遠山の金さん

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第53話 「流転の旅芸人 面影橋の女!」1983.5.124

 於艶太夫一座の「傾城阿波の鳴門」が江戸っ子の心を打つが、子を思い泣く母の涙は現実のものだったという情話。
亡き夫の遺志を尊重し、子と離された流転の日々も耐えてきた女だが、恩人の爺さまが無惨に斬られるのを目の当たりにし、阿波藩江戸家老のもとへ乗り込んでゆくのだった。

藤ヶ崎龍神

ロケ地

  • 道場帰りの一馬、悪童どもに人殺しの子と苛められる町角は今宮神社石橋。金さんが助け起こす。
  • 面影橋の上に佇み、赤子の声を中空に聞く太夫、中ノ島橋。金さんが声をかけ茶店のシーンにスイッチする際見える芥留杭は渡月橋のもの。
  • 太夫の告白、夫と赤ん坊と三人逍遥した阿波の浜辺、琵琶湖東岸(砂浜、岸辺の湖中に石が突き出ている。藤ヶ崎龍神近くと思われる。漁具と花あしらい)。運命が急変したことを示す荒磯イメージはマジ海か。子をとられ家を追われ絶望した加代が入水する断崖、藤ヶ崎龍神の岩場(ドボンシーンは別撮り?旅の一座の弥平が通りかかり助けたと語られる)
  • 弥平の爺さまが斬られて死んだあと、刀を持ち出し飛び出す太夫、屋敷へ行く途中一馬を見る橋は中ノ島橋
  • 事後、橋上に佇み物思う金さん、中ノ島橋。お志津が現れギャグシーンに。

遠山金四郎/高橋英樹 お志津/あべ静江 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 加代/浅丘雪路 山倉将監/北原義郎 武田要之助/五味竜太郎 弥平/海老江寛 一馬/伊勢将人 お鶴/柿本貴久 和田昌也 大月正太郎 吉野隆三 岩戸風摩 世利ゆかり 高根さつき 深谷宏子 細川純一 東孝 有島淳平 島田秀雄 松原健司 窪田弘和

脚本/石川孝人 監督/井沢雅彦

※家老・将監は元藍方役、運上金を私していたが、弟は罪を被り切腹して諌止。しかし兄は反省するどころか未亡人・加代をハメて追放、子を跡継ぎのため横取りした次第。武田は将監の腹心。
※将監と武田は、老中の裁可で白州に据えられ裁かれる。その後白州では母子対面があるが、一馬ははじめ養父を死に追いやった実母に反発(じきにメロメロだけど)。
※ラス立ち小峰さん発見。


→ 遠山の金さん 表紙


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