1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日
第62話 「非情の再会!闇街道に消えた女」 1983.7.21 4a
近頃跋扈する賊が上州出とみたお奉行、八州に出動を要請しお竜を派遣するが、わるい虫はお上のなかにいて、「密偵の不始末」は奉行の進退に関わってくる。
江戸払い中の父・太郎吉とお竜を会わせてやろうという金さんの温情が仇になりかけるが、賊の巣であった一座で「おっかさん」をゲットしたり、悪はきちんと懲らされ、善人は掬い上げられ、めでたく〆られる。
ロケ地
- 江戸城イメージ、姫路城天守(直下から見上げの図)。疾風組跋扈についての協議の段。同席する幕閣の一人に小峰さん。
- 中仙道・松井田宿、太郎吉がしゃぼん玉を売るも子らは軽業小屋の方へ走ってゆくというくだり、大覚寺五社明神。鳥居越しに舞殿あたりを見る図で、露店あしらい。桜川一座の小屋は、塔前広場へ抜けるあたりに建てられている。
- 夜、太郎吉と再会したあと、八州役人とツナギをとろうとするお竜、大覚寺五社明神本殿裏手。しかし刈田のダンナの背に包丁が刺さっていて、お竜は犯人として追われることに(太郎吉、投石して逃走をヘルプ)。
- 釣りの金さんにお竜の件を報告しに来る早田、大覚寺大沢池堤法面(水門のすぐ南あたりの汀)。
- 回向院に小屋をかける桜川一座、そこへ入り込んでいた太郎吉とツナギをとる金さんは今宮神社稲荷社裏手。金さんと別れたあとの太郎吉が、座頭に見られ行動を不審がられるのもここの境内。
- 座頭たちの密談を立ち聞きする小蝶、ここへ戻ってきてしまった太郎吉とともに逃げて隠れる溝は大覚寺大沢池溢水口(追っ手は橋上に)。このあと、巻き込んで済まないと詫びる太郎吉は天神島木の根方・祠脇。
遠山金四郎/高橋英樹 お志津/あべ静江 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 太郎吉/坂上二郎 小蝶/あき竹城 小太夫/田口計 草野兵馬/曽根晴美 石原帯刀/小沢象 阿部豊後守/西山辰夫 国一太郎 江原政一 福本清三 小船秋夫 世利ゆかり 高根さつき 深谷宏子
脚本/小川英、山本英明 監督/田中徳三
※むかし板鼻代官所にいて疾風組と関わりをもった、現・上州支配代官は石原、腹心の八州は草野(殺された刈田は清廉潔白な役人)、座頭で賊の首領は小太夫、福ちゃんはその乾分(舞台で呼び出しやったり、賊の一味として追跡や立ち回りもやり、お白州にも座る)、小船秋夫も同じ構成要員。
※小蝶は一味の手伝いもしていたので一応有罪、一年の遠島。太郎吉は伊豆の港で帰りを待つことに。
→ 遠山の金さん 表紙
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