内田吐夢監督作品 1962.5.1東映 35 キャスト 浄瑠璃の名作を映画化、悲劇の恋人たちを大川橋蔵と嵯峨三智子が演じる。謡や踊りがたっぷり散りばめられ、ユーモラスな狐表現もあり、二人が子を生して暮らす和泉の里の家は舞台仕立ての書割なのも面白い。 東に将門、西に純友が挙兵し不穏な空気が漂うなか、白虹月を貫く兆が現れ、天文博士の加茂保憲に解読の命が下る。養女の榊を快く思っていない保憲の妻女が画策し、保憲は暗殺され榊は責め殺され、愛する女の死に打ちのめされた保名の狂乱がはじまる。榊と、妹の葛の葉と狐のおこんは嵯峨三智子の三役。 ロケ地
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