遠山の金さん

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第144話 「母の名はおんな水中縄抜け師!」 1985.6.6  7

 南蛮手妻の弁天のお芳が、派手な水中縄抜け芸をぶって引退するところからはじまる話。所帯を持って子も生まれ、幸せに暮らしていたお芳に、その芸を要した悪党どもの魔手が迫る。

大覚寺

ロケ地

  • お芳の引退興行が行われる水辺(川設定か池設定か不明)広沢池。池中央に櫓を組み、鎖を巻かれた状態でお芳が飛び込む寸法。ここへは船で来て、その船頭は福ちゃん。見物衆も屋根船を出している。
  • 金座御用の、佐渡からの金塊を載せた船がゆく堀川〜金座水蔵のルート、複数個所を組み合わせ。警護の人数が立ちこむ大川端は広沢池東岸(猫目のダンナも駆り出されている)。船が中州へつけられるシーンは嵐峡左岸船着付近。水門がある堀川のシーンは大覚寺有栖川(水門は黒い材で拵えてある。水門は二つある設定)。護岸にも警護が立ちこむ水路は嵐山公園中州掘割、水門開閉による水の増減を表現するのに、中ノ島橋上手の堰堤を映し込む(橋は映らず。水がひいて水蔵の入口が現れるシーンもこの付近と思われる)。後段、お芳が「仕事」をしに来るシーンでは夜間撮影。また、潜水や水中の画にプールやセット併用。

遠山金四郎/高橋英樹 長崎矢お弓/由紀さおり 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ お千親分/樹木希林 お芳/朝比奈順子 伊部重四郎/菅貫太郎 熊五郎/小田部通麿 吉造/黒部進 お松/三原世司奈 大木晤郎 小船秋夫 峰蘭太郎 畑中伶一 藤長照夫 富永佳代子 世利ゆかり 高根さつき 疋田泰盛

脚本/高木謙 監督/山下耕作

※お芳の亭主の指物師は峰蘭太郎、謀殺される。伊部は生活の派手な勘定組頭、グルの香具師は熊五郎。
※水蔵に金塊が納められたあと、積んだまま裸で水没してるけどいいのか。
※ラス立ちでの金さんの手拭い、お芳の濡れ髪で湿す。


→ 遠山の金さん 表紙


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