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遠山の金さん テレビ朝日/東映 21〜40話 キャスト 第21話 「母の告白!二十年の秘密」 1982 51 幸せな一家に垂れ込める暗雲は過去の因縁、「母」を捨てた情夫が凶賊の顔で現れ盗みを手助けするよう強要するが、全て飲み込んだ桜吹雪と、全て知りつつ妻を愛する夫の情が打ち克つ。 ロケ地
*お藤は弓恵子、実は菊蔵の子だった娘は島村美妃、亭主は唐沢民賢。お藤の元情夫の凶賊は黒部進。 第22話 「夕陽の渡世人!子連れ旅にござんす」 1982 むかし恋した女の遺児を連れ、出奔した父を捜しに江戸へやって来る渡世人。しかし求める男は悪事に手を染めていた。 ロケ地
*漁火の長次郎は五木ひろし、劇中自身の歌うエンディングテーマが流れる。押し込みに利用されていた親友の大工は大場順、客死した女房は黒田ふくみ。観音一家の親分は岩尾正隆、手下に福ちゃん、大工見張り役の「女房」は湖条千秋、裏で糸を引いていた男伊達の火消しは原口剛で実はヤクザの実兄設定。 第23話 「浪花の母!巾着切おえん」 1982 51 稼業ゆえ娘に背かれた母の哀話、それに付け込んで強請りをかける悪党は、まるっと金さんに懲らされて一巻の終わり・縺れた感情も解かれてメデタシ。 ロケ地
*おえんはミヤコ蝶々、娘は加山麗子で亭主の越後屋は小林芳宏。おえんの元手下のチンピラは西田良、今のかしらの乱暴極まりない山伏は五味龍太郎、ラス立ちに出てくる手下の一人に福ちゃん。 第24話 「二人の母が情けに泣いた」 1982 52 外道のしでかす営利誘拐、子をさらわれた双親の嘆きと、とんだ悪たれを亭主に持ち辛酸を舐める哀れな女を描く。もちろん悪党どもはまるっと金さんに叩きのめされお白州へ。 ロケ地
*DV+博打狂いの亭主を持つ薄幸の女は水原麻記、亭主は沖田駿一でつるむ貸元は汐路章。赤子をさらわれた丹後屋夫婦は石山律雄と大竹あかね。 第25話 「あばれ神輿に祭りが燃えた!」 1982 52 祭りに配下の臥煙を繰り出し冥加金を強請る旗本、彼が宰領する火消し屋敷に紛れ込んでいた入墨者の青年の哀話を絡める。 ロケ地
*妖怪・鳥居の片手落ち裁き(後で無実と判るが「一事不再理」)で入墨者となった青年は森次晃嗣、妹は遠藤真理子で夜鳴き蕎麦屋の父は岩田直二。若年寄狙いで資金を町役たちから分捕る旗本は南原宏治(金箔元結など付けて派手)、腹心の与力は八名信夫、臥煙に白井滋郎、家士に峰さんや福ちゃん(?)ちらり。 第26話 「お奉行に惚れた女賭博師!」 1982 2 素人衆を博打に引きずり込む悪党、彼らの親玉を親の仇と狙う姐さんに肩入れする金さん。お裁きが堅気に立ち戻る契機となる、粋な展開。 ロケ地
*山十の陰謀で父母を亡くしたお銀は岩井友見。元八王子千本槍同心の博徒・山十は菅貫太郎、子分に峰蘭太郎と平沢彰、賭場でラス立ちのシーンではこの二人とともに福ちゃんが中盆をつとめる。 第27話 「大屋根に立つ美貌の女賊!」 1982 52 盗っ人に翻弄された親娘を、お奉行は粋なはからいで安楽の地へ導く。賊の手先をつとめていた娘の理屈が些か通りにくいが、手裏剣で目潰しとか、志賀島へ帰りたいとか、伏線はちゃんと引かれている。 ロケ地
*大盗をお縄にするも恨まれ家に放火され目を潰され娘を失った目明し・文三は岡田英次。実は生きていて賊の仲間になっていた文三の娘は栗田陽子。獄門になった賊の弟は浜田晃、手下に曽根晴美や小船秋夫。 第28話 「手裏剣使いの女参上!」 1982 52 手裏剣投げの見せ物で評判をとる娘は訳あり、父恋しさゆえ海を渡ってきた彼女の心を汲んだ金さんは、悪者を一掃したあと「国禁」の括りはそのままに、父子に幸あれと配慮の裁きを下す。 ロケ地
*阿蘭陀お吉は中村晃子、元は日本の漁師で漂着して清国の陶工となった父は内田稔、彼を陥れ贋作作りを強要した唐物商は江並隆。 第29話 「驀走する裸馬の女!」 1982 2 「暴走族」の若者たちの青さが悪党に利用されてしまうところへ、「暴走」奉行が乗り出す情話。馬目立ちまくり、迫力の曲乗り必見。 ロケ地
*若天狗党リーダー格の青年は中島俊一、太股丸出しの女の子は諏訪裕子。宮司を殺して後釜にすわる悪党は亀石征一郎、意を受ける香具師の元締は中田博久。 第30話 「晴れ姿!ヘボ同心の初手柄」 1982 52 贋金作りの父を持つ女は、素っ堅気の恋人を巻き込みたくなくて身籠ったまま姿を消す。しかし七年の時を経て、欲をかいた子分どもが鋳型目当てに「母」の前に。子を守るための母の方便で、猫目同心が巻き込まれてゆく。 ロケ地
*お俊は宮園純子、別れ別れになっていた大工の亭主は坂口徹郎。白金屋は神田隆、金さんに罪をなすり捕えろと大声←即桜出しのタイミング大笑い。お俊の父の子分だった重三は若林哲行、白金屋に刺され。 第31話 「大奥絵巻!呪いの丑三つ刻」 1982 52 姪の中臈のためライバル蹴落としを企むお局さま、というよくあるお話。やり口が陰湿な割に頓馬な悪党と、腰元の姉を訪ねてくる田舎娘のエピソードが妙な具合にからんだ一話。 ロケ地
*母を亡くし江戸へ出てくる妹・おさるは渡瀬ゆき、お局さまは絵沢萌子でグルの伊賀者は石橋雅史。お竜や早田さま大奥潜入があるがカルくて、お局さまに一晩中腹下しのツボ打つ場面なんかもある。 第32話 「悪徳与力に狙われた若妻!」 1982 52 脛に傷持つか弱き者たちを強請り、しゃぶりつくす悪党ども。古傷を亭主に言えずにいた若妻は、勇を鼓して向かってゆき、金さんが助け舟の運び。 ロケ地
*過去の犯科帳を精読し強請りネタを作る南町与力は平泉成、グルの口入屋は永野辰弥で強請り実行犯の子分は岩尾正隆に峰蘭太郎。前科者でなく被害者なのに強請られていた夫婦蕎麦の女房は早乙女愛。 第33話 「戦慄!十五発の殺人爆裂弾」 1982 53 磔になった兄の仇討ちを兼ね、大きな盗めを企む上方の賊。彼らに利用された、もうすぐ父親になる若い職人は、金さんの意にこたえ町を危機から救う。 ロケ地
*新次はにしきのあきら、女房は日向あきこ。上方の盗っ人は遠藤太津朗、手を貸す新次の師匠は水嶋道太郎。 第34話 「愛か恨みか慕情の女!」 1982 3 友を斬って苦悩する男と、恋人の父を討たねばならぬ青年。仇討ちの裏に巨悪ありと見た金さんは、老中に願い出て荒療治を敢行する。 ロケ地
*新八郎は草川祐馬、木元は黒川弥太郎で娘のあやは芦川よしみ。高崎藩城代は高野真二、新八郎の仇討ち旅につけてある腹心は阿波地大輔←木元と間違って別人をばっさり、これが事件の発端に。新八郎の父は藤尾純、老中は中村錦司。 第35話 「浮世風呂からくり殺人!」 1982 53 父と恋人を殺された娘は裏事情を知ったのち、身を捨てて仇討ちをはかるが、金さんはお見通し。湯屋の二階で服を替えて遊ぶ風俗を、うまくお話にからめてある。 ロケ地
*お糸は三浦リカ、父の古着屋は谷村昌彦、恋人の飛脚は中島俊一。法の網をくぐり損金丸儲けの飛脚問屋は穂高稔、グルで殺しの実行犯をつとめる御家人は木村元。 第36話 「悪酒が招いた生花師匠殺人事件!」 1982 53 酒でしくじった覚えのある親爺は、記憶にない殺しをやったと思い込み。引き回しの際の、娘の悲痛な叫びが事態を動かす。 ロケ地
*吾平は山田吾一、娘は里見奈保。吾平をハメた実は極悪人の養子若旦那は高峰圭二、グルの番頭は田中弘史、ボケ扱いされて気の毒な大旦那は永田光男。ラス立ち福ちゃん入り、チンピラ姿。 第37話 「炎の女!死ぬのは奴らだ」 1982 54 盗みのうえ放火してゆく賊が跋扈、しかしある日一味の女は赤子の泣き声を無視できずに戻る。火事場で、飛び込んできた火消しに助け出した子を託した女、その男は二十年前別れ別れになっていた角兵衛獅子の相棒なのだった。 ロケ地
*鳶の直吉は伊吹剛、むかし角兵衛獅子の相棒だったお京は鈴鹿景子。座頭で赤猫一味の首領は内田勝正、彼らに知恵を授ける代官手代は田口計。 第38話 「浮世絵美人が招いた将軍暗殺!」 1983 3 派手なミスコンが開催され、民衆は熱狂し参加者の娘たちはライバルとバチバチ火花を散らす。一等の町娘は将軍のお茶接待に上がることになっており、それが陰謀の的になってタイヘン、将軍を亡き者にして転覆をはかる者や、将軍側室になろうとしてライバルを狙う者など入り乱れて大騒ぎ。やっと事をおさめたお奉行は、溜息ついて「一件落着!」。 ロケ地
*ミスコンに勝って父に人参を買おうとしていた花売り娘は佳奈晃子。息のかかった娘を将軍の側室にしてウハハを企んだ版元は須藤健、殺人担当の絵師は松橋登、グルの小町娘は湖条千秋。虚無僧のなりをして将軍暗殺を狙う尾張忍のリーダーは曽根晴美。 第39話 「女賞金稼ぎ!鬼薊のおりん」 1983 3 タイトル通りの姐御が登場、江戸へ入った百両首を狙って奔走。彼女の身の上を聞いた金さんは、哀れさにホロリ。その涙を見たおりんは足を洗うと決心、ずっと傍にいてくれた男に応えるのだった。 ロケ地
*おりんは木の実ナナ、相棒の三次は冷泉公裕。百両の賞金首・安五郎は和崎俊哉、彼を匿うものの欲をかいて裏切る口入屋・岩熊は小田部通麿で二足の草鞋。冒頭、おりんに始末される常吉は福本清三(ベタでクレジット)、三両首のもよう。おりんが賞金稼ぎになったきっかけの、ヤクザ宅に押し入った賊は峰蘭太郎。 第40話 「投げ縄おけい 私の過去をあばかないで!」 1983 54 過去のある女は幸せを諦めかけるが、相手の男は真実を知っても怯まない。はじめから全てを知っていて手厚いケアをした金さんを、恋人たちは陰で拝んで江戸を去ってゆく。 ロケ地
*おけいは永島暎子、幼くして殺し屋に仕立てられ、捕まって遠島ののちみごと更正という設定。しかし危機にはかねて用意の得物を出し切り抜ける場面があり、投げ縄の端つかんでキメるところはかっこイイ。恋人の板前は真夏竜、彼の雇い主でなかなか理解のある親爺は北見唯一、おけいが仲間のうちたった一人消息を知っていた寺男の爺さまは河合絃司。保身のため昔の手下を消してゆくおかしらは深江章喜、今の手下は黒部進。単に自堕落な女と見えて実は悪党の妾な旅籠の女将は三島ゆり子。 |