1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日
第149話 「妖星伝 天から美女が降って来た!」 1985.7.11 7
さまざまな理由で異国へ渡ろうとした者たちから、大金をとったうえ騙して殺す悪党あり。犠牲者の恋人が、せめて形見をと申し出て危機に陥るところ、金さん登場。
タイトルは、寺子屋の生徒と屋根にのぼってハレー彗星を見ていたご婦人が、梯子から落ちかけたところへ金さんが通りかかって抱き止め、という図。その前に早田さまと町を歩いて、箒星の怪しさについて話していたという寸法。
ロケ地
- 旅姿の男女が相対死にの態で見つかる林、鳥居本八幡宮広場。金さんと、通りかかった数馬は、殺しと断定。
- 根津神社の「心中者」のことを金さんに報告するお竜、大覚寺五社明神。導入は、燈籠の火袋越し。
- 心中者の若旦那は店から千両持ち出していたと報告するお竜、嵐山公園中州掘割端(右岸護岸上、黒塀をめぐらせてある。塀の切れ目から、対岸の萱葺が見える図も)。大勢が捕まったと声がして、金さんが近寄るシーンには中ノ島橋が映っていて、町衆が橋上に。
- 国外逃亡を企てた者たちが捕まり、一人は船手奉行・橋爪に斬って捨てられたことを金さんに報告する早田、渡月小橋下手左岸汀(湛水域、水門と橋がちらり)。
- 船待ちの黒潮屋で悪党どもの密談を立ち聞いた数馬が土左衛門で見つかる水辺、広沢池葦原(東岸か西岸か判別できず)。
- 数馬の亡骸のかたわらで嘆くあや、二人で西洋の洋館で過ごす日々の幻想、映画村文化館正面バルコニー、映画の女神像が前景に。
- 船宿・黒潮屋の女あるじ・お甲と、回船問屋・遠州屋勘兵衛はグルと早田に告げる金さん、大覚寺護摩堂脇。
- 夜、裏口から「客」を送り出すお甲、広沢池東岸(ちょっと下ったところに母船が、と発言)。土手に竹塀をめぐらせ。逃亡者を乗せた船が臨検されるのは、東岸の葦原近く。
遠山金四郎/高橋英樹 長崎矢お弓/由紀さおり 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ お千親分/樹木希林 あや/増田恵子 橋爪主膳/小沢象 勘兵衛/北町喜朗 森数馬/伊庭剛 お甲/山口奈美 勝造/野口貴史 小柳圭子 志茂山高也 小坂和之 藤沢徹夫 武井三二 疋田泰盛 世利ゆかり 高根さつき 壱岐愛香 山下和哉 正木林太郎 只木栄美 上野秀年
脚本/石川孝人 監督/松尾昭典
※勝造は黒潮屋のヒト。
→ 遠山の金さん 表紙
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