1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日
第57話 「男の挽歌 白夜に散った女!」 1983.6.9 4
島抜け男を斬って捨てた侍、実は隠密同心というが罷免済み、阿片窟に出入りと怪しさ満点。しかし、金さんがその目に曇りなしと見たは正解、我が身を犠牲にしてまで悪を撃つ覚悟の、天晴れ正義の士であった。
ロケ地
- 真崎が島抜けの辰三を斬る夜の町角、大覚寺五社明神本殿前。舞殿の東側に塀をこさえてある。
- お富士の店から出てきた真崎、金さんに付きまとうなと言い放つ町角は下鴨神社河合社脇。猫目らが馬場(大路設定?)から来たため、真崎は林の方へ去る。このあと金さんに問い詰められたダンナは、真崎の身分をゲロ。
- 金さんの始末を指示された真崎、河原へ呼び出し斬るくだり、大覚寺大沢池畔。五社明神舞殿に拵えた塀沿いに来て池畔へ。池端には柵。金さんは衣と薄皮一枚斬られ、池ポチャ(ぶくぶく→血ドバ演出)。効果音、川というより寄せる波みたいな音が被さっている。夜間撮影。
- 金さんを始末したことでやっと信用され、ブツが荷揚げされる浜に同道する真崎、大森の入新井河岸は広沢池西岸湿地葦原。漁師小屋を作ってあり、真崎はヤナギに凭れている。ここで、真崎の意図がバレて立ち回り、金さんも来てラス立ちに。船は近づいてまた去ってゆく。夜間撮影。場所の設定は、真崎に頼まれ金さんに「密告」しに行って大島屋の手下に斬られたお富士が言い残す。
- 八丈送りとなる真崎を見送る金さん、広沢池東岸に柵など設営。
遠山金四郎/高橋英樹 お志津/あべ静江 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 真崎伝十郎/若林豪 お富士/水原まき 西海屋藤兵衛/御木本伸介 大島屋佐平/汐路章 荒川真 五十嵐義弘 白川浩二郎 池田謙治 木下通博 井上昭 大城泰 松島弘正 深谷宏子 高根さつき 世利ゆかり
脚本/小川英、杉村のぼる 監督/井沢雅彦
※若林豪のなりは総髪ポニーテールの浪人態、遣い手設定で殺陣もかっこイイ。お白州でお奉行が啖呵切る際、阿片密売の元締とかは驚愕しているのに、真崎のダンナはチベットスナギツネみたいな顔してて笑える。
→ 遠山の金さん 表紙
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