1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日
第68話 「夜霧の復讐!傷だらけの母」 1983.9.1 4
向島で酒肆を営む父と娘には曰くつきの過去、その男の子を引き取った時に彼らは足を洗った。
孫の目を治すため、再びヤバい取引に手を出す十造だが、船手組に斬られ絶命。おせいは無茶を承知で父がやられた揚場へ向かうのだった。
ロケ地
- 拠ったおせいが船手組同心・戸倉と事を構える祭礼の神社、大覚寺五社明神。鳥居から舞殿あたりに露店や幟を賑やかにあしらい、モブもたくさん。
- 屍をのせた船が流れてゆく川、広沢池。桟橋にその船が引っかかる、向島の居酒屋・浜十は広沢池東岸に設営(小屋を池上に設営し、桟橋を渡してある大掛かりなセット)。店の中からの画もある。ここへ出入りする描写で、土手並木も出てくる。その土手には祭りの幟が立てられていて、笛の音もしていることから、冒頭の神社が近くにある設定か。ここから十造が船を出すシーンなどもあるが、おせいが佃島へ向かう際の画は別撮りかも。
- 逆袈裟に斬られたガイシャ三人の描写、平井町の葦原は広沢池東岸(モノクロ)。あとはセットと、浜十の桟橋のアレ。
- むかしの仲間にはかり仕事を貰う十造、大覚寺石仏から護摩堂裏手へパン、堂前の画もある。後段、金さんがその仲間に話を聞く画も出ていて、お白州での奉行発言から、相手は現役荷取り人の権六と思われる。
遠山金四郎/高橋英樹 お志津/あべ静江 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 おせい/二宮さよ子 十造/花沢徳衛 大久保忠之/深江章喜 戸倉元介/中田博久 入江慎也 大島宇三郎 堀内一市 池田直人 タンクロー 小峰隆司 宮城幸生 矢部義章 西山清孝 大月正太郎 小舟秋夫 大矢敬典
脚本/本田英郎 監督/松尾昭典
※おせいの子・正吉は、亭主がよそに作った子。亭主が死ぬ間際に告白された次第。越中屋の娘である母(勘当中)は既に亡く、孫の存在を知った越中屋は引き取りを申し出ている。
※船手組のヘッドは大久保、両替商と組んで抜け荷の品を扱い私腹肥やし。戸倉の配下に小船秋夫、ラス立ちには同じ役柄で福ちゃんも。
※おせいが行く賭場の中盆は小峰さん、壺振りは福ちゃん。
→ 遠山の金さん 表紙
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