怪談 累が渕

安田公義監督作品 1970.6.20大映

キャスト
深見新五郎/石山律 お志賀/北島マヤ 宗悦/石山健二郎 お久/水上竜子 お園/丘夏子 おくま/笠原玲子 お関/近江輝子 深見新左衛門/伊達三郎 沢野/田中三津子 甚蔵/橋本力 仙太/山本一郎


 旗本屋敷へ掛取りに出向いた按摩の宗悦、利子代わりに奥方を頂いているところへ踏み込まれ不義者とばっさり。妾のところへやって来たならず者に死体を捨てに行かせるが、その間殿様は惑乱の果て怪死。一方、父・宗悦を訪ねたお志賀は、父も妹もいない家に上がりこみ金をかっさらう。金は勤めている店の乗っ取りに使われ、ここへ店潰しを依頼された新五郎が現れお志賀と懇ろになる。彼こそ宗悦殺しの旗本の息子、悪縁は出揃い悲劇の幕が開く。

*ロケ地、累ヶ淵に上がった宗悦の死体を確認にゆくお志賀、西の湖か(広大な葦原、草の間から水面がのぞく)。
*大筋は既存の作品と同じだが、ぎらついた人物群が特徴。各々それなりの悪人はストレートに欲望を発散させ、後先考えず金を手にするさまなど印象的。


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