遠山の金さん

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

遠山金四郎/高橋英樹 お千親分/樹木希林 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/美雪花代 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 お光/萩原佐代子 早田彦十郎/宮尾すすむ 常平/金田龍之介
脚本/掛札昌裕、石川孝人 監督/井沢雅彦
漁火の長次郎/五木ひろし 留吉/大場順 おいと/黒田ふくみ 喜助/原口剛 湖条千秋 中村太郎 岩尾正隆 川浪公次郎 福本清三 西山清孝 那須伸太朗 美松艶子 絹川真知子

第22話 「夕陽の渡世人!子連れ旅にござんす」 1982.9.2  2

 むかし恋した女の遺児を連れ、出奔した父を捜しに江戸へやって来る渡世人。しかし求める男は、悪事に手を染めていた。

琵琶湖

ロケ地

  • もうじき多摩川と連れの坊に彼方を指す長次郎、北嵯峨農地・農道。
  • 金が無いので渡船に乗らず坊を負い川に入る長次郎、広沢池東岸(六郷の渡し)
  • 南蛮渡来(お奉行はインド産と表現)の福兎を売り出す長次郎、仁和寺観音堂脇。金さんが彼と話す茶店は水場下にあしらい。
  • 坊をいじめる子らを散らす金さん、大覚寺五社明神
  • 長次郎の回想、親友のため好きな女を諦め故郷を出るくだり、およびその女と坊を連れ伊豆を発つくだり、海浜は琵琶湖東岸(沖ノ島の見え方からして牧町付近か)。女が体調を崩す小田原宿の茶店、北嵯峨農地・竹林際にあしらい。
  • 親友を問い詰め故郷へ帰ろうと諭す長次郎、仁和寺九所明神拝殿脇。友は、本殿前を観音一家がゆくのを見て立ち去るよう促す。
  • 友と約した泪橋で待つ長次郎と坊、中ノ島橋(橋標変え)。旅姿で約束の橋へ行く途中観音一家につかまり斬られる友、大覚寺大沢池堤(堤法面へ転げ落ち)、駆けつけた長次郎が長ドスの封印を解きチャンバラ・途中で金さんが介入し刀を引かせ代わって大立ち回り。
  • 金さんが伊豆へ帰る長次郎と坊を見送る橋、中ノ島橋

*漁火の長次郎は五木ひろし、劇中自身の歌うエンディングテーマが流れる。押し込みに利用されていた親友の大工は大場順、客死した女房は黒田ふくみ。観音一家の親分は岩尾正隆、手下に福ちゃん、大工見張り役の「女房」は湖条千秋、裏で糸を引いていた男伊達の火消しは原口剛で実はヤクザの実兄設定。
*福兎は観音一家に買わされた白ウサギのおでこに赤い丸を描いて売り出すインチキ商売、長次郎所払いの判決理由に。元々はヤクザがいたずらで射殺そうとしていたのを止めて大量に売りつけられ。
*泪橋については、約束の橋設定だけなら小塚原のアレでOKだが、見送りの段では行くのが伊豆なので奥州道中途中のそれはおかしいかも。


→ 遠山の金さん 表紙


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ