遠山の金さん

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第78話 「三日月心中 鈴を鳴らす女!」 1983.12.8  5

 恋しい男に偽装心中を持ちかけられる娘だが、自分だけ突き落とされる。男は後妻とつながっており、その裏にはもっとあくどいライバルの両替商が控えていた。
娘は助かっており、記憶喪失になったり再度殺されかけたりと、その後も散々な目に遭うが、お奉行は誠実な手代との仲を取り持ち、めでたく〆る。

落合

ロケ地

  • 近江屋の娘・おさよが伊之吉(久吉偽名)とデートするやしろ、大覚寺五社明神本殿前。
  • 偽装心中を持ちかけられ行く崖、保津峡落合落下岩(はじめ見上げの夜景シルエット、書割くさい三日月が出ている。寄った画は夜仕立て。検分は昼間、金さんはトンネルの方から崖道を来る)
  • 金さんが近江屋手代・新吉から聞いた話をその通りと報告するお竜、大覚寺護摩堂脇。後段、薬売りに化けた早田さまも一緒に報告の段では、金さんが裏手基壇に腰掛けていて、石仏も映り込んでいる。
  • 柳橋の船宿へ行くのに、川端を伝い歩く久吉、中ノ島橋下手中州法面(南側、橋は映らず。流れは濁流)
  • お嬢様の死体が上がらないことに不審を抱いていた新吉、川下を歩き回るうちお使い中の「お鈴」とばったり出会う橋は中ノ島橋。追う際はすぐにセット船宿付近へスイッチ。
  • 久吉が入ってゆく、近江屋根岸寮(病のあるじが療養中)大覚寺望雲亭

遠山金四郎/高橋英樹 お志津/あべ静江 猫目伝蔵/秋野太作 捨六/小島三児 お竜/伊藤美由紀 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 早田彦十郎/宮尾すすむ 利助/鳳啓助 おかつ/京唄子 おさよ/坂上味和 仙蔵/藤岡重慶 おせい/佐野アツ子 久吉/片桐竜次 おやす/春やすこ お駒/湖条千秋 辰吉/折尾哲郎 峰蘭太郎 笹木俊志 森源太郎 橋本和博 世利ゆかり 高根さつき 深谷宏子 富永佳代子

脚本/土橋成男 監督/山下耕作
伊東紀子・作「駈落ち挽歌」より

※近江屋を狙うライバル・山城屋は藤岡重慶。大店の一人息子と偽っていた久吉、実は島帰りのゴロツキ。馴染みの船宿女将はお駒、行き倒れのおさよを拾い女中に(タダで使えるからラッキーという動機、お鈴と命名)。お嬢様を慕う新吉は峰蘭太郎。ラス立ち福ちゃん入り、用心棒のセンセイ。


→ 遠山の金さん 表紙


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