2007.11.24CX/松竹 (土曜プレミアム)
キャスト
一太郎/手越祐也 おたえ/真矢みき 藤兵衛/岸辺一徳 おぎん/十朱幸代 栄吉/高木雅也 日限の親分/志垣太郎
仁吉(白沢)/谷原章介 佐助(犬神)/高杉亘 屏風のぞき/宮迫博之 鈴彦姫/早乙女太一 野寺坊/酒井敏也 かわうそ/山田花子 見越しの入道/ベンガル
松之助/岡田義徳 棒手振り長五郎/金子翼 棟梁/阿南健治 薬売り/芝本正 侍/合田雅吏
自分にだけ見えるあやかしを友とし、病弱の身を養う大店の若旦那には積年の懸念。己がため家を出された腹違いの兄を後継にと願う若だんなだが、その身に別次元からてとつもない災厄が降りかかってくる。彼の出生の秘密にまつわる「命を贖う薬」の香りを求める、なりそこないの付喪神との対決を期し火事場へ向かった一太郎は、当のあやかしが取り憑いた兄と向かい合うことになる。
ロケ地
- 兄に会うため家を抜け出した一太郎がゆく夜道(原作設定は湯島聖堂塀際)、南禅寺僧堂坂。お供すると鈴彦姫が現れるのは今宮神社高倉脇坂下。姫と二人ゆく道、大覚寺放生池堤。とんだアクシデントでなりそこないが発動してしまう現場に遭遇するのは大覚寺天神島大木根方(棟梁が棒手振りに殺される現場、不忍池畔設定)。
- 長崎屋の三番蔵、大覚寺蔵(明智陣屋前)。
- 長崎屋の荷揚げ風景、八幡掘明治橋、新町浜(京橋近く設定)。
- 三春屋の栄吉が一太郎に兄と会えたか聞く堀端、八幡掘・明治橋上手左岸汀(岡っ引の日限の親分が明治橋上から声をかける)。
- 父が見合目的で一太郎を連れ出す祭礼の宮、今宮神社境内に露店あしらい。意図に気付き場を離れた一太郎を追って来る父、中ノ島橋たもと。一太郎の落とした風車を拾った升田屋が植木職人に刺される橋、中ノ島橋上(花火見物の町衆でごった返し、植木職人は揉み合いのすえ橋からドボン)。
- 栄吉の手引きで家を抜け出す一太郎のくだり、香りを求める憑かれ者が「一太郎の印籠を乗せた駕籠」を襲うのは随心院土塀際。一太郎が害されたと思い番所へ走る佐助たち、走りぬける路地は八幡掘左岸建物裏手の路地、渡る橋は明治橋。
- 家へ戻り湯浴みする一太郎と話す佐吉のくだり、印籠を失くした経緯の回想、途中で気分が悪くなり駕籠をおりた町角は随心院薬医門前(印籠を駕籠に置き忘れ/その駕籠が襲われ)。
- 駕籠が襲われた現場を通りかかった侍が落ちている風呂敷包みを拾う道、随心院土塀際。
- 一太郎に頼まれ兄に金を届けに行く栄吉が走る道、南禅寺僧堂坂。
- 生まれた子を三日で亡くしたおたえが子授けを一心に祈る神社、鳥居本八幡宮本殿。おたえの母・おぎんがその姿を垣間見るのは舞殿から。荼枳尼天に願い入手した返魂香を「使う」おぎんも鳥居本八幡宮本殿前(祭壇をしつらえ)。
参考文献 畠中恵著「しゃばけ」新潮文庫 ISBN978-4-10-146121-2
→ しゃばけシリーズ 「うそうそ」
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