1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日
第60話 「炎の別離 怪盗浮世の鶴吉参上!」 1983.6.30 4
説教強盗・浮世小僧は、盗金で施しもする本格の賊。義賊気取りの鶴吉を捕らえる件はあっさり済むが、彼の生き別れのおっかさんと、浮世小僧を騙った凶賊の件が派手な展開に。
自分と父を捨てた母への蟠りが消えぬ鶴吉を、母のわらべ歌で説得する情話で〆る。
ロケ地
- 鶴吉が世話を焼いていた御救小屋、広沢池西岸湿地養魚場流れ込み汀に小屋設営。映像では、煮炊きしているのも子らのみ。後段、金さんが聞き込みに来るシーンもある。
- 加役方人足寄場(こう書いた看板がかかっている)、罧原堤下河川敷に設営(対岸は映らない)。堤下に柵を作ってある。魚など干していて、海鳥の声があしらわれている。後段、夜更けに三人組が出されるシーンはここかセット撮りか不明。
- 放免後、お豊が酒肆で入店拒否されているのをとりなした金さん(寄場付近で聞き込み中)、一杯奢ったあと別れる道は大覚寺大沢池堤。お豊が去ったあと早田が鶴吉のことを報告に現れる。
- 鶴吉に引き合わされるも拒否され、町で浮世小僧の高札を見たお豊、新内流しに出るも落ち込み座り込むやしろ、大覚寺五社明神本殿階。このとき、寄場で見知った三人の男たちが舞殿に入ってゆくのを見る(壁と、絵馬が下がった扉あしらい。東側から出入り)。寄場支配の役人たちも出てお豊危機のところへ金さん、ラス立ちは舞殿脇で。設定は氷川神社のお堂、白州で奉行発言。
- 一年の江戸追放となった鶴吉、お目付け役を命じられた母とゆく街道、北嵯峨農地農道。燈籠と旅人あしらい。
遠山金四郎/高橋英樹 お志津/あべ静江 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 鶴吉/桜木健一 神崎一学/江並隆 五郎政/折尾哲郎 横田十次郎/沖田駿一 川崎絵美里 柴田一幸 峰蘭太郎 橋本和博 世利ゆかり 高根さつき 深谷宏子 原田和彦 疋田泰盛 小泉麻衣子 宮城幸生 泉好太郎 お豊/三崎千恵子
脚本/和久田正明 監督/井沢雅彦
※騙りの凶賊三人組は、寄場から役人により放たれたもの。支配の与力は神崎、同心は横田。賊のかしらは五郎政か、一人は峰蘭さん。
※アル中亭主のDVで家を出たお豊、すぐ戻るが大火で父子不明という次第。
→ 遠山の金さん 表紙
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