか、手口と素性を調べ上げた平次は単身悪の巣へ乗り込んでゆく。 ロケ地 *教団の手代と踊りのお師匠さんに因縁、父の仇。教祖はこやつが担ぎ出した大塩の甥で元熊野の行者、手代は大塩一派生き残りという図。大塩の名は出るものの一味は総体的に悪辣そのもので、クーデター計画もなんか正義のかけらも無いっぽい感じ。*単身乗り込んだ親分はぴしぴしと悪事を指摘、しかし潜入していたお品を人質にされ捕われの身に。ここからが凄くて、神殿へ連れて行かれ巨大な作り物の蓮(金ぴか)の中に据えられ、花びらが不気味に閉じると機械仕掛けで地下へ、ここで待ち構えた一味が槍で刺すという仕組み。前にやられた油屋のオヤジはぶっすりだったけど、親分は手代がご大層に掛けやがった神鏡で刃を防ぎ戻ってくる。立ち回りは十手とられてるので素手と投げ銭で。 |