遠山の金さん

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第116話 「女侠一代!鬼子母神のおはな」 1984.10.11  6

 一本筋の通った親分が、齢のため引退を決めるが、組を閉める挨拶の場にライバルが乗り込んできて悪態をつく。耐えかねた娘は、自分が継ぐと啖呵を切り、鮮やかな刺青を晒してみせるのだった。
話自体は、旗本奴とつるんで民を泣かす二足の草鞋の成敗譚。

仁和寺

ロケ地

  • 逃げる大工父子だが追いつかれ斬られ橋から落ちた翌朝、死体が引き上げられる大川、広沢池東岸。ここでは、捨六が旗本・近藤にひどくからまれるシーンも入れてある。橋は村の日本橋。
  • 大島一家の賭場でイカサマにやられかけたおはなを助けた金さん、お礼に団子を奢られる茶店は仁和寺茶所、参道石畳に置かれた床几の向こうに、金堂が映り込んでいる。
  • おはなの回想、実父の渡世人が磯八と果し合いをした竹林、わらびの里か(林床キレイ)
  • おはなと別れた直後、お竜が走り込み報告する門、仁和寺中門。南向きの画で、二王門が映り込んでいる。見返りで茶所屋根もちらり。

遠山金四郎/高橋英樹 長崎矢お弓/由紀さおり 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 おはな/畑中葉子 近藤晋十郎/亀石征一郎 勘造/汐路章 久五郎/須賀不二男 留吉/手塚茂夫 坂口徹郎 池田謙治 司裕介 小坂和之 宮城幸生 有島淳平 大月正太郎 富永佳代子 原田和彦 世利ゆかり 高根さつき 桂登志子 壹岐愛香

脚本/石川孝人 監督/田中徳三

※矢場のヒト交代はあっさりめ、磯八引退の席が寂しいと、賑やかしに金さんを誘うあたりに性格も出してある。
※おはなの父の侠客・久五郎の屋号は磯八。悪辣なライバル・勘造の屋号は大島屋。実父の渡世人は赤影さん、このとき幼女のおはなは久五郎の脇腹を刺し、痛む古傷となって残る運び。


→ 遠山の金さん 表紙


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