1992.1.2TX/松竹
キャスト
水戸光圀/市川團十郎(十二代目) やち/桜田淳子
佐々木介三郎/堤大二郎 渥美格之丞/目黒祐樹 愛洲友絵/大沢逸美
幕府転覆の陰謀 由比正雪の乱
望まれなかった側室の子・長丸が水戸家の世子となる経緯を前段とし、由比正雪ら浪士と知己を得る青年・光圀を後段とする。
家光は病臥し、後継をめぐり御三家が蠢動しだす情勢。
ロケ地
・江戸城イメージ、姫路城天守閣。
・水戸藩邸、随心院薬医門。
・子を三木仁兵衛に託し実家へ去る長丸の母・お久の方、南禅寺僧堂坂。
・すくすく育った長丸が子らを集めて合戦ごっこの川、罧原堤下桂川(自転車道や堤下河原も使用)。
・長丸の傷の手当てをする隣家の娘・やち、相国寺大光明寺中仕切脇。
・世継決定で総触れの太鼓鳴る水戸城、彦根城佐和口多聞櫓と濠。
・ひそひそ噂をしながら登城する藩士たち、知恩院北門。
・城へ向かう長丸を陰から見守る母・お久の方、石畳の坂、東大谷祖廟参道と総門。
・世継候補を集めて試合わせる庭、姫路城西の丸か。
・実兄と柔の稽古をしようとして組み打つも相手にされぬ長丸、相国寺大光明寺石庭。
・水練の父・頼宣に出生のことで詰りにゆきスパルタ返される長丸、琵琶湖(東岸か)。
・吉原で事を構えた旗本たちと喧嘩の続きの光圀、下鴨神社糺の森池跡(由比正雪らが草摘み・狩り中)。
*冒頭、水戸説明のナレーション部分に千波湖や偕楽園に西山荘、黄門主従の像など。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
家光逝去、幼い家綱が立つ。それぞれに天下を狙う御三家、紀州と組んだ由比正雪らは暴発寸前に裏切りに遭い滅亡。
彼らの意を汲んだ光圀は詮議の席で堂々と論陣を張り、老中や他の二家から警戒される存在になる。
ロケ地
・代替わりを受けて戦闘準備を命じる水戸の大殿、随心院大玄関(水戸家上屋敷)。
・養父の勧めで母・お久の方を訪ねる光圀、中山邸門、参道。
・小雪のもとへゆく光圀を呼び止め地下の武器庫の存在を示唆する柳生十兵衛、上賀茂神社ならの小川畔。
・丸橋忠弥らが制圧された報を聞き馬を飛ばす光圀が忍者の襲撃を受ける夜道、下鴨神社河合社脇。
・駿府へ向かう光圀、琵琶湖西岸松原。
・駿府城登城風景、姫路城菱の門。
・小雪の最期を見届けた光圀、馬を引いて渡る橋、流れ橋(介・格出迎え)。
・乱の詮議が行われるお城、姫路城天守。
・事後、やちと船遊びの光圀、広沢池。
公儀隠密柳生十兵衛死す
父の画策で公家の姫を娶ることになる光圀、しかしやちに男児が誕生し暴発、姫との新床から出奔する。金も持たずに飛び出した主従は「バイト」で佐倉領の百姓らと関わり、直訴するという名主・宗五郎を伴い江戸へ。当座の金を稼ぐため賭場に出入りし、白柄組の水野十郎左衛門とも知り合う。
ロケ地
・男児誕生を聞き母の屋敷へ向かう光圀、粟生光明寺石段下部(門越し)。
・婚儀直前、やちが姿を消したと聞き冠を投げ捨て騎馬で駆け出す光圀、随心院薬医門前〜罧原堤下河原。
・子を抱いたやちが乗る船、嵐山公園中州水路(渡月小橋上手・松風閣の建物も映り込み)。
・下総佐倉領・甚兵衛渡し、広沢池東岸(饅頭で雇われ・宗五郎にお使い引き受け)。
・宗五郎たちが寄合の鎮守、鳥居本八幡宮。
・宗五郎が直訴に失敗する松平伊豆邸門前、西本願寺山科別院。
・賭場で水野や幡随院長兵衛に勝ち出てきた光圀を呼び止める十兵衛、粟生光明寺石段上部(バックに本堂大屋根)。
・光圀の帰還を祈りお百度を踏むやち、わら天神六勝大神。その帰り光圀と出くわす河原、罧原堤下河原。
・老中でダメなら将軍に直訴と相談の宗五郎、化野念仏寺内陣(灯明つき)。
・宗五郎を導くため当日の朝衣冠束帯姿で小石川伝通院下にやってくる光圀、不明(回廊と短いステップ、石塔)。
・寛永寺参詣の将軍がゆく廊下、知恩院御影堂−阿弥陀堂間の回廊(直訴の蓮司が石畳を走ってくる)。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
宗五郎の訴状は無事将軍の手に渡るが、すぐに次の案件が持ち上がる。
老中・伊豆は煙たい御三家と荒くれ旗本、不平分子の浪人を明に派兵して厄介払いしようと企む。この件にからみ捨て身で光圀を救う十兵衛のほか、「水戸の若」のまわりからは正室・父母が相次いで去り、光圀は副将軍として歩みだす。
ロケ地
・芸者連れで水戸の若を訪ねてくる水野十郎左衛門、随心院薬医門。
・外で宴を張る光圀たち、南禅寺三門。
・水野十郎左衛門邸、相国寺林光院。
・幡随院長兵衛の命を賭しての言葉に反応し日比谷御用邸に国戦爺・鄭成功を訪ねる光圀、相国寺大光明寺南塀(塀を挟んで内外で十兵衛とやりとり、カメラ上から)。
・その帰り、鄭成功の手下に襲われる光圀、南禅寺僧堂坂(十兵衛が付けた陰供・愛洲雪絵が登場)。
・松平伊豆別邸の庭、彦根城玄宮園。
・兄を越えて家督は継げないと母を説得しにゆく光圀に「史記」を届けにくる介さん、粟生光明寺石段。
・父の死後初のお国入りに藩邸を出立する光圀、随心院大玄関(玄関脇に落飾した母が控え、永の別れを告げる)。
・お国入りの道中、谷山林道。
*伊豆が別邸に光圀と鄭成功を招き毒殺しようとするくだりがあり、毒がらみの金田龍之介が見られる。怪異じゃないので毒呑んで死んじゃうけど、「毒見致そう」と自分の茶碗を取り上げる際にはあの「イッヒッヒ」笑い。
幼君・亀千代君哀れ 伊達騒動
先君を追い今また幼君を狙う縁戚、彼らは大老・酒井と結託し伊達家を分割し私せんとしていた。
ロケ地
・水戸領、治水工事を視察の光圀、桂川松尾付近か(現地・笠原水道の碑も映る)。
・六部に斬られた伊達藩士を看取る光圀主従、桂川亀岡盆地付近か。
・その老侍の埋葬を頼む寺、神光院中興堂(内部も使用)。
・雲水姿の介さんが文を持って出る門、毘沙門堂薬医門。続いて出る光圀と格さん、勅使門下〜西参道石段(六部が木の陰から窺う)。
・雲水の介さんに迫る六部、谷山林道。
・水戸城イメージ、彦根城佐和口多聞櫓と濠。
・亀千代相続を大老・酒井に申し出る伊達の家臣団、確認不能だが建仁寺久昌院か(座敷からの撮り)。
・芝・宇田川町を闊歩する切腹組の浪人たち、妙心寺衡梅院前路地〜金戒光明寺瑞泉院門(伊達兵部邸)。
・切腹組の平井権八に応対する伊達の江戸家老・原田甲斐、相国寺林光院式台玄関。その帰り、愛洲に突っかかる平井、妙心寺玉鳳院前路地。平井と立ち会う愛洲、仁和寺中門(内側)。
・芝口の伊達上屋敷、不明(門前に石橋、塀は五本線の鼠色)。
・雲水介さんが山道から見やる奥州湧谷の城、彦根城天守。
・伊達家菩提寺へ詣でる亀千代、三井寺唐院参道。乳母の浅岡が光圀に兵部らの陰謀を告げる、唐院内陣(灌頂堂と塔、護摩堂)。
・江戸城イメージ、姫路城天守。
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酒井大老の真意は伊達改易と見る光圀、阻止に動く。
彼の密偵をはじめ多くの者が命を賭して尽力、下馬将軍の思惑は潰えるが、次期将軍の座を睨んだ尾張と紀伊が酒井の地位を保全する。
ロケ地
・光圀に生い立ちを話す愛洲、釣り船は大覚寺大沢池上(五大堂や池堤などが背景になる。池には睡蓮が開花)。
・伊達安芸からの飛脚が入る水戸家上屋敷、随心院薬医門。
・酒井邸へ伊達家分与の連署を盗みに入る愛洲、相国寺大光明寺(塀際〜方丈)。
・伊達安芸の訴えで開かれる幕閣の評定(場所は江戸城大手下馬・酒井大老邸)、大覚寺明智陣屋(遠侍越し)。
・安芸と原田甲斐が相討ちとなった評定のことを聞き涙する亀千代の乳母、縁先と庭不明。
・屋敷に帰還する光圀、随心院大玄関(導入は薬医門越し、玄関脇にやちに貰った着物をまとった愛洲が控える)。
*無為の生に倦む切腹組の原田権八が決死の愛洲を見て時宜を得、酒井邸に押し入り自らを犠牲にして連署をとらせるのが泣かせる。事畢るを覚った西田健が光圀に斬りかかるくだりも見せる。毒見役として原田甲斐のもとに三年潜伏していた山内としおも見もの。
乱心!五代将軍綱吉
堀田正俊とはかり綱吉を将軍に据えた光圀、しかし当の本人は礼を述べたその口で「これからはワシの思い通り」宣言、襖の陰では柳沢がニタリ。
そしてわが子を次期将軍にと目論む紀伊家が、煙たい水戸に仕掛ける陰謀に乗じ、柳沢の魔手が光圀に伸びる。
ロケ地
・上州館林、大聖極楽寺に亮賢を訪ね家綱調伏を祈願する桂昌院と小谷の方、神護寺山門〜石段と金堂。
・江戸城天守、姫路城天守。
・酒井忠清邸、相国寺大光明寺(門、路地←将軍不予のための「警護」の士が走る)。
・忠清の手勢を振り切り、綱吉の駕籠を伴って大手門で馬上から開門を迫る光圀、二条城北大手門。
・将軍になった途端長子・徳松を西の丸に入れる綱吉、駕籠が入るシーンは姫路城菱の門脇(遠景に天守)。
・これに激怒して登城の光圀がゆく廊下、知恩院本堂脇の渡廊。
・紀伊藩邸、滋賀院門跡。
・柳沢吉保邸、金戒光明寺永運院。
・焼け出された光圀が身を寄せる駒込吉祥寺、妙顕寺(本堂や三菩薩堂、お堂前の境内のほか本堂裏手の回廊、本堂基壇亀腹越し西望のショットも)。
・夜、密かに寺小姓・吉三郎に会いに経蔵へ忍んでゆくお七、大覚寺聖天堂。
・吉三郎が物思いに沈む水辺、放生池堤。回想、父の汚職に連座し斬首のところを柳沢の家来・色部に救われた刑場、罧原堤下河原。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
光圀への魔手が飛び火したかたちで失われる命、若い恋人たちと堀田正俊。
希代の悪法が発布されようとする時勢、光圀は隠居を命じられ水戸へ退去する。
ロケ地
・駒込吉祥寺の和尚に吉三郎について聞く光圀、妙顕寺本堂裏手渡廊。
・町で役人に捕まり小伝馬町大牢へ入れられる吉三郎、大覚寺明智門。
・吉祥寺へ駆け入るお七、真如堂参道〜本堂前。
・お七の引き回しを見て立ち去った吉三郎を追い詰問する光圀主従、南禅寺僧堂坂。
・光圀暗殺の射手が潜むのは随心院裏の土塀。
・水戸藩邸、随心院薬医門。
・柳沢の腹心・色部が密かに訪ねる若年寄稲葉正休邸、不明(門、脇に出窓で塀は五本線)。
・危機を知らせに光圀が訪ねる堀田正俊邸、不明(門、内構えのアップ)。
・己が戒名と位牌を書斎に置き屋敷を出る堀田、小姓を労う玄関は建仁寺久昌院(玄関から前庭と門を見るアングル)。
・お城の廊下をゆく堀田、知恩院本堂脇渡廊。
・色部を討つ介三郎と愛洲、勝持寺参道。
・水戸へ戻る光圀の行列がゆく道、谷山林道切り通し(両側)。
元禄騒然!生類憐みの令
エスカレートする悪法、市民は難儀しまくり。そんななか元水戸家出入りの大工が誤って犬を殺害、それは将軍が柳沢に下賜したお犬様だった。
西山荘に隠居の老公は、已む無く出府の運びとなる。
ロケ地
・西山荘、直指庵庫裏と小柴垣道。
・江戸城、姫路城天守。
・柳沢に捨て犬について法の追加を命じる綱吉、芝地の茶亭(野立てあしらい)、不明。
・大工・伊助がお犬様に吠え付かれて殺してしまう夜道、中山邸参道、通用門前(設定は柳沢別業)。
・伊助の墓は二尊院に似るも不明。畑を荒らす獣に難渋の民と役人が言い争いの水戸の野原(老公が介入し猟を許可)、酵素河川敷、降り口。
・柳沢吉保邸、大覚寺大門。
・水戸藩邸、随心院薬医門。
・黄門ルックで街道をゆく老公一行、摩気橋〜橋たもとの民家(老公が疲れて休ませてもらう家、柳沢の密偵がツナギをとるのは園部川堤)。
・江戸へ入るのに追っ手をまいて日光街道をゆく一行、ヤクザの借金取立てに見ず知らずの博打狂いの百姓に金を与える生糸商を見る、走田神社参道〜本殿前。
・江戸入りの老公、やちが手配した寺に入る、西明寺山門〜神護寺毘沙門堂(離れ設定)。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
悪法から民を救うより先に、次期将軍をめぐる動きに振り回される老公。また、水戸の江戸家老はお家の安堵を思い柳沢に接触する。
老公に感銘を与えた佐野次郎左衛門が、花魁となった八重の話を聞く段に長い尺をとる。
ロケ地
・尾張の畳奉行・朝日文左衛門が吉原帰りの老公を呼び止め紀ノ文の話を聞く茶店、大覚寺大沢池畔。
・愛洲が老公の一人歩きに苦情を申し立てる船着き、広沢池東岸。
・江戸家老が老公のいる寺にやって来て介格に誰何される、西明寺山門。
・また朝日に見つかりしつこく話を聞かれる茶店、神護寺石段下にセット。
・中山安兵衛が犬の喧嘩を仲裁(池に放り込み)する、大覚寺放生池堤石橋上。
将軍に諫言の老公には刺客が放たれる。そんななか、また犬をめぐって悲惨な事件→犬の皮使った激烈な行動。
ロケ地
・老公が滞在する寺に葬列を装った刺客、神護寺毘沙門堂。来合わせ介入した中山安兵衛がチャンバラは和気公廟所前。狂女を装った敵が煙玉で逃げるのは林間。
・尾張藩邸、青蓮院長屋門。
・隠密の畳奉行が報告の庭は中山邸か。
・八ッ橋が犬を殺してしまう吉原の九郎助稲荷、吉田神社竹中稲荷本殿。
・江戸城イメージ、姫路城天守。
・犬と戯れる綱吉のもとに老公来訪を告げに来る柳沢、芝地の茶亭、不明。
・父の傍らに葬られる八ッ橋(八重)、二尊院墓地。
・水戸へ帰る老公一行がゆく街道、谷山林道頂上付近(茶店あしらい)。
*一番の見どころは、八ッ橋の自刃を見て狂乱の佐野次郎左衛門。妖刀・村正に操られるように吉原を斬り抜ける殺陣と芝居は保存もの。ことに大屋根に上がっての立ち回りは傑作、大わらわの髪が似合う田村高廣。八ッ橋との田舎暮らしを話すおじいちゃんぶりもラブリー。
逆臣覚悟! 光圀最後の闘い
老公退隠後柳沢の勢いは更に増し、遂にわが子を将軍にとの野望を抱く。そして、老公への魔手は着々と準備されていた。
ロケ地
・初午の宮をゆくやちと愛洲、吉田神社竹中稲荷参道。
・安兵衛が叔父の難儀に駆けつける高田馬場、不明(公園のグランドふう)。仇討ちを見て立ち去る落魄した紀文は羽束師堤か。
・老公が江戸の隠宅に出した文を持って走る飛脚、谷山林道頂上付近に茶店をあしらい。
・西山荘イメージ、直指庵庫裏。
・老公の指示について話す安兵衛と愛洲、大覚寺大沢池船着(小)。
・柳沢邸、大覚寺大門。
・侍女の桔梗に激しい稽古をつけられ逃げ出す若様、相国寺大光明寺前庭。
・水戸藩上屋敷、随心院薬医門。
・屋敷から走り出た忍者と戦う安兵衛、大覚寺五社明神(逃げた男が潜むのは本殿)。
・家老が裏切者との報告をしに水戸へ発つ愛洲を見送りにやってくる安兵衛、天神島。
・愛洲を刺客が襲う、谷山林道切り通し(両側)。安兵衛が愛洲を葬る石塚、切り通し崖っぷち。このあと水戸へ走り出す安兵衛、頂上付近。
*水戸家家老・藤井紋太夫が柳沢に渡す毒、ワライタケエキス。早速金魚で試す中尾彬、老公が笑い死にするさまを想像してニタリという場面、映像化してある…しかしこれだけではすまず、毒を盛ろうとして失敗した桔梗の妹がその吸物を飲まされるくだりもキョーレツ。澄ました顔してごくっと飲み干したあと老公らを送り出し…廊下に出た老公の耳に部屋のほうから「アハハハハー」の高声が降ってくる。中では芦川よしみがワライタケ毒に苦しみ笑いまくり…女優さんってすごいわ。
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江戸屋敷へ入った老公、罠にかかって老耄にされかかるが上覧能の舞台にしゃっきと立ち、舞の途中には家老を成敗。そして柳沢を叱りつけ、将軍と御三家に向かって大学を引いた最後のお説教を堂々と述べ立てる。
長いドラマの締めくくりは、老公死後江戸の町に張り出された「天下の宝」を惜しむ落首。
ロケ地
・町人態で江戸へ向かう老公一行、谷山林道頂上付近。
・水戸藩邸、随心院薬医門。
・逃げた桔梗が始末される林、下鴨神社糺の森河合社裏手。柳沢の手下と安兵衛がチャンバラは池跡。
・上覧能の舞台、相国寺大光明寺石庭に大規模セット。
・安兵衛に送られて水戸へ発つ老公一行、谷山林道切り通し。
・やちと余生を送る西山荘イメージに直指庵庫裏。
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