内田吐夢監督作品 1958.2.12東映 将軍家ご落胤と称する押し借り強盗「葵太郎」が跋扈、蛮社の獄で名前の出ていた本物のご落胤・松平鶴太郎が難儀を蒙る。風貌振舞いともに似たその凶賊は実の兄と知り従容として縛につく鶴太郎ぎみだが、母と異父弟が妖怪・鳥居の手に落ちたと知った兄「葵太郎」は、己が正体をさらしに現れる。 ロケ地
葵太郎の新城美代太郎と松平鶴太郎は市川右太衛門の二役、二人の母・松野は松浦築枝。鶴太郎ぎみに嫁ぐはずだった母里家の姫は大川恵子、悪党と通じる家老は三島雅夫。鶴太郎ぎみを慕い助ける軽業の太夫は千原しのぶ、叔父さんの目明しは渡辺篤で掏摸の仙太は西岡タツオ。南町奉行・鳥居甲斐守は山形勲、つるむ奸商・飯田屋は進藤英太郎で手下の親分は阿部九州男。水野越前守は大河内傳次郎。 |