関の弥太っぺ

加戸敏監督作品  1959.12.27大映

キャスト
関の弥太郎/長谷川一夫 箱田の森介/勝新太郎 お小夜/中村玉緒 徳造/田崎潤 おぬい/阿井美千子 お駒/中田康子 沢井屋金兵衛/嵐三右衛門 沢井屋銀太郎/伊沢一郎 清滝の佐吉/沖時男 勢力富五郎/小堀阿吉雄 平手造酒/千葉敏郎 山吉/光岡竜三郎 暦売り/中田ダイマル・ラケット
原作/長谷川伸 脚本/犬塚稔


 斬られて死にゆく当人にすら賞賛される、筋の通った兄哥はシャイな男。己を仇と付け狙う青年は斬りたくないし、施した善行を褒められると居てもたってもいられない。美女に恋して我を忘れていた森介の暴走を止めたあと、やっぱりほんとのことは言わないまま去ってゆく弥太郎なのだった。

*ロケ地は壊滅的に不明。近江と思われるところ多々あるも、同定に至らず。

*渡世の義理で徳造を斬、義弟の森介に仇と狙われる運び。お小夜とのからみは、彼女の父に金を盗られ問答しているうちに「事故」→父、桂川(甲府)にドボン→頼まれた通り沢井屋に送り届け・はじめ断られたので五十両付けて置いてゆく次第。ここから十年経って、森介が弥太郎を斬ろうと旅に出て吉野宿で小町娘に成長したお小夜に惚れ、かつ恩人と誤認されややこしいことに。途中、笹川と飯岡が大出入りの逸話も挿入される。


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