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遠山の金さん テレビ朝日/東映 1〜20話 キャスト 第1話 「新奉行登場!!顔のない人気作家!」 1982 1 放蕩者の死が炙り出す、当代の人気戯作者の秘密。日陰の身に甘んじてきた、純朴な男を見捨ておかぬ鉄火奉行なのだった。 ロケ地
*お上に筆を折られ作品を表に出せなかった秋水の弟子・金竜散人はなべおさみ。彼から作品を買っていた木々亭鈴国は松橋登、グルだが始末される芸者は黒田福美。秋水の妻子は高田敏江と賀田裕子、版元は芝本正。 第2話 「大追跡!消えた大砲」 1982 48 罪無くして忌避されたことで世間を恨んだ浪人は、世直しと称する一味に手を貸すが、そやつらは彼を利用し富を得ようとする大悪党なのだった。 ロケ地
*叔父の横領事件のため世間からはじかれ窮する須藤浪人は伊吹吾郎で砲術に堪能な設定、妻女は服部妙子。天誅党を利用し使いこみをごまかしたうえ公金丸取りを企む黒幕の蔵奉行は御木本伸介、グルの塾頭は久高惟晴で配下の強面に出水憲司・五十嵐義弘・小峰隆司などお馴染みメンバー。 第3話 「御意見無用!五人の女スリ」 1982 1 正体不明の賊が跋扈するが、脅して取らせた蔵の鍵の拓本が掏摸にやられて金さんの知るところとなる。奇しくもその女掏摸の姐御の父は、当の賊に陥れられ遠流の地に客死していたのだった。 ロケ地
*掏摸の姐御は三浦真弓、グレた弟は佐瀬陽一。表の顔は俳諧の師匠な賊のかしらは小林昭二、手下は野口貴史や福本清三(クレジットはベタ)。 第4話 「奇々怪々!二度死んだ女」 1982 49 寄場の女を売り飛ばし私腹を肥やす一味、己が部下の非道に怒り心頭のお奉行から鉄槌が下る。また、罪無くして寄場へ送られた者たちの境遇にも、深く思いを致す金さんなのだった。 ロケ地
*寄場から深川の岡場所へ売られたおのぶは永島暎子。悪党一味はコッテコテ、寄場詰同心は菅貫太郎、人足目付は五味龍太郎、寄場差配は江幡高志、女たちを売り飛ばす口入屋は伊達三郎、協力する医師は近藤宏…濃すぎ。ラス立ち福ちゃん入り・口入屋の下っ端。 第5話 「江戸の華!一番纏で一件落着」 1982 49 わざとらしく証拠をぶら下げての放火、捕まった男はあっさりと罪を認めるが、彼が庇った相手は気持ちに値する者ではなかった。 *ロケ地は「材木置場」がアレっぽい感じなほかはセット撮り。放火犯として捕われる手代は伊吹剛、拾い育ててくれた上総屋に海山の恩を感じ罪を被ろうとする運び。彼を慕う上総屋の娘は山本ゆか里、上総屋は根上淳。福ちゃん二態、上総屋が娘を連れ戻す街頭で騒ぎを見ている通行人(妙にキョドり不審なのが笑える)と、ラス立ちの用心棒。 第6話 「三年かかって帰った男!」 1982 49 妻子にも会わず過ごす島帰りの男の頑なさは、世間への不信から。彼の無実をあかす過程で、抜け荷で大儲けの悪徳商人が浮かび上がる。 ロケ地
*冤罪で島送りの弥助は川地民夫、女房は宮井えりな。弥助に罪を着せて抜け荷の元締を殺害した備前屋は外山高士、実行犯の番頭は山本一郎、色仕掛けをセッティングした妾は湖条千秋、偽証を強要された板前の爺さまは河合絃司、備前屋が使うヤクザに平沢彰、ラス立ち用心棒の先生で福ちゃんが出て手拭からめられ。 第7話 「治した患者を殺す医者!」 1982 49 幼児も平気で見殺しにする医師はトンデモ外道、名医という評判も作り事で、富商乗っ取りに手を貸す始末。しかし企みはとんだ遊び人の知るところとなり、悪党はまるっと裁かれて一巻の終わり。 ロケ地
*主に砒素を盛られ乗っ取られかけた備中屋の娘は荒木由美子、主が婿がねとしていた手代は林健樹、乗っ取りを企んだ番頭は川合伸旺。悪徳医師・玄斉は南原宏治で悪事に加担の倅は伊藤高。ラス立ち福ちゃん入り、モミアゲが派手な浪人。 第8話 「黒髪秘話!蛇の目傘の女」 1982 49 女の命の髷を切る通り魔事件が続発、裏には涙ものの姉弟愛があり、薄汚い金儲けを企む大悪人が跳梁していた。 ロケ地
*髷切りを強要されていた元小鍛冶の弟は内田喜郎、姉の辰巳芸者は新藤恵美。もぐりの瓦版で大儲けの表向き貸本屋は武藤英司、用心棒は阿波地大輔、手下に木谷邦臣。 第9話 「大江戸最大の誘拐事件!」 1982 50 米問屋ばかり狙った子供の誘拐には裏、相場を牛耳ろうとした野心家に恩を着せられ追い使われていた男に、遠山奉行の粋な裁きが下される。 ロケ地
*お清は鈴鹿景子、亭主だった遠州屋番頭・仁吉は小林稔侍で火傷隠しのアイパッチ着用。誘拐を自作自演の遠州屋主は織本順吉。お清の子を身代わりにするつもりで雇い入れる淀屋は宮口二郎、しかし従業員の子を見捨てては世間体がと言われ萎れるなど悪党に非ず・元々米価吊り上げに反対のいいヒトだし←なのになぜか裏がありそうに見えるから大笑い。 第10話 「高砂や!泣いて笑った花嫁御寮」 1982 1 病の母のため夜鷹となった娘が、有意の青年医師と結ばれるめでたい話。起こりは夜鷹殺し、母の診察の帰途巻き込まれた医師にすまなく思う娘は、命にかえてもと自訴して出る。 ロケ地
*母のため身を売ったおしんは千野弘美、法印の息子なのに養生所にいて弱き者に心を寄せる医師は村嶋修。夜鷹たちからショバ代を取り立てて肥え太るヤクザは高野真二、逆らう女を殺す子分は曽根晴美、これに小船秋夫などがくっつき。養生所のガハハ先生は平尾昌晃。 第11話 「鉄火肌!美しき尼僧」 1982 50 小金をせびって回るせっこい尼僧にはちゃんと訳あり、昔の自分と同じ身の上の孤児らを見捨てておけず、養育していた。彼女が盗っ人から大金をせしめようとしたところへ捜査中の金さん便乗で入り、悪党を指弾して桜吹雪の運び。 ロケ地
*春抄尼は鮎川いずみ、「加代」だけに強請りたかりはよく似合う。お裁きは尼に入牢申し渡し、但し墨染の衣を脱がせてそれを牢へ。凶賊は石橋雅史と市川好朗、侍くずれの兄弟。ラス立ち小峰さん入り・浪人。 第12話 「この男、鬼と呼ばれて七百十日!」 1982 1 無実の男を捕えたばかりか、釈放後二年も追いかけ回す鬼の岡っ引。しかし彼は人を思い陰で肩震わせて泣くような人情家で、つきまといにも深い理由が隠されていたのだった。 ロケ地
*定吉は寺田農、長次は宮内洋。長次が当初疑われた事件で殺された薬屋のどら息子は倉石一旺、彼を使嗾したヤクザは山岡徹也で消される手下は林彰太郎。 第13話 「危うし!遠山金四郎お命頂戴!」 1982 50 父の怨嗟を子守唄に育った青年は、それが苦し紛れの嘘だったとも知らず、父を貶めた金四郎を仇と狙う。ヘタに剣の素質が遺伝してるので、彼の小束は奉行の胸にぐっさり的中、すわお奉行がという緊迫感は早田さまが下手な芝居でメタメタに。 ロケ地
*矢吹は星正人、むかし金四郎の剣友だった片腕をなくした父は北上弥太郎、矢吹を慕い父の世話も見てくれる娘は佐藤万理。矢吹を利用するヤクザの親分は中山昭二、黒幕の元北町奉行は北原義郎で手先をつとめる同心は青山良彦。 第14話 「母恋し!緋牡丹仁義」 1982 50 女だてらに渡世人に身をやつし、出奔した母を求めて流れ歩く若者。見つかるきっかけが、幼女の難儀を見て己と重ね、思わず助けたことという泣かせる設定。 ロケ地
*清太郎はマッハ文朱、出稼ぎ先で騙され苦界に身を沈めた母は桜町弘子。母の情夫で、仲間の常盤津師匠に制裁を下した殺し屋は杉江廣太郎、元締は江並隆で強面の手下に玉生司朗。 第15話 「水中花!くの一殺法」 1982 1 色っぽい船宿の女将が狙われる理由は過去の因縁、今また愛する者を殺された女は亡夫の戒めを振り切って忍び衣装に身を包み、憎い仇の屋敷に乗り込んでゆく。 ロケ地
*女将は草笛光子、圧倒的な存在感。彼女の夫と娘を謀殺した徒目付組頭は田中浩、殺された船頭は出水憲司。 第16話 「地獄をのぞいた犬と少年!」 1982 50 元盗っ人が商売をしてみるものの根性は元のまま、薄汚いやり口で人様のレシピ頂戴を企むが子供に見られて一巻の終わり。この目撃の段にひねりが入ったお話、底に母子の情話を敷いてある。 ロケ地
*亭主の死後酒浸りの坊の母は高田美和、元盗っ人の天下堂の主は船戸順で番頭は岩尾正隆・強引極まりない脅迫が笑える。芙蓉丹は化粧品店。 第17話 「花の侠客!国定忠治江戸日記」 1982 2 国定忠治売り出し前の裏話。コミカルなお話だが、起こる事件はけっこう悲惨。阿漕な金貸しを、村の代官と同じと憤った忠治がそやつをぶっ殺すのを止めて、対決はお白州へ。 ロケ地
*イナカくさい忠治はガッツ石松、銭屋は入川保則。ラス立ち福ちゃん・小峰さん入り、浪人の先生方。 第18話 「怪談!幽霊人形怨み節」 1982 51 獄死した無実の人形師と、後を追った女房が、捕まえた猫目のダンナを恨んで「出る」のは芝居で何の不思議なし、しかし篝火焚いての夜の白州でお礼に出るのはマジもんな不思議テイスト。 ロケ地
*人形師を脅して使っていた賊で座頭は安井昌二、一味の強面は山本昌平、人形師の女房とその妹は風祭ゆきの二役。 第19話 「水晶呪術!魅せられた女」 1982 51 荒っぽい手口で飛脚屋をとことんしゃぶり尽くそうとする悪党ども、しかし桜吹雪が舞って事件を解決のあと、親子の絆がしっかりと結び直されるめでたい結果に。 ロケ地
*行き倒れの女から赤子を託され我が子として育ててきた飛脚屋は犬塚弘、娘は賀田裕子。実父を騙る浪人は遠藤征慈、占い師は伊吹徹。ラス立ち福ちゃん入り、代貸の手下。 第20話 「尼寺(秘)迷い込んだ若侍!」 1982 心ならずも悪事に加担していた若侍は、足抜きを申し出て消されかかる。傷つき保護された尼寺で心通わせた娘を強請っていたのが己と知った青年は、武士を捨てる覚悟で髷も改めお白州へ。 ロケ地
*伝法な庵主は河内桃子、恐喝に傷つき得度志願の大和屋の娘は香野麻里、彼女を恋してしまう左近次は荒木しげる。恐喝一味のリーダー格の御家人は和崎俊哉、腹心の浪人は宮城健太郎、一味の下っ端浪人で福ちゃん(お白州には出ず)。 |