1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日
第143話 「さすらいの黙示録 越後三味線の女III」 1985.5.30 7
瞽女・おもん三度目の登場、今回は同じ境遇の幼女を助けて大活躍、殺陣も超感覚もたっぷり見せる。
目を治したい一心で仏さまに灯明を捧げに行った幼女だが、たまたま寺に凶悪な賊が侵入しており、本堂炎上が彼女のせいにされてしまう。無実を訴える子の言葉を、大人たちは親も含め誰も聞いてくれないのだった。
ロケ地
- 目のわるい少女・おちかが夜中灯明を捧げに行く鳴子の山寺、西明寺。おちかが蝋燭を手にやってくるシーンは山門前石段、炎上するお堂はもちろんセット撮り。消火道具を手にのぼってくる里人は参道坂、山門まわり。後段、窃盗団一味の女の回想で、お堂の中から見たおちかのシーンは山門内側。
- 放火犯として追放されるおちか、船に乗せられ流されるのは保津峡落合河口付近。騒ぎを聞きつけるおもんは落下岩(この前に映る山道は谷山林道っぽい)。このあとおもんが船に飛び乗り、二人激流に揉まれるのは保津峡、途中波に飛び込んで逃れ、右岸巌上に上がってくる。
- おちかを連れて旅ゆくおもん、ロング山峡の道は清滝畔を神護寺から遠望の図か。近景の山道は谷山林道。谷川に架かる小さな木橋は不明。このあとの切り通しは谷山林道?
- おちかにたつきの道として三味を仕込むおもん、愛宕念仏寺本堂縁先。扉が開け放たれていて、いろんなアングルで映す。羅漢さんのほかにも出ている仏像は堂内のものか。
- 宝物窃盗団が凶行をはたらく赤坂八幡、今宮神社。投げ包丁で殺される夜回りは舞殿前、宝物蔵は神輿庫(錠を爆破し、犯行後は放火して去るのでセット併用)。
- 大黒屋を訪ねての帰り道、おもんとおちかが襲われる水辺は広沢池東岸。一味は土手を走ってくる。
遠山金四郎/高橋英樹 長崎矢お弓/由紀さおり 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 おもん/松山容子 玄兵衛/草薙幸二郎 おしま/日向明子 市丸和代 下元年世 久仁亮子 疋田泰盛 池田謙治 世利ゆかり 高根さつき 谷口孝史 東孝 三谷真理子 藤山良 桂登志子 宮崎博 上野秀年 稲泉智万 依田美加
脚本/山田隆之 監督/宮越澄
※大黒屋主人は玄兵衛、女房・おしまは元包丁投げの曲芸師でお竜と旧知。ラス立ち福ちゃん入り、浪人。
→ 遠山の金さん 表紙
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