暴れん坊将軍

2008.12.29テレビ朝日/東映、ドラマスペシャル

 かつて一組の夫婦を誕生させた徳田新之助、しかしその女が離縁されて江戸へ戻ってくる。訳あり臭ぷんぷんの事態に、徳田どの自ら夫婦が暮らしていた土佐へ出向き、真実を掴んで戻る。人の心の闇に付け込み己が野望を果たさんとしていた悪党どもは一掃され、未だ新さんに抱いていた淡い思いを吹っ切った女は、亡夫の跡目を継がせる「息子」を伴い土佐へ戻ってゆくのだった。

二条城本丸櫓門

ロケ地

  • 高知城下、重臣を襲う刺客が出る道、妙心寺大庫裏脇路地
  • 弓のお稽古上様、および土佐屋の火事について報告を受ける上様、姫路城西の丸
  • 不浄門から船で脱出の上様、二条城本丸櫓門下内濠に船を浮かべ。
  • め組で加代と再会した新さん、表へ出て離縁の訳を問う水辺、大覚寺大沢池(蓮繁茂)
  • め組を襲うも加代を討ち漏らした刺客が氷室半蔵に始末される夜のお宮さん、大覚寺五社明神
  • 加納じいが様子を窺いに訪問する土佐藩上屋敷、大覚寺大門。加納じいの来訪を受けて急ぎ国元へ向かう江戸家老、大門〜参道石橋。
  • 母を訪ねる新さんのくだり、渡船の船着場は広沢池観音島、小梅清涼庵は安楽寺山門(内部はセット撮り)
  • 土佐へ行くと倅に言い聞かす加代、大覚寺護摩堂(導入はクレーンショット)
  • 加代が新さんと共に土佐へ向かう百石船、合成画面(クレジットにある「なにわの海の時空館」を利用か)
  • 高知城、本物。竹林寺、本物。桂浜をゆく新さんと加代、本物。
  • 高知城下、元中村藩主の息子・山内直忠が棲む屋敷、民家長屋門
  • 土佐藩の様子を報告する庭番、土佐神社境内。
  • 高知の旅籠で物思う加代の回想、新さんの告白と思って聞くと左馬之介のプロポーズ代理でがっかりだった水辺、大覚寺大沢池畔。
  • 江戸家老・滝沢が率いる捕り方が出てくる門、妙心寺龍泉庵門〜大庫裏脇路地。彼らの前に立ちはだかり阻む新さんは走田神社参道。
  • 左馬之介の墓、竹林寺境内・塔が樹間からちらちら見える「山腹」に墓標あしらい。山門前で新さんが庭番の報告を聞く。
  • 江戸へ戻った上様が父の法要を営む上野真如院、妙心寺法堂にはためく幡を映したあと法堂・方丈間の渡廊から下りてくる→このあと母上と二人で故人を供養の茶室へ(セット撮り)
  • め組の衆が加代の息子と凧揚げで遊んでやる水辺、大覚寺遣水跡。それを遠目に見て去る加代は天神島

 上様=新さんはもちろん松平健だが、周囲のレギュラーは一新。加納のじいは伊東四朗、大岡さまは大和田伸也、辰五郎は堺正章で設定はめ組のかしら・女房のおさいは「復活」して岡本麗で小頭に半次郎がいて梨本謙次郎。お庭番は松田悟志と松永京子。新顔では女医の薫先生が池上季実子。御生母・由利の方は変わらずの中村玉緒。
加代は浅野ゆう子、亭主の土佐藩士・高岡左馬之介は永島敏行。彼を元の藩の義理で縛り利用する、中村藩主の息子・山内直忠は林泰文、腹心は片桐竜次で手下の刺客は田宮五郎。土佐藩関係、おどおど藩主はきたろう、江戸家老は目黒祐樹、黒幕と通じる国元の次席家老は真砂皓太、竹林寺住職は神山繁。貨幣改鋳に反対しじいや大岡さまも一目置く切れ者として登場して怪しさ満点の老中・稲葉相模守は山田明郷、彼の妾で倹約がお嫌いなお万の方は川上麻衣子・女だてらに「上様とて容赦は無用・出会え」をやり上様に斬りかかり髪をすぱっと切られてキャー。直忠の妹でお由利の方に近づき上様に毒を盛ろうとしていた娘は黒川芽衣、新さんの正体を知り犯行を断念→出家。走田神社で新さんに阻まれる捕り方に福ちゃん、フレームアウト後もしっかり倒れてる気配。


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