必殺! 主水死す
貞永方久監督作品 1996松竹
*DVDゲット・視聴後書き直し予定 ざっと見では大船撮り混じる模様、鎌倉ロケ確認
必殺シリーズの看板・中村主水の最後を描く。
生まれてすぐに捨てられた将軍の双子の片割れを巡っての騒動、幕閣を始末したあと主水は宿敵である葛西衆の元締・権の四郎との決戦に臨む。
秀や勇次が見守るなか爆発炎上する四郎の小屋、焼け跡から発見される主水の十手。
ロケ地は綺羅星の如くあらゆるお馴染の場所が使われている。終焉に相応しい豪華な作り。
冒頭、密会する主水とおけい、錦水亭。池からのショットには船も。室内も使われ障子に水紋映る。
大奥に招かれ似姿を描く北斎、大覚寺宸殿前白洲。将軍家定が座す。
姉小路が別式女に命を下す寺、粟生光明寺。本堂・石段使用。
お美津の方の命を受け出陣する葛西衆の通る堀、有栖川。大沢池溢流も映る。
別式女たちと仕掛人たちが戦うのは糺の森、馬場と池跡。
仕掛人捜索に南町の捕り方が走るのは伏見・松本酒造前の東高瀬川堤をライトアップ。
大奥に招かれた捨蔵母子の様子を見に来る姉小路は大覚寺式台玄関から入る。捨蔵が狙われる庭は梅宮大社神苑。大奥での宴のあと襲われた捨蔵母子が逃げるのは大覚寺門前。華道専門学校の建物は葵の御紋入り幔幕で覆われている。母子は葛西衆の手引きで有栖川の中を伝って逃げる。主水が姉小路と元老中を殺るのは大覚寺勅使門前の太鼓橋。
捨蔵を奪われたお千代が主水を待つ堀端、八幡堀。権の四郎のアジトへ案内される時渡る橋、近江八幡の水郷。捨蔵が捕われ仕掛人たちが葛西衆と戦うのは大覚寺天神島。秀・勇次らが主水の最後を見送るのもここ。EDに串本の橋杭岩。