次郎長と小天狗 殴り込み甲州路

マキノ雅弘監督作品 1962.9.22東映

キャスト
大前田栄二郎/北大路欣也 大前田栄五郎/柳永二郎 半次(掏摸)/本郷秀雄 海老屋甚八/薄田研二 お喜代/小林哲子 朝駒太夫/藤本二三代 ども安/阿部九洲男 栃川伴之進/小田部通麿 黒駒の勝蔵/山形勲 大政/水島道太郎 仙右衛門/河原崎長一郎 森の石松/ジェリー藤尾 清水の次郎長/中村錦之助


 次郎長は売り出し中の親分、小天狗は大前田栄五郎の跡取りの青年・栄二郎。芝居小屋で暴れた酔っ払い役人と事を構えた栄二郎が草鞋を履く段から話がはじまる。
栄五郎の指示で海老屋甚八のもとへ行かされる栄二郎、娘の喜代との縁談含み。二人の出会いは掏摸に胴巻をやられて空きっ腹でフラフラの栄二郎に金を恵んでやる喜代という、しまらないものだったり。しかも賭場で遊んでいるうちに海老屋に殴り込みがあり、甚八をむざと殺されてしまうハメに。義父ともなるはずだった親分の死に、栄二郎は仇討ちを期しひとり無謀な旅に出るが、ここへ次郎長が加勢に出て喜代との仲も取り持ち、黒駒の勝蔵をバックにつけたども安を見事討ち取る次第。

*ロケ地は確かな場所を確認できなかったが、湖西っぽい風景多数(棚田の地道や小川の川堤)。マキノ監督で錦之助が演じた一連の次郎長ものには、湖西が使われている例が多い。


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